小津監督作品
小津安二郎監督の作品に『お早う』という作品があります。公開は高度成長期の昭和34年(1959)。以前、NHK•BSでも放送され、視聴しました。
高度成長期の東京郊外の新興住宅地を舞台に、当時の世相をコミカルに描いた名作です。懐かしい風景もありました。
テレビというものが当時の日本の生活に普及していく様子とそれに伴う様々な問題がコミカルに描かれていてます。さすが小津作品だなと思いました。
テレビを見ると
その中に「テレビを見ると馬鹿になる」という台詞がありました。
この台詞、久しぶりに耳にしました。
昔、よく「テレビばかり見ていると馬鹿になる」とも言われました。ばかりが入っていましたが。
また、その頃、大宅壮一氏(ジャーナリスト、社会評論家)が、「一億総白痴化」という言葉でテレビの普及を批判していました。
そして、大学生だった頃「テレビは愚民化の道具」と喝破された教授もいました。
自分は、すっかり愚民となり、今や凡人中の凡人になっています。
今しみじみと
そして今、「テレビを見ると馬鹿になる」をしみじみと実感しています。
ワイドショー、バラエティなど地上波の番組には途中でチャンネルを変えたり、スイッチを切りたくなる番組も少なくありません。
実際、地上波の番組は、NHKニュース、天気予報以外、ほとんど視ていません。
もちろんこの歳まできてしまいましたので、今更テレビを全く見ない訳ではありません。もっぱら、朝ドラやBSで気に入った古い映画などは見ています。
そして、夜は7時のNHKニュースが終わったら一応、テレビタイムは終了です。
新聞も
また、新聞も地元のこと以外の興味のない記事はなるべくスルーしています。何しろ東日本大震災に伴う原発事故の際にも誤報?とされた記事(A新聞社の社長が認め、謝罪しました)を読まされた経験がありますので、あまり信用していません。
そして、慰安婦に関する報道もそうですね。国民に何の謝罪もなく、偏向した酷い新聞社です。
今回の新型コロナウィルス感染拡大に伴う報道でも再び同じことが繰り返されました。
専門家と称するコロナ女王が視聴者や読者を散々煽って、ワイドショーで儲けていました。今後もないとも限りません。
いずれにしても、メディアに接する時は、自分の頭で良く考え、注意深く見ていこうと思っています。
ところで、「テレビを見ると◯◯になる」、あなたは◯◯に何を入れますか?
お好きな言葉を自由に入れてみてください。きっといろいろあると思いますよ。
終わり