こだわりおやじの独り言

東洋医学とオステオパシーが通じる事柄は、貴方の健康への道しるべです
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東医宝鑑を観る58  大便(18)

2018年02月22日 | 日記

東医宝鑑 内景篇(内科)四
二六、大便(18)単方<七〇種>

鱉(スッポン) 痢疾のあと脱肛したものを治す。 鱉を普通食べるように煮て生薑と砂糖を

     少し入れて作って食べる。

鮒魚膾  長いあいだつづいている赤・白痢、腸澼に醋・醤・蒜まぜて食べる。

露峰房  赤白痢と大小便の不通を治す。 作末して温酒で一銭調服する。

糞蛆   噤口痢に効く、蛆を焙って作末し清米飲で調服する。

鳥梅   腸痢を治す。 血痢に白鳥梅肉一個に、臘茶を加え、醋で少し入れて煮てす

     する。赤痢と久痢に鳥梅を水で煎じて蜜でまぜて飲み、休息痢には建茶乾薑

     末を丸服すると良い。

桃花   大・小便を良くさせる。 花の散るとき花びらを拾ってかげ干しにし、水で

     調服するか、または煎じて餅をつくって食べる。

桃葉   大・小便の不通を治す。 汁を取って半升ぐらいたべると治る。

桃仁   大便の血結・血秘・血燥・秘渋・不通に汁を出して粥をつくって食べる。

酸石榴殻 赤・白痢を治す。 焼いて末にして米飲で二銭呑み下す。

大麻仁  大・小便の不通と風秘・熱秘・血秘を治す。 汁をしぼって粥をつくって食

     べ、または蘇子のように汁を取って粥をつくって食べるのを蘇麻粥という。

赤小豆  下痢を止める。 粥をつくって食べる。

生脂麻油 熱秘と大便の不通を治す。 一合くらい食べる。

糯米   下痢を治す。 半生半炒の粥をつくって食べる。

神麹   下痢を止める。 蒸して作末し粟米飲で一日三回二銭を服用する。

鶯栗殻  痢疾を治す。 芽と中身を捨て、醋で炒って作末し、米飲で一銭服用する。

冬葵子  大・小便の不通と腹のはるときに使う。冬葵子二升を水四升で煎じて一升に

     なったら猪脂一合を入れ服用する。

雞腸草  小児の赤白痢に汁一合を取って蜜でまぜて食べる。

薺葉   赤白痢に根と葉を焼いた灰で作末し、米飲で調服すると良い。

葱白   大小便の不通を治す。白いところだけ取って、ついて醋にまぜて小腹の上に

     おくと良い。粥をつくって食べても良い。

韭葉   痢疾を治す。赤痢には韭汁に酒をまぜて一盃温めて飲み、水穀痢には粥、ま

     たは煠炒で、白痢には煎じて飲む。

独頭蒜  大便不通に一枚を煨熟して、皮を取り綿にくるんで下部の冷たいところに入

     れると治る。

馬歯莧  大・小便を通す。米と五味を入れ汁をつくって食べる。

白蘿菖  久痢に汁をしぼって蜜を入れ、煎じて服用する。

乱髪   大小便の不通に効く。焼いて灰にし、一日三回一銭づつ温水で調服する。

黄雌鶏  赤・白久痢を治す。汁をつくって食べる。

鶏子   赤・白痢の長いときに醋に煮て空腹時に食べる。または作末して一銭を酒で

     服用する。

鳥骨鶏  小児の噤口痢を治す。煮て汁を取って食べると良い。

家鴨   痢疾を止める。煮て汁を飲み、肉を食べ、汁をつくって食べる。

    久痢に効く。橘・椒・葱・塩・醤を調合して団子にして食べる。

牛肝   痢疾を治す。醋で煮て食べる。

牛角鰓  赤白痢と冷痢の瀉血を治す。作末して温酒または米飲で二銭を調服し、また

     は蜜で丸めて食べる。

黄雄狗頭骨 久痢と労痢・休息痢を治す。脳骨を黄色く焼いて粉末にし、米飲で 二銭

      を飲むか、蜜で丸めて服用する。

狗肝   下痢と臍・腹痛を治す。狗肝を細切りにして米一升に入れ、粥をつくり、葱

     ・椒・塩・醤油で味付けをする。

猪胆   大便の不通を治す。導便法に詳しい。

猪肝   冷泄、湿泄、滑泄を治す。猪肝をうすく切って詞子皮末をぬり、とろ火で焼

     いたのを空腹時にかんで呑み下す。 


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