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ベンチャー・ローバーへの手紙

VS年代、RS年代に知っておいてほしいこと、
伝えたいこと、気づいてほしいこと、そんなことをすこしづつ・・・・

岡田監督のインタビューで考えた。

2010-07-06 16:47:49 | スカウティング
関西空港で行われた監督の一問一答から......


--帰国した感想を
 岡田監督「予定より早い帰国になったことを残念に思う。すばらしいチームだったので、できればもう1試合させてあげたかった。出場している選手、していない選手もチームが勝つために、自分たちで考えて、自分たちでプレーした。今まで私が見てきた中でも1、2を争うチームだと思っている。脈々と受け継がれている日本人の魂を持って戦ってくれたことを誇りに思う。われわれのW杯はこれで終わったが、選手はまだまだ前に向かって進んでいかなければならない。私は彼らをずっと応援して、見守ってあげたい」



ここで、気になったのは「自分たちで考えて、自分たちでプレーした。」ということ。自分たちが成長するときは必ず自分たちが考えプレーしているものなのだろう。それがうまくいったチームだったからよい結果が着いてきたんだろうと思う。
そして、もうひとつ....「脈々と受け継がれている日本人の魂を持って戦ってくれたことを誇りに思う」これは、どんな意味なんだろう? 日本人であることを誇りに思いプレーできたということか.....自分たちが国の代表として誇りに感じる行動.....素晴らしいことだと感じた。


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--そして、さらに上を目指すためには、という質問には

 岡田監督「それは環境です。あのW杯の試合のような厳しい試合を積んでいくこと。親善試合じゃなく、本気の試合をたくさん経験させてあげたい。そうすれば彼らは必ず伸びます」



ここで感じたのは、本気の試合という言葉。
本気の活動をしている団、隊、班、スカウト、リーダー.....それを見たり、いっしょに活動したり、身近に経験できたりすることができれば、どのスカウトも必ず伸びるのではないだろうか??
今の自分の行動が、本当に本気で本物か?????
憧れになっているか?
一目置かれているか?
ここらへんが、原点なのかと思う。まだまだ道は遠い。

人生に必要な知恵は、すべて幼稚園の砂場で学んだ

2010-06-25 22:34:28 | スカウティング
人生に必要な知恵は、すべて幼稚園の砂場で学んだ

All I really need to know
I learned in Kindergarten.

人間、どう生きるか、どのようにふるまい、どんな気持ちで日々を送ればいいか、本当に知っていなくてはならないことを、私は全部残らず幼稚園で教わった。人生の知恵は大学院という山のてっぺんにあるのではなく、日曜学校の砂場に埋まっていたのである。私はそこで何を学んだろうか。
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何でもみんなで分け合うこと。
ずるをしないこと。
人をぶたないこと。
使ったものはかならずもとのところに戻すこと。
ちらかしたら自分で後片付けをすること。
人のものに手をださないこと。
誰かを傷つけたら、ごめんなさい、と言うこと。
食事の前に手を洗うこと。
トイレに行ったらちゃんと水を流すこと。
焼きたてのクッキーと冷たいミルクは身体にいい。
釣り合いの取れた生活をすること・・・毎日、少し勉強し、少し考え、少し絵を描き、歌い、踊り、遊び、そして少し働くこと。
毎日かならず昼寝をすること。
表に出る時は車に気をつけ、手をつないで、はなればなれにならないようにすること。
不思議だな、と思う気持ちを大切にすること。

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これは、ある講習会の資料にあった文章。
我々が、ちかいとかおきてとかを言い出す前に、幼稚園年代でやらなければならないことっていっぱいあるんだよね。
基本的なことが.......

応援団

2010-06-21 18:33:41 | スカウティング
私は高校生のころ、応援団に在籍していたことがある。

今日は、18時台のニュースで関西大学に交換留学生にきたアメリカ人が応援団に入り、学ラン姿で活躍しているという話題が紹介されてた。
もちろん、授業へ出る時も学ランだ。
キャンパスで、上級生女子チアリーダーに会った時も鞄を地上に置いて、頭を下げ元気にあいさつをする。

彼の行動やことばで、感じたことがあったので、その中から......

「団旗やシンボルには敬意をもって扱わなければならない。先輩に対する敬意と同じだ。」
「あいさつはもっとも大切だ。」


我々ボーイスカウトは、国旗や団旗を大切にしなければならないと言うことくらいはわかっているが、敬意をはらわなければならないと感じているかな.....

帽章にも、胸の記章にも、ベルトのバックルにも我々のシンボルマークが付けられている。
スカウトマークなどのシンボルに対して、敬意を感じて扱っているかな......

応援団は時代遅れだという意見もあるだろう。
不祥事で廃部に追い込まれた応援団もある、
あまり若者には良い印象には映っていないかもしれない。
しかし、そこに身を置き、誰かのために必死に応援を繰り返す若者もいるのだ。
そして、彼らはその行動に情熱と誇りとを持ち、仲間を大切にし、模範になろうとしている。


法政大学の応援団ホームページに、下の方針が掲載されていた。

スカウト精神、とくに年長のスカウトにはゆっくりと自分が置かれている立場と照らし合わせてほしい。


法政大学応援団方針
ビジョン(基本理念)
 私たち法政大学応援団は
  人への熱い思いを応援という形にし
   人のために全力を尽くし、人を勇気づけます
  学生の代表としての自覚と誇りを持ち
   社会から必要とされる存在であり続けます

ビジョン(行動指針)
 ・人を敬い、自らを律し、何事にも真剣、本気で取り組み ます
 ・常に相手の立場を考えて行動し、一人一人を大切にします
 ・学生生徒の代表として、学業と応援団活動を両立させます
 ・仲間のことをよく知り、活動を通じて得られる絆を大切にします
 ・進取を伝統として、社会に適応していきます

片手間か......

2010-05-25 22:46:29 | スカウティング
かけもち....BSあたりから、VS、RSと、部活とか、バイトとか、習い事とか、家の用事だとか........

いろんな理由でスカウト活動に参加できないという話が噴出してくる。

このことについて考えてみたい。

確かに、俺はスカウティングが絶対優先だとは言わない。
そして、スカウト活動といろんなものの掛け持ちは当然できると考える。

部活とスカウト活動。この場合、練習や試合の時間とスカウト活動の時間がだぶること。
それは、中学に入って部活を選ぶ時に決まっている。

なぜ、部活を選ぶときその隊長に相談してくれなかったのか?

部活とスカウト活動を両立させることは、簡単ではないができないことではない。
その時に、俺が重要だと思うのは保護者がスカウト活動にどう理解をしめしているかということ、スカウト自身が両立するために班や隊のメンバーとどんな同意を作っているか、そしてもし欠席はしなくても、遅刻、早退などのときメンバーに承諾、遅れた部分のフォロー、遅刻早退した時にほかのメンバーに感謝の心を伝えられることができるかということだ。
それだけ2つのことを選択したスカウトには負担が増える。
これは、あたりまえのことだ。しかし、BSのターゲットバッチのなかにもクラブ活動についてのバッチがあるのだから、両立を阻害する気持ちはないことがわかる。問題は、その部活を選択したしたスカウトが、険しい道を自分で選んだと認識することだ。この認識がなければ、結局クラブもスカウト活動も適当にしかできないと思う。

それには、本人、保護者、指導者の3者で、しっかり話し合うことが絶対必要だと思う。
そこには、互いの信頼関係があるというのが前提条件だ。よく部活に走ったからボーイは二の次になり結局退団したという話はよく聞くけど、退団するまえに本当に腹を割って話し合ったのだろうか?そのスカウトの成長について保護者と3者面談しただろうか?「うちの子はバスケがやりたいみたいだから....」って事後報告だけではないだろうか?

スカウティングの根幹は、信頼関係。
スカウトと指導者、スカウトと保護者、保護者と指導者.....結局信頼されていないから、報告も連絡も相談もないんじゃないかな....
ま、俺とスカウト、保護者も完璧かといえばそんなことはない。
でも、この信頼関係を年少の部門で築き上げることができ、そしてそれを上進しても引き継いでいけるような素地があれば、その団は一貫性が保たれていると判断できる。


つづいては、VS、RS年代のバイトであるがこれも同様である。
本当にスカウト活動が大切だと考えているヤツは、土日に活動があるとき、そこにはバイトは入れないだろう。
あたりまである。
実際、先月まで上班をしていたVSは、土日とリーダー会議がある曜日にはバイトを絶対いれなかった。
そして、携帯やNVなどの費用は自分のバイトでなんとか工面していた。
意識の問題だろう。
どうしても、バイトを入れなきゃならない事情があるなら、本気で仲間と話し合うことが必要だろう。
家計や学費の足しにバイトをしなければならないスカウトがいたとしても、VS、RSならば、仲間なんだからそのスカウトをフォローするために早朝でも深夜でもメールでも電話でもコニュニケーションはとれるだろうし、会議だって可能なはずだ。

無理です、ダメです........やる気あるの????って言うよ。
なんで、いろんなことを選択するとき、リーダーやVS、RSの仲間に相談しなかったの???
水臭いよね.......その程度??片手間か??って言えてくる。
本気にやるんなら、相談は最低条件だよね。
どうしても、ダブるならしっかり話し合えって言いたい。

キツいようだけど、真剣に取り組むということはそんなことじゃないかな........

自分がやっていることは、スカウティングであり、それは「よき社会人」にむかって進むもの。
だったら、自分のやりたいことが、仲間(リーダーを含め)とどんな関係になるかをしっかり考え、共有することだろうね。
社会人の仲間なら当然だろ。

奥島理事長就任挨拶要旨から......

2010-05-12 02:18:50 | スカウティング
日本連盟の新しい理事長に奥島 孝康氏が就任された。
就任の挨拶要旨を入手したので、紹介しておきます。
理事長自身も子供の頃からスカウトとして活動した経験を持っておられるそうです。
危機感と気持ちが伝わってきます。

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理事長に就任しました奥島です。就任に至る経緯は様々ありましたが、お引き受けをした以上はしっかりやりたいと思っています。
かねてからボーイスカウト運動には大きな欠点が3つ位あると考えています。
その一つは運動の原点を喪失しているということです。本来、アウトドアであったものが、いつの間にか室内化してしまったことです。つまり、子供たちが屋外で活動することによって「痛い目」に遭うことで、自ら生きて行く力を身につける、これが「スカウト」という意味であると考えています。ところが最近はそれが非常に薄れてきているということに危機感を感じます。
2番目に組織面では拡大してきたのですが、内容が空洞化した、或いは組織が肥大化したといえる状況にあるということです。15万5千人といっても子供たちの数かと思うと、多くの成人が含まれており、それは見せかけの数字で、特にローバースカウトの殆どは実際には動いていないのが実態です。
3番目は、ボーイスカウトとして一番大事な公共精神が、いつのまにか失われていると思うのです。モンテスキューのローマ盛衰論で、1000年のローマが滅んだ一番の原因として、数々の危機に際して「ローマのために」一致団結して戦ってきたローマ市民が、ローマが拡大し、市民の範囲が広がってくるとともに「ローマのために」という意識が薄れてきたことを指摘しています。
ご存知の通り、ボーイスカウト運動は日本の未来、世界の未来、人類の未来の為にある運動だと思っていますが、未来のために今我々が何をなすべきかという魂がなくなってきているところに大きな問題があると思っています。私たちが習ったことは究極にはグッドシチズンをつくること、それがこの国を強くし、未来を作るとうことを散々教わってきました。その思いがあったのでコーポレートガバナンスというテーマに取り組み、コーポレイション・アズ・グッドシチズン、良き市民としての企業の在り方、CSRなどを考えていました。ボーイスカウト運動をやることで、すぐに目に見えて良くなるわけではないが、良き市民を育てることが日本の社会の未来を確かにすると考えます。
私が法律を勉強し始めた頃にイエリンクの「権利のための闘争」という本の中で「平和を欲するのであれば、戦いに備えよ」という言葉があります。希望を託するためには、戦いに備えなければならないというとです。
今、ボーイスカウトは大きな危機に来ています。
それは何かと言うと、団体の中で公共精神を見つける「一人は皆のために」「皆は一人のために」という精神が薄れてきていることです。この精神は、ボーイスカウトの団体行動の中で養われると考えて、20代までボーイスカウト運動にのめり込んできました。今回、改めて取り組むことになって、何が大事なのかということを考えてみたとき、ボーイスカウトの本来の原点に帰らなければならないと考えています。スカウト活動は室内ゲームではありません。野外で一緒に苦労する、痛い目に遭う、他人の痛みを知る、仲間と協力することの大事さをおぼえることが大事なのです。そのために指導者をもう一度叩きなおさなければならないと考えています。
長い空白期間があるので細かな行動計画はこれからになりますが、改めて勉強しなおして、行動計画を練って皆さんにお諮りしたいと考えています。もう一回、数で勝負するのではなく、質で勝負したいと思っています。
私は長年教育に携わってきました。教育とは希望を創ることですが、教育の成果は100年先になってあらわれます。人を育てるのに100年かかるということは、そのせいかを自分たちでは確かめることができないということです。
私たちの活動の成果がすぐに現れるわけではありませんが、現在のようにボーイスカウトの精神が薄れて行く中で、それを食い止め、更に本当の意味の活力を与えることを目指します。これには時間がかかります。私を含め皆さんもその成果を見ることはできないかもしれませんが、やらなければいけない、そういうつもりでお引き受けしました。これまでの私の教育活動と本質的には変わりはありません。たとえば、高野連の仕事も教育の一環という点で変わらないと考えて取り組んでいます。
ボーイスカウトも日本の未来と希望のための教育の一環と考えています。よろしくお願いします。 以上

連絡なし.......って????????

2010-04-27 13:52:56 | スカウティング
ある集会でね.....連絡なしに欠席が何人かいたのよ。

あるスカウトが社会人としてまずいんじゃないのか??って、明らかに懸念を示した。
そのスカウトは、社会人として生活しているローバースカウト。

スカウティングの目的は??
「良き公民を育てること」
「信頼に値する社会人になること」

ベンチャーとか、ローバーになったら、とたんにユルくなってスカウト同士の連絡、リーダーとの連絡を返事しなくてもいいような風潮になることはなぜだ????
ボーイの時なら親が連絡やっていたから、ベンチャーになったらリーダーや親も怒らないから????
甘えてもらっちゃ困るな.....

自分の行動に責任持てるのが、ベンチャーであり、ローバーだろ??
ボーーーーッとしてる場合か??
そんなスカウトが「誠実である」??
リーダーもバカにされているのわからないのかな......
リーダーもバカにされても自分も適当だから腹立たないのかな....
時間も守れない、遅刻や欠席の連絡もできない、そんなスカウトが「信頼される良き公民」になれるわけないじゃんね。

スカウトなら自分の責任くらい一人でなんとかしろよ。まったく......

ヒストリア....吉田松陰

2010-04-23 02:12:10 | スカウティング
NHKのこの番組けっこう好きでよく見てます。

今回は吉田松陰の秘話......

幼いとき本を音読しているとき、顔の近くを蚊が1匹ブーンと飛んでくる。そこで松蔭少年は音読を止め、蚊をたたいた。
そのとき、目の前で指導していた父親は、本を音読すること(学問すること)は藩のため、蚊をたたくのは個人的なこと、藩の仕事を個人的なことでないがしろにすることは許されることではない!として、松蔭少年はひどく叱られることになる。
このような私事よりも公を優先せよという考え方、つまり滅私奉公、無私の行動ではないだろうか????
成長して江戸に学問のために行った時も、他の者は学問は地位や財を得る手段にしか思っていない輩が多いと嘆く。
東北他を行脚するときも、便意を感じて街道の影で済ませた後は街道を駆け足ですすんだ。なぜなら、排便するのは私事、全国を歩くのは藩のため、人々のため、排便にかかった時間を走って取り戻さなくては....とのこと。徹底してます。

ローバーリンング・トゥ・サクセスには、「性格と能力を築く訓練を自分にするにあたり、君は単に自分の地位や幸福の達成を目指すだけでなく、他の人々に善いことをし社会に尽くすことをいつも目標としなさい。ひとたび君が他の人々に奉仕する立場に立ったならば、君は真の成功ーすなわち幸福ーへの梯子段に足をかけたことになる.....」とある。

そう、奉仕とは毎日の小さな善行もある。それはボーイスカウトが誰しも行なうものだが、社会に対する善行とは??どういうものだろう。
そのとき、公と向き合う「よき公民」としての奉仕の形がみえてくるのではないだろうか?

強き身体と、よき心を持ち、いつも誰かのためになれるように、スカウト諸君、そなえよつねにで進め!

フォーラム・・・あるべき姿

2010-02-25 23:26:29 | スカウティング
全国スカウトフォーラム・・・ということは、全国のスカウトの代表が集まって話し合う場であることは違いない。

第17回「全国スカウトフォーラム」(平成20年)開催要項には次のように書かれています。

「スカウト運動の原点である「スカウトたちの声に耳を傾け、その意見をスカウト運動に反映させていくこと」を実践し、「青少年の意思決定への参画」を、より推進していくことを願い、全国スカウトフォーラムを開催します。
スカウトフォーラムでは、スカウト個々が自己の成長をはかり、幅広い社会性を身につけ、相互の理解を深めるための貴重な機会が提供されるように開催されます。また、フォーラムでの討議が参加者のみならず広く共有されるよう、参加スカウトの気運を高め、各県連盟へフィードバックができることを目指します。」

また、ベンチャースカウトハンドブックの142ページには.....
隊フォーラム
 ↓
地区フォーラム...地区VSの意見交換し、地区VS提言をまとめる
 ↓
県連フォーラム...県連VSの意見をまとめ全国に提案する。
 ↓
全国フォーラム...VSとしての社会貢献をまとめる。
 ↓
県連フォーラム...全国提言をうけ、県内スカウトの取組む体制を作る
 ↓
地区フォーラム...地区内VSが協調して実行しよう
 ↓
隊フォーラム...日々の活動のなかで地区の取り決めを実践する。

って、書いてある。

フォーラムはこうあるべきという姿を書いているわけだし、先輩たちは歴史を築き上げてきた。
各県連、各地区で、これからベンチャーフォーラムが開催されていくと思うが、しっかり原則に乗っ取って取り組んでほしい。
我が団のベンチャー隊でも完璧にできているわけではない。でもどうやったらうまくいくのか?何からはじめたらいいのか?みんなで考えてみるのもいいだろう。指導者もしっかりアドバイスとフォローをしたい。
だって、日本連盟も「スカウト個々が自己の成長をはかり、幅広い社会性を身につけ、相互の理解を深めるための貴重な機会」って言っているんだからね.....
ベンチャーハンドブックには、過去の採択文が掲載されている。考えてみてくれ、これを話し合い考えてまとめているのは、まぎれもない君たちと同じ日本のベンチャースカウトなんだな。ローバースカウトからいえば、後輩たちはがんばっているのだよ。

うちの県連では、ユース年代が県連フォーラムをサポートする。
アイスブレークから、グループ討議へ.....
サポートするユースの諸君もぜひベンチャーフォーラムの意義や目的をちゃんと認識して、正しい方向へ導いてほしい。
ユースの人たちも、しっかり「ベンチャースカウト個々が自己の成長をはかり、幅広い社会性を身につけ、相互の理解を深めるための貴重な機会」になるためには、何が必要なのか?=NEEDSをを見いだしてほしい。

ベンチャーフォーラムがちゃんと機能すれば、それを経験した者がまたユースフォーラムを作っていくことだろう。
この機会を本当に有意義に終わらせるようにユース、指導者がしっかりサポートしてほしいな.....

そして、できれば県連フォーラムの参加者の中から、「あいつに俺たちの代表を託そう」という名誉の選出もほしい....
やっぱり、VSたちが自分たちで作った県連の意見、そして自分たちが代表を選ぶことで一丸になれるのではないだろうか?また、できればグループの長、それをサポートしたユース(見学)が2人で全国フォーラムに参加してもおもしろいかも....


ちなみに、前回の全国フォーラムの採択文は以下のとおり。

第17回全国スカウトフォーラム

我々、第17回全国スカウトフォーラム参加者は2泊3日に渡る、分科会・全体会の討議を通し、「Creating a better world」のもと、同じ志を持った仲間達と共によりよいスカウト活動を展開していくために、以下のことを採択し提言します。

採択文
A(地球温暖化)
我々スカウトは地球温暖化を食い止め、環境をよりよくするため、エココロ(エコ心)の輪を広げます。

アクションプラン
・環境保全に関する機関を設けて、2010年にベンチャースカウト主導の「第1回エコフェスタ」を全国同時開催する。


B(災害時の地域奉仕活動)
「そなえよつねに」と、いう精神で常に災害に備えて、知識を身に付け愛を持った協力をしていく。また素早く、無駄のない支援をするためのネットワークを作る。

アクションプラン
・日頃から災害時に必要な知識を周りの人と共に学ぶ。

ベンチャー以上は救急法講習を受講する。
日頃の集会プログラムに災害、二次災害への知識・訓練を行う。


C異文化交流
相照らし 心でつなぐ環を創ろうーお互いを理解し合うため、国際姉妹団を結成しよう。

アクションプラン
・ボーイスカウトを知ってもらうため、一般の人に活動を体験してもらうイベントを行う。
・国内でのフォーラム活動を活発にする。また、交流の環を広げるため、海外スカウトを含めた姉妹団を結成する。
・国際姉妹団や国際フォーラムを活発に行い、最終的に平和につなげる。国際的なネットワークをつくる。そのために国内の姉妹団のネットワークをフル活用する。


Dリーダーシップ
ちかいとおきての実践、実行のためにスカウトよ、ラシンバンの如く導く者となれ

アクションプラン
・理想のリーダーを見習い、自分がそうなるように努力するために、様々なリーダーから話を聞けるような場を設ける。
・仲間とコミュニケーションをとり、お互いを理解するために、団、地区などで交流会を実施する。
・有言実行、最後までやりぬく
・仲間の能力を見極め、伸ばしてあげるためにいつも周囲に気を配る。


提言文
A地球温暖化
A1.2010年10月エコフェスタのための支援
A2.これからの環境保全活動を円滑かつ、迅速に実施するため、2009年12月末までにスカウト参画の環境コーディネート委員会を設置。

B災害時の地域奉仕活動
B1.日本は災害が多いため、3年以内に災害時においてスカウトが即対応できるネットワークシステムを日本連盟と県連盟の間に確立

C異文化交流
国際交流事業に対して、
C1国際交流の機会を増やし、金銭面の支援の充実
C2国際派遣に関する情報を確実に伝えるため、富士顕彰の復活と姉妹団の支援体制の確立

Dリーダーシップ
D1ベンチャースカウトの指導力、精神力、判断力、経験則を学習・向上させるために、スカウト・指導者フォーラムの実施の支援

Eフォーラム後の取り組み
E1全国フォーラムの成果報告を行う場として、日本連盟公式ホームページに全国スカウトフォーラム の掲示板の設置

以上

BPの言葉より.....目的

2009-12-31 01:54:24 | スカウティング
ガールスカウト日本連盟 BーPのことばより
『スカウトを訓練するとき、手段だけに目を奪われてしまうのではなく、より高い目的をを持とう。
技術的なものを精神的なものより重んじてはいけない。
野外技術、キャンプ、ハイキング、善行、ジャンボリーで仲間をつくることなどはみんな手段であって、究極の目的ではない。
究極の目的は人間である。
目的をもった人間である。
その目的とは、次の世代の人々がたとえどんな世界に住もうと、健全な精神を持ち、奉仕のより高い実践をする、つまり、神と隣人への愛と勤めの積極的な奉仕をすることである。「人生大学」より....』

我々が目指すものは.....よき社会人になること。

わかりやすいコメントがあります。
「川崎39団RS隊隊長 北條賢一」さんのmixiコメントからの引用です。

『スカウティングの目的は「よき社会人の育成」と言われています。
私はスカウトに問います。
よき社会人ってどんなひと?
家庭を愛し、守る人?
仕事をバリバリがんばるひと?
自分の趣味を持ち、それに没頭できるひと?
「よき社会人」にとって、大事なものはひとつじゃないよね。
今、言ったものは全部大事。
ただ、そのときどきに”優先順位”は確かにあると思う。
だからVS・RSのうちに、いろんなことを経験しよう。
学業も部活も恋愛もバイトもスカウティングも趣味も、全部やっちゃおう。
そしてその優先順位を大事にすることによって、社会人になったときに必要な
能力を、いま養えると私は思います。
と、スカウトに伝えています。
正論過ぎると言われてしまえばそれまでですが、
みんなに憧れられるカッコイイ男は、
仕事もバリバリ、家庭を守り、趣味の時間も大事にする。
そういう人は、きっと学生時代からやりたいことには何でもチャレンジしてきたんだろうなあ、と想像しています。
みんなに憧れられるカッコイイ男の存在が、今日までの100余年の長い間、
スカウティングを発展させ続けているのです。』



カッコイイオトコ(オンナ)に成長すること......
♪「私の選んだ道だから、ただ一筋にこの道をいく」♪
道は険しい。

富士スカウトが帰ってきました。

2009-10-02 01:39:13 | スカウティング
本年度の育成会総会&入隊上進式が9月中旬に開催されました。

当団富士スカウトが横浜から帰ってきました。

うちには角田賞という特別賞があり、1年間に菊スカウト、富士スカウトになった者を年度の区切りの総会で表彰するものです。
角田賞は、9年前ボーイスカウト集会に出かける朝に突然死したスカウトの名前を記念にし、保護者の方から頂いた基金をもとに良きスカウトを表彰しようと創設されたものです。

今回は菊スカウト2名、富士スカウト1名の角田賞授与でした。

そして、授与のあとで謝辞と富士スカウトとしての決意表明を行いました


スピーチの概要は・・・・
本日はありがとうございました。
私が富士スカウトになれたのは、家族、指導者、スカウトの仲間の存在があったからだと思っています。
富士スカウトになってからも、全国のいろいろな仲間と交流する事ができたことはスカウティングのすばらしさと思っています。
富士スカウトになれるかどうかは、身近に富士スカウトがいるかということがかなり重要な要素だと思います。私も先輩の富士スカウトをみて、具体的に富士スカウトに憧れることができたと思います。
いま、私は横浜でイルカの調教師という憧れの仕事についています。その過程においても富士スカウトとして頑張ってきた事が役に立ちました。
夢はかないます。
私も後輩スカウトの憧れの富士スカウトになれるように、これからもがんばっていきたいと思います・・・・

だいたいこんな感じでした。
思った以上に堂々としたスピーチでした。さすが、毎日イルカのショーでMCやってるだけのことはあるかな......

このあと、彼女もローバーへの上進を果たしました。
これからは、富士スカウト章が付いていない制服で生きていく。
彼女のこれからが楽しみです。

ローバー上進のあとは、25才定年につき20年間のスカウト活動を卒業し、スカウターズクラブに移籍するスカウトの卒業証書授与式!
団委員長から卒業証書を授与したあとは、20年間彼を支えてきた母親にスカウトから花束を贈呈しセレモニーをしめくくりました。
富士スカウトのスピーチ、卒業スカウトからの花束贈呈.....ビーバー、カブの保護者ににはインパクトあったと思います。

この日、ビーバーやカブに入隊した諸君、彼らをむかえたすべてのスカウトの諸君、いつか君も彼らのような良きスカウトとなることを期待してやまない。



====(再掲載)======

ローバー隊キャンプ

2009-09-04 00:48:12 | スカウティング
明日土曜日から日曜日は、ローバー隊キャンプである。
1泊2日なれど、年間に数回のローバー独自行事の一つであるな.....

今回はどうも、8月初旬に開催された県キャンにローバー隊として参加した彼らの反省会になりそうだな.....

失敗したことは失敗したこととして謙虚に反省し、次のステップに進むことが大切だろうな.....

問題提起したのは、そろそろ来年度あたりから団の中心メンバーになってほしいということ。ボーイスカウトは、「パトロールシステム」....いい年ぶらさげたリーダーや団委員がいつまでも団の行事なんかをしきっていちゃだめだよ。ローバーの企画、サポートでベンチャーと手を組んでかっこいい先輩像を見せなきゃね。

ローバーなんて他の部門の指導者になるだけでしょう??なんて言ってるやつはダメ!ローバーはベンチャー以下を育てなきゃ!!
それも、自らが勉強しながら、自らが模範となって.....
指導者になるのなんて、ローバーを25歳で卒業してからでも遅くないんだからね。いま、君達ローバー年代がやれることに「最善を尽くしてほしい」な!!

この時期 想うこと

2009-08-17 18:58:17 | スカウティング
この時期になると、太平洋戦争の時代のことがよくテレビに出てくる。

今年も
「満州に開拓に出て帰って来れなかった話」
「海軍の特攻攻撃が考えられていった経過の話」
「ノルマンディー上陸作戦の話」...などなどをTVで見た。
当時の政治、教育がいかに戦争に利用され、多くの国民が命を失うことになったが語られていた。

俺の母親は73才、太平洋戦争を知っている。
農家の長女で、食料には不自由しなかったらしいが、母親の母(つまり祖母)が結核で寝ていたし、祖父は戦争末期徴兵にとられ、畑や田んぼは兄弟4人で守っていたらしい。
制空権がアメリカに握られると毎日のように空襲警報がなり、艦載機が飛来するようになる。大型爆撃機が田舎町に空襲することはなかったが、畑仕事をしている子供たちに面白半分のように機銃掃射してきたらしい。
母や兄弟は、鍬を投げ捨て、田んぼでは隠れるところもなく、畦に飛び込んで泥だらけになって伏せたらしい。もちろん、近くで機関銃の着弾のおとが連続して響いたという。
母は、戦争映画やアクション映画で機関銃の着弾の場面があるが今でも恐怖がよみがえるという。
戦争の思い出で何が嫌だったかと言えば、やはり父親が徴兵されて出て行くのを見送るのが耐えられなかったという。戦争が終わって、生きて帰ってきた時はメチャクチャうれしかったと語る。

考えてみてくれ。
ボーイやカブ年代、父親と召集令状という1枚のハガキだけで、もう2度と生きて会えないかもしれない父親を送り出すというのはどんな気分だろうか?
いくら、教育でお国のために名誉の戦死をするのが当たり前と言われていても心細いことこの上ないことだろう。

戦争とは、本当に残酷なことだと思う。
いま、俺たちの周りには徴兵制もないし、空襲や機関銃から身を守ることを考える必要はない。
しかし、世界には今も戦争をしている地域があるし、子供が学校にも行かず機関銃の打ち方を教わり実際に前線で戦っている事実がある。
実は、そんな国々にもボーイスカウトが存在する。

俺たちは、平和という幸せにどっぷり浸っていることを再認識するべきだろう。

県キャン 終わりました。

2009-08-14 17:09:07 | スカウティング
VS、RSの県キャンがおわったよ。

今回は、ローバー隊が初めてローバー隊として参加したキャンポリーだった。

いままでは、地区、県キャンポリーなどでは、主に行事部などのプログラム部門で若い力としてアクティビティー運営などに携わっていた。

独自のプロジェクトとして取り組んだのは、開会式、グランドフェスタ(2日目の大営火)、グランドフィナーレ(閉会式前の分かち合い)、閉会式、みかんゼリーの提供.....だいたいこんな感じだった。
大雨警報で、閉会式、グランドフィナーレは中止となってしまったが、開会式やグランドフェスタは今までとは違うRSの色が出ていて楽しかったよ。

立ち上げの段階から、少しずつローバー隊長として見てきたけど、本部の意向があっちへこっちへと変化することで少なからず翻弄されたことは否めなかったように思う。だって、立ち上げがどこよりも早かったから、本部の方針が後追いになってしまったからな.....

企画立案から詳細計画にいくあたりはいけてるんだけど、役割分担や対外交渉能力あたりはまだまだだな.......

もう少し、ローバーアドバイザーを有効に使うことだろうな....
原隊で君たちのアドバイザーをしている隊長に本部とのパイプ役をちゃんと確保することも重要だろう。本当は俺がやるべきだったのかもしれないが、他の役務との関係で不完全なサポートしかできなかった。

今回参加したローバースカウト、また県連に所属しているも参加できなかったローバースカウト、それぞれの所属している地区や団で多少温度差はあると思うが、これをきっかけに県内のスカウトが憧れるローバーとなってもらえることを期待している。
それには、県内、地区内の横のつながりも大切だろうが、今一度原隊に目を戻してほしいということだ。ローバー活動ができていないから団ではなんもできない...だから外部のローバーとの連携に走るのでは、元来君たちローバーに課せられたこのスカウト運動に対する奉仕ができなくなる可能性があるのではないか?
団内でローバースカウトは君一人かもしれない。でも君が歩んできたボーイ、ベンチャーは存在するわけだし、彼ら後輩を良き道に導くことが君たちローバーの大きな活動の原点だろう。
自分ひとりでできないなら、いつものメンバーの助けを借りてもいいじゃないか、所属団のBS、VSを盛り上げるために仲間に呼びかけることは、君自身だけではなく、手伝う仲間にもきっとよい善行となるだろう。
活動のステージが無いからと言って、外で傷口をなめ合っていてもスカウティングが大きく発展するする方向にベクトルは向かないと思うよ。

25才までの貴重な青春の日々を尊いスカウティングに捧げることは、将来君たちが大人のスカウターとしてすばらしい人生を送ることができるかの最終章なのだ。
創始者BPを含め、多くの先輩がたの言葉を勉強し、ベンチャー年代でやったPJ法を復習してVSに指導できる技術をもち、団内ですべてのスカウト、保護者からリスペクトされるローバーを目指してくれ。難しい!難しいかもしれない....でもだからやりがいあるんじゃないの?

もう一度、原点を見つめ直して、自分が今立っている位置から何ができるかを問い直してほしい。


少年バレーに思う。

2009-07-24 00:06:43 | スカウティング
俺の妹はもう長い間少年バレーの監督をしている。
少年バレーとは、小学生対象のバレーボールである。
いちど、彼女の練習試合に運転手として会場に行ったことがある。試合が始まる前、少年たちは与えられた場所でアップや練習を始める。もちろん監督もいっしょにいるが、組み合わせの抽選などで少年たちだけになるシーンもある。
俺が驚いたのは、少年たちのあいさつ。
対戦するだろう相手チームの監督コーチが会場に現れたら、キャプテンを先頭に走っていって整列「おはようございます!よろしくお願いします!」と一糸乱れぬチームワークであいさつする。すべての参加チームに対してである。見つけるとダッシュで走っていく。

いわゆるカブ年代である。
たとえば、地区のカブラリーがあったとき、各隊が集合時間前に三々五々会場に集まってくる。そのとき、他の団のリーダーが到着したとき、あいさつに行くカブがいるだろうか?ボーイラリーも、地区BP祭も...地区キャンも県キャンも...すれ違ったリーダー、スカウトにちゃんとあいさつもできない人が多いのではないか?

どこのチームもやってるから、当たり前にできているんだろうと思うけど、大人が指示しなくても気持ちよくあいさつしている絵は礼儀正しく映っている。

夏休みが始まって、練習時間を1時間長くもって、練習の前に夏休みの宿題をやっているそうだ。それも、下級生の勉強を上級生が見てやるとのこと。
先輩がちゃんと後輩を助ける。バレー部やってて、勉強できないなんて言わせないという考えみたいだ。

そんなことくらい....とか、そんなことまで....と思うかもしれないけど、それだけ少年たちと密接につながっているんじゃないかなと思うんだよね。
夏休みだからといって、班集会を毎日やって、夏休みの宿題をやってみようなんて班長がいたらおもしろいだろうな.....でもできていない。そこまでつながっていない。

BPは、スカウトをグループとしてとらえずに、個人として教育するものだと言っている。スカウト個人とどこまでつながっているか...自問自答する。


しかし、妹は言った。
ボーイスカウトはいいやんか、だって私と子供たちは卒業したらお別れだもん。
せっかく、いい感じに育っても中学に行ったら元に戻ってしまうことが多いんよ。

ほんとにボーイスカウトは、いつまでもスカウトを育てられているのか?

古きをたずねて....

2009-07-03 12:41:59 | スカウティング
今日は、寝不足だ。

昨夜、ちーやんの夜話をもう一度読み直していた。
昭和30年代なのに、もうすでにこんな問題が起こっていて、その原因や対策について述べられている。そんなときに中村さんが指摘し、問題を提起していたことが今もまだ新鮮に”こうしなければならない”と語りかけている。

ちーやんの夜話 は こちら!

うちの団は来年度60周年....その歴史は団委員長の歴史でもある。
記念行事として団史のまとめを予定しているが、団委員長の話もちゃんと記録しておく必要があると思う。

温故知新.....古い伝統をないがしろにする者に未来はない。