今朝は久しぶりの雨、空気はカラカラでしたのでしっとりと潤う恵みの雨といったところでしょうか。今のところ、本当に今年は暖かい冬ですね。寒いのが苦手なので助かっています。でも、一年で一番寒いのもこの時期、風邪を引かないようにうがい手洗いを励行します。
脳の活性化に良い?と言われ、NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)『舞いあがれ!』を毎朝楽しみに視ています。
ヒロインの岩倉舞ちゃん、もう大人なので、舞さんか、は空を飛ぶことに憧れ、せっかく入った大学を中退、パイロットを目指して航空学校に入学。
鬼教官の下で様々な訓練を何とかこなし、無事ライセンスを得て、ようやく航空会社にパイロットとして内定を得たものの、リーマン・ショックの影響を受けて一年間の待機となります。あの時代皆そうてしたね。
また、父親が経営するネジ製造会社もリーマン・ショックの影響で受注が激減、リストラを求められるまでに追い詰められました。その心労もあり、父・浩太さんは新年早々の回で急死。びっくりしました。
頼みとする長男・兄悠人さんは父のあとを継がず、会社の売却を主張、最早、会社の閉鎖もやむ無しかと、窮地に。
ところが、一旦は工場を閉鎖することを決めた母のめぐみさん、母の五島の祥子ばんばが、亡き夫の思い出を胸に船の仕事を続けたことを聞き、自分も夫・浩太さんとの思い出を胸にと、従業員に協力を訴えて、工場経営を続けることを決断をします。
そして、ヒロインの舞さんと言えば、恋人は去っていき、悩んだ末、パイロットになる夢を捨てて母めぐみさんと一緒に会社を経営していくことを決意、そして・・・とまあこんな感じで、ストーリーは進んでいきます。
その中で、幼馴染みの歌人・貴司くんは「トビウオは水の中でもトビウオ」との名言?でパイロットを諦めようとしている舞さんを励まします。ん?なかなか味のあるフレーズですよね。
例え、パイロットにならなくても、父と同じ飛行機の部品を造る夢を実現すればそれは空を飛んでいることと同じ、という意味なのでしようかね、わかりませんが。
確かに、あのリーマン・ショックは個人にも法人にも大変な影響を及ぼしました、特に中小企業は大変でした。
自分はリーマン・ショックのはるか昔のまだ若造の頃、ある中小金融機関の行員でした。転勤を重ね一時期、京浜工業地帯にある支店に勤務したことがあります。なのでいわゆる町工場の親父さんたちの仕事を間近にみてきました。
町工場の場合、社長はご主人で、ほとんど工事で機械を操作しているので、接する相手は、専らめぐみさんのような経理、総務担当の奥さんでした。大体、ご主人=社長、奥さん=専務といった感じでした。
でも、お金のことを決めるのはあくまでも社長さんですから、無視するわけにはいきません。ところが工場にいる誰が社長さんなのかわからない銀行員さんもいたようです。
ある日、集金がてら、奥さんに聞いて機械を操作中の社長さんに挨拶しようと近づくと、「あぶねえぞ、切り粉で火傷するぞ、ところであんた誰?」と言われたので「〇〇銀行の〇〇です」と答えると「そうか銀行さんか、丁度3時の休憩なのでお茶でも飲んでいけ」とお茶とおやつをご馳走になりました。
さらに、「ほとんどの銀行さんは母ちゃんのところばかり顔を見せ、俺のところには誰もきやしない、あんたが初めてだ」と褒めて?くれました。
以後、転勤まで、その工場に行く都度、社長さんのところへ顔を出し、「その部品は何に使われるのか、使われる金属は何なのか」などを質問し、いろいろ教わりました。たまに近づきすぎて、アツチッチとなったことも。
もっとも、親会社からは部分的な図面だけ渡されて、何のどの部分に使われるのかは、全く知らされていないようで、社長も分からないと言っていました。きっと秘密保持のためなのでしょう。
さて、朝ドラド『舞いあがれ!』は、これから、母と娘の奮闘が始まるのでしょうね。
最初、女性パイロットのお話しと思って視はじめましたが、何となく『下町ロケット的』な展開になり、この先どうなるのかそれはそれで楽しみです。
ところで、本ドラマの舞台はものづくりの街、大阪の東大阪市ですよね。このドラマの現時点の時代設定がリーマン・ショック後の2009年から2010年辺りでしょうか?
そうすると、下記の記事のように、東大阪の町工場が作った人工衛星のことを思い出しました。
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あくまでも、翁の独断と偏見そして想像ですが、舞さんの会社「IWAKURA」が人工衛星プロジェクトで主要部品を作る工場となる可能性もありますね。そして、兄の悠人さんがファンドを組成して資金を集めるとか、そうなると良いですが、さてどうなりますか。
ここで、貴司くんの「トビウオは水の中でもトビウオ」のあの名言が活きてきます。果たして・・・?
いつも戯言です。ご放念ください。
Have a nice day !!