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家事塾ブログ~家のコトは生きるコト~

家事塾代表・辰巳渚の、講座日誌や家事エッセイ、お知らせなどを掲載します。

大地を守る会の講演会でお話しします

2010年10月27日 | 活動報告-タイアップ事業
11月16日、10時から中目黒で、講演会があります。

「大地を守る会」の主催です。
なにを話すか相談しているうちに、「私たちって、お母さんんであることがすごく難しい」という話になりました。

私のところに、片づけの依頼に来る方でも、
「私のお母さんは、お母さんという感じがして、家にいてくれるだけであったかかったけど、自分はそうなれていない」
とか
「てきぱき働くお母さんでありたいけど、じっさいにはそうなれない」
とかいった悩みを話してくれます。

昔の、お母さんに聞けば大丈夫、お母さんがいてくれればすべてうまくいく、といった
どっしりしたお母さんに、私も憧れます。
いつもにこにこしていて、ほんとうに家の太陽のようなお母さん。
私は必ずしもそうではないけれど、お母さんとしてどうあればいいのかを
いっしょに考えられる講演をしたいと思っています。

参加ご希望の方は、以下の要領でお願いします
すでに定員に近いそうですが、まだ若干余裕があるようです。

■日時:11月16日(火) 10:00~11:40  
■会場:中目黒GTプラザホール(目黒区中目黒2-1-3) 
■参加費: 1,000円(中学生以上) 
■お申し込み方法
大地を守る会(E-mail→ wa@daichi.or.jp、
または FAX.03-3402-5590)で、以下4点をご記入の上お申し込みください。
追って、大地を守る会からご案内が届きます。
1. イベント名(「辰巳渚さん講演会」とお書きください。)
2. お名前とご参加ご希望数(お子さんがご参加の場合は年齢もお書き添えください。)

3. 郵便番号とご住所
4. お電話番号
※なお、定員となり次第、締め切らせていただきます。
■お問い合わせ:
大地を守る会 ℡.03-3402-8903(平日9:00~16:00)まで。

名古屋の三ツ星カレッジでセミナーをしました

2010年10月22日 | 活動報告-タイアップ事業
22日は、名古屋でのセミナーでした。

前期同様、100人以上ものお申し込みをいただいたそうで、
ほんとうに盛況で嬉しいです。

今回、「すっきりしないわけ」「すっきり心地よく暮らすには」というワークショップをしましたが、
成果としては、「家族ですっきりを作っていくのが大事」「捨てる思い切りが大事」という2点に
集約されたように思います。

私は、片づけはただ家をきれいにすることではなく、
*私自身の価値観を築くこと
*家族の関係を整えること
*手を動かして考えること
だと思います。

物を通して、目に見えないいろいろなものが整えられる。
そのたしかさ。

そんなことを感じていただけたのではないでしょうか。

それにしても、発表するみなさんの優秀なこと!
自分自身のなかに眠っているたしかに物を考える力、
行動する力、そして生きるための哲学を作り上げる力を、
もっと信じてくださいね!

ところで、名古屋はCOP10の開催中。
私の泊ったホテルの、朝食のバイキングは外国の人ばかり。
その恩恵にあずかって、私までホテルマンに下にも置かぬ扱いを受けました。
こういうタイミングも、おもしろいですね。

リフォームのための家事セラピーに行っていました

2010年08月10日 | 活動報告-タイアップ事業
昨日9日は、香川県高松にあるお宅に行っていました。
リフォームのための家事セラピーです。
3時間くらいお邪魔していたでしょうか。
ほんとうに楽しい時間でした。

家事セラピーは、新築のときや、日常生活でも役立つのですが、
私はリフォームのときがもっとも威力を発揮する、と考えています。

70代のご夫婦がお住まいになっているので、まずは物の取捨選択から取り組むことに決定。
遠方なので、進める作業は隣に家を新築中の娘さんにお任せして、
途中経過をまた見に行きます。

友だち同士のように、言いたいことを言い合い、楽しそうにお話ししているご家族で、
きっと作業もしっかり進むだろうと楽しみです。
リフォームの日に向けて、「そうね、まずは整理からね!」と
やる気になっていらっしゃるお施主さん。
腰痛があるとおっしゃっていたので、くれぐれも無理のないようにと願っています。

住友林業のセミナーでお話ししてきました

2010年07月26日 | 活動報告-タイアップ事業
住友林業さんには、家事塾のサポーターとなっていただいています。
同社には、家を建てられたオーナーさんを継続的にサポートしていくストック事業があり、
オーナーさんとの交流を図るセミナーを開催することになりました。

そのセミナーで、お話しする機会をいただき、日曜日、行ってきました。

10年以上お住まいの方から、いま新築中でこれから入居という方まで、
たくさんの方がおいでになり、家を建てるということはこうして建築・設計の人と、施主さんとのあいだに、いつまでもつながりを持つ仕事なんだなあ、と改めて思いました。

ふつう、家のことについての講演やセミナーには、ほとんど女性ばかりの参加者です。
でも、ご自身で建てた家ということでいうと、
ご夫婦での参加や男性だけの参加がたくさんあって、
それもすばらしいことですね。

自由学園明日館の講座がスタートしました

2010年04月18日 | 活動報告-タイアップ事業
4月17日、前日につづいて雪交じりの日に、
自由学園明日館の全6回の講座がスタートしました。

すでに5クール目のこの講座、
今回は、「捨てる(始末)」をテーマに、いろいろな角度から考えます。

捨てることほど現代的なテーマはないけれど、
捨てることほど根源的・人間的テーマはないとも思います。

6か月かけて、受講生のみなさんは、何を発見し何を身につけてくれるでしょうか。

子ども環境学会の仲間とシンポジウムを開きました

2010年04月10日 | 活動報告-タイアップ事業
このところばたばたしていて、いろいろと報告したいことがあるのだけれど、ブログに書くのが追い付いていません。

でも、今日のぶんはご報告を。

子ども環境学会の仲間と「~カワイイとキレイ・ウツクシイ~感性が育つ環境とは」というシンポジウムを開きました。
場所は、それこそ感性がすうーっと澄みわたるような自由学園明日館の講堂でした。

ちょうど、長く咲き続けた桜が最後の華となったうららかな今日。
シンポジウムのテーマととてもよくあった場所とお日柄でした。

内容のことを詳しく書くと、とても長くなってしまうので、ここでは書きません。

美しい-保育の場が、人のたたずまいが、人と人との関係が、そこに置かれ使われている物が、美しく感じられるのは、どういうときなのでしょう。
子どもというときに、「かわいくしつらえれば、子どもは喜ぶだろう」と大人は思ってしまうかもしれませんが、そのときの「かわいい」とは、どのようなものなのでしょう。
子どもは、かわいいが好きなのでしょうか。
それとも、かわいいはダメで美しいがいいのでしょうか。

いろいろ考えが深まるテーマだと思います。

今回、150人ほどの方が集まってくださって、
ときに笑い、ときに子どもの写真に涙ぐみながらの3時間でした。
お休みの日にきてくださったみなさま、どうもありがとうございました。
私たちは、「また、同じテーマでやりたいね」と話しています。

そうそう、今回、写真をたくさん見せてくださった小西貴士さん。
子どもが、小さな手にしっかりと小さな草をつまんでいる写真、
子どもたちが草原のなかでいまにも消えてしまいそうに小さいけれど、しっかりそこに「いる」ことを感じさせる写真、
どれもすばらしかったです。

日本画家の高山辰雄が、子どもがぽつんと机に向って、ごはんを食べている無心な姿を、
背景も何もなく、空間のなかにぽっかり浮いているように描いた絵があります。
その子どもの無心な存在感を感じました。

お近くでご覧になれる方は、ぜひどうぞ。
小西さんのブログは、こちらです。

OZONEの講座が終わりました

2010年04月05日 | 活動報告-タイアップ事業
先週の土曜日(3日)に、OZONEの講座が終わりました。

収納から理想の住まいを考える6回講座、ほんとうに熱心な方々が参加してくださって、毎回、楽しみでした。

6回講座のうち、2回を無印良品の土谷さんが担当なさって、間取りについて実践的かつていねいな講座を作っていただきました。
間取りって不思議で、ぱっと間取り図をみたときに「ああ、ここがリビングね」「ここにトイレじゃ、使いにくいんじゃないかな」など、すぐにイメージできるものです。
でも、同時に、いざ自分がその間取りをどのように使いこなすかを考えると、その瞬間にうまく現実化できないというか、実際の日々の営みとすり合わせられないというか、微妙な隔靴掻痒感がある気がします。

私は、暮らし手のリアルな感覚とは、暮らしの器そのものをラディカルにプログラムする感覚とはちょっと違うのかな、という気がしています。
いわば与えられた「場」において、自分がどのように動くか、日々をまわしていくかを工夫したり、手を動かしながら考えられるのが、暮らし手の感覚のような……。
現実的というか、現実対応的なのが、暮らし手の教養だと言おうか……。
動きながら考えるといおうか……。

どうなんでしょうね。

設計の専門家である土谷さんの講座を、私もいっしょに受けながら、いろいろ考えたのでした。



高知で出張授業をしていました

2009年11月29日 | 活動報告-タイアップ事業
11月26日は、高知県の川北小学校で、花王さんの大そうじセミナーを行っていました。

高知はとても温かく、汗ばむほど。
4年生向けにお話ししましたが、みんな素直で、ちょっと緊張していて、ほんとうにいい子たちでした。

私のイメージでは、高知の女性はしっかり者なのかなあ、と思っていましたが、講座中に保護者のお母さんに発言を指名すると、ちょっと恥ずかしそうにためらっていたりして、「そうか、高知の女性は奥ゆかしいのか」と納得しました。
高知空港で、飛行機の中で読むために司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を購入。読んでいるうちに、高知の女性のイメージが講座中のお母さんたちのイメージと重なっ
て、しっかりできてしまいました。

そうそう、夜にでかけたお店では、飲み放題、食事の量多めのコースでしたが、帰り際に、お店の方に「みなさん、あまり召し上がらなかったんですね」とコメントされてしまいました。
私たちからすると、「こーんなに食べられない。中国式に、残すほど出すおもてなし方式なんだね」と言いあっていたので、おどろきです。
お酒も、私は2時間で5回は注文したのに……。
高知人、おそるべし、です。

今週は、また2校、うかがいます。
地道な草の根活動ですが、花王さんの担当者も、代理店の方も、この活動に意義を感じてとても積極的でうれしいですね!

小学校出張おそうじセミナー

2009年11月24日 | 活動報告-タイアップ事業
数日前のことですが、昨年からスタートした、花王さんのおそうじセミナーが始まりました。

20日の姫路市置塩小学校を皮切りに、全国8か所の小学校を回ります。

写真は、置塩小学校のセミナーの様子。
1年生から6年生までと全校生徒が参加してくれました。

「おそうじ、好き?」の問いに、8割くらいの子が、「あんまり好きじゃない」と手をあげてくれる、ほんとうに素直な子どもたちでした。
あんまり好きじゃないのが、自然なことだと思います。

でも、ちょっと意識を向けるだけで、少しずつ好きになったり得意になったりしていくのが、手仕事のいいところ。
子どもたちにも、そんなことは伝わったのではないかしら。

技術は知恵や工夫に支えられており、その知恵や工夫はすでにあるものを受け継ぎながら、自分のやり方を見つけていくことで、自分の体にそなわった文化となる。
そして、技術が文化となったときに、はじめて次の世代に伝えうるのではないでしょうか。

全国の小学校におそうじセミナーに出かけます

2009年11月10日 | 活動報告-タイアップ事業
昨年から、花王さんと「おそうじは家族をつなぐ仕事」という観点からの、協働をしています。昨年末には全国3か所の小学校で「大そうじセミナー」を、夏にも3校で「おそうじセミナー」を開催しました。

今年の年末は、8か所の小学校に出張講座をします。
姫路に始まり、旭川や高知など各地を回って、最後は東京で2校です。

まるで全国ツアーのよう!と我ながら感心。

おそうじ苦手だった私が、こうしておそうじの意義や技術について人に語るようになっていることを不思議だなあと思います。
私は、せいぜい人並みにしか家事の技術はないけれど、家事に対する信頼感や愛情だけは人に分けてあげられるほどたくさん持っています。

そうじや料理が得意であることと、そうじや料理を生きる礎としていくこととは、別物なのでしょう。
小学生やその保護者のみなさんに、もちろんそうじの技術は伝えつつ、もっとたいせつな、家事によって生きることの確かさを伝えたいとおもっています。

興味のある方は、花王さんのHPを見てくださいね。