アラフィフのキャンプ好き日記

40代独身女性の居場所

今日の朝刊の読者投稿欄に、こういうタイトルの投書が掲載されていました。

内容は、有力な資格も夫もなく、これからのことを考え
看護学校を受験しに面接に行き、面接官に「今41歳のあなたが仮に入学して看護婦になったとして43歳だが、そこまでして(自分の年齢の半分くらいの若い人の中に1人混ざって勉強して)なる意味があるのか」と聞かれ、悔しさで涙がこぼれた。
40代独身女性の居場所はどこにあるのでしょうか―というものでした。

いかにも日本的な試験管の言葉と思ったのと同時に
40代独身女性への風当たりはつくづく厳しい、ということを考えました。

子育てを終えて相当歳をとってから絵を描き始めたアメリカのグランマ・モーゼスや
40代素人歌番組で一躍時の人になったイギリスのスーザン・ボイルじゃないですが、
何かを始めるのに遅すぎることはない、という言葉は間違っていないと思う。

そこには相当な勇気と覚悟が必要であることは大前提であるけれども。

その面接官がまた違った人柄の人であったら、そこで彼女を励ましたかもしれない、とも思う。

私だって今のところ、独身とはいえダーリンという共に暮らす特定の人がおり、
自分ひとりすら養えない年収でも、なんとかライターという好きでやりがいのある仕事ができているけれど、本当に一人ではこの仕事は辞めている。
あるいは編集ライターを続けても、深夜残業&土日無関係の会社員として衰えていく体力を感じながらもやむを得ず働いているだろうと思う。

ちなみに類は友を呼ぶとはよくいったもので、
仕事関係など大人になってから知り合った私の友人・知人は独身が多い。
みな30代後半~40代だ。当然ながら皆仕事を持っている。

40代で独身だと、世間の風当たりは相当なものだけれど
(だから私は40目前の38で結婚をした。シッパイはしたけれど)、
例えば例え結婚していても、お互いを思いやる気持ちもなく、お互い無関心で、
ただ形だけ夫婦を続けている状態だとしたら、それでも
結婚しているから幸せ(マシ?)で、40代独身=不幸といえるだろうか。

私の友人・知人たちはおそらく、独身主義でも好きで独身でいるわけじゃないと思う。
ちょっとプライドを高く持っていたり、
相手に厳しかったりはするけれど(自分にも)、
仕事はしっかり頑張るし余暇を過ごす趣味もちゃんと持っている女性たちだ。

社会の目や世間の目はなくなりはしないけど、
独身でも結婚していても、もうちょっと誰もが尊重される世の中になってもいいのじゃないかと考えたのでありました。

コメント一覧

管理人
慈雨さまへ
40代独身女性の居場所から話がそれてしまうかもしれませんが、私が最近思うのは、社員を大切にしない会社は伸びないということです。

いい仕事をさせたいのなら、当たり前のことかもしれませんが、まずは社員一人ひとりが生き生きと働ける環境、納得できる待遇を整えることが先決ではと思うのです。

以前見た「カンブリア宮殿」でしたか、星野リゾートの社長が、社員を縛らず自主性を持たせて仕事が楽しいと思わなければ、お客様を真に満足させる接客サービスはできない、というようなことを言っていました。

ちなみに私の彼もいわゆる大手企業の正社員ですが、技術職であると同時に接客業でもあり、というどちらか一方だけに集中できない仕事を日々しているのですが、数年前に退職金制度が廃止に。

組合も上の言うことをただ聞き入れるだけの社員ばかり。

モチベーションが思いっきり下がる中、配布したクレーム集に対する対処を提出させるなどなど、個々人の頑張りのみにはっぱをかける社員教育ばかりしていると、さらにモチベーションが下がりっぱなし…(なにもこれは彼だけじゃなく大半の社員がそうだと思います)。でも、決して最初からそうではなかったはずです。

やはり朝日新聞で、職場に関するミニ投稿欄に、「時給制の仕事(確か和裁)をしているが、仕事に熟練している人ほど早く仕立てるのに、未熟な人の方が時給が高くなるのは納得ができない」が載っていました。

「人材」は「人財」でもあるはず。
派遣の現場でもそうかもしれませんが若いことが価値というのはおかしいと、日本社会・企業がもっと真摯に気付くべきだと思うのです。

キヤノン前会長で、今は経団連会長の御手洗さんの記事がやはり今朝の朝日新聞に載っていました。

「会社が生き残るには、どのように条件を良くして従業員を幸せにできるかの競争です。そうでないといい従業員は集まらないし、いい商品も生まれない。ところがたまに100件に1件くらい搾取する企業が出てくると、大企業の悪、エゴと批判される。(続く)」。

ほんとに100件に1件??と思っちゃいましたが(笑)

話があっちこっちですみません。

慈雨さん、今いろいろとつらい状況のようですね…。アドバイスなんて偉そうで&おこがましいことはできませんが、人って誰かの何かの役に立てていると気付く(誰かに必要とされていると気付く)ことが、いつまでも元気でいられる秘訣だそうです。

職場や趣味でなくても、なんとなく気が向いたときに市区町村の広報などに目を通してみたら、興味のある講座や募集があるかもしれません。

気持ちが前向きになれるきっかけは、自分さえ手を伸ばせば意外と近くにあるのかもしれません。

慈雨さんが楽しいこと、気持ちいいこと、リラックスできることを、焦らず試してみたらいいかもしれません。
・・・結局偉そうなことを言ってしまったかも(汗)
よろしかったらたまにここに遊びに来て下さいね。
慈雨
考えこみました
こんにちは。
通りがかりの者ですが、まさに先日の朝日新聞の投稿を目にし、同じ境遇だなあ・・・とつくづく感じ入ってしまった一人です。

私もx1で、事務職。努めている会社は大企業ですが、そこでのキャリアアップを目指せれるほど現実は甘くないです。。。
派遣社員は次々といなくなり、正社員の自分にすべての仕事が乗しかかり、イヤといえば切られてしまうかも・・・という不安から、断れず、とうとう精神的に病んでしまっています。でも、それさえ査定に響くのでは、と公には出来ず、我慢しながら出勤している日々です。

6年越しの彼氏とも、最近別れてしまい・・・友達づきあいも面倒くさくなって、今は本当に会社以外は引きこもりの生活をしています。
その分、時間はたっぷりあるけど、こんな時間を持て余して生きていていいのか・・と、同世代の女性の子育て奮闘や、仕事との両立や、さらなるキャリアアップを目指して資格を目指す人々を横目に、自分ってサイテーと落ち込み。
さらに自分は何がしたいのか、何ができるのか、と自問自答の日々・・。このまま老いていく不安に苛まれる日々。

婚活はとうに諦めてしまい、、たまに年下の子から呼ばれるパーティでは、若い世代に圧倒され、私なんかオバサンだから、相手にしてもらってごめんなさい。。と、恐縮して帰路に着くのがオチ。

あの投稿者さんにとっては看護士への道は、本当に一念奮起だったと思うのに、、一筋の光だったと思うのに、あのような言葉を投げかけられて・・・さぞかし辛かったと思います。

世間ではWLB(Work Life Balance)などと謳われ、仕事と余暇を充実させるためにさまざまな工夫を凝らす会社が取り上げられる昨今ですが、これは結婚して子供をもうけながら仕事をしている女性向けのものとしか思えず、アラフォー独身はぽつねんと取り残されている感があります。

さまざまな拘束の少ないこのカテゴリーに属する社員が、ともすれば1番時間的にも会社に貢献していると思うのですが・・。
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