体が汚れる仕事なら、家に帰って風呂に入ればその汚れも取れるが、
悪徳な仕事の心の汚れは、そう簡単には落ちない。
経済の自由があるからと言って、何をして稼いでもいいというわけではない。
無料で何かをプレゼントするからと会場に呼び寄せておき、高額な布団や健康器具を無理矢理売りつける。
ありもしない住宅の欠陥を指摘し、危険を煽って高額なリフォームを契約させる。
キャッチセールスで正常な判断を鈍らせ、高額商品を買わせる。
仕事と言うより、むしろ犯罪に近い。
そんな誇りのない仕事はダメだ。
やっていて後ろめたさはないのだろうか?
実は塾業界にも、そんなことはよくある。
チラシの表面的にはそうでもないのだが、
入塾するやいなや、オプションやら臨時講習やらなんやらで、アホみたいな金額になる。
「このままでは授業についていけなくなります」
「このままではどこの高校にも受かりません」
そんな風に危機感を煽り、最終的にはバカ高い金額となる。
特に大手個別指導塾の夏期講習や冬期講習なんて、面談で危機感を煽ってコマ数とらせ、10万円以上になることもざら。
テレビでがんがんCMを流し、毎週チラシを撒くわけだから、その分を授業料で回収してくるのは当然のこと。
それでいて指導の優しさをアピールすることも忘れない。
「優しい個別指導で、とことん生徒に合わせます」
というキャッチフレーズで、
「我が子のペースに合わせてくれる」
という、親の気持ちにつけ込んだ商法。
それでいて成績は、ほとんど伸びない。
だって学力の向上よりも、収益の向上が目的なのだから。
優しくさえしていれば退塾されないから。
大手の塾を辞めて個人塾を開く先生は、大抵こういう 「やり方」 に嫌気がさした人たちである。
私もその一人。
だから塾を選ぶなら、人柄のしっかりした、信念のある塾長のやっている個人塾に入れた方がいい。
塾という仕事は、恐怖を煽って不安と引き換えにお金をむしりとる仕事ではなく、
まして退塾防止に生徒を甘やかす仕事でもない。
厳しくも誠実にその子の学力を鍛え、進学への希望を与える仕事である。
中1は毎回英単語テストをしている。
当初に比べ、満点の子も多くなってきた。
厳しく指導しているため小学生気分が抜け、中学生としての勉強の自覚と努力が身に付いてきている。
次回も新しい23単語を加え、今夜の40単語と合わせて合計63単語でテストをする。
満点を目指して必死に練習してきなさい。
4月から数えれば、すでに150単語くらい覚えたかな。
文法もかなり進んでいる。
学校の授業では楽勝だろうね。
英語以外の教科もかなり進んでいる。
これからもビシバシいくよ!