長尾景虎の戯言

読んだり聞いたりして面白かった物語やお噺等についてや感じたこと等を、その折々の気分で口調を変えて語っています。

東直己著【ライト・グッドバイ】

2019-04-11 17:15:02 | 本と雑誌

2005年12月10日初版印刷 2005年12月15日初版発行
〈ススキノ探偵シリーズ〉
〈俺〉が五十路を翌年に迎えようする頃。
「殺人容疑者と親友になれ」
退職刑事が持ち込んだ厄介な依頼。
それは〈俺〉にとって生涯最低の冬のはじまりだった。
馴染みの退職刑事種谷から突然の連絡。
呼び出しに応じた〈俺〉を待っていたのは「殺人容疑者と親友になれ」という頼みだった。
未解決のままの女子高生行方不明事件の証拠を見つけるため、容疑の濃厚な男の家に上がるまでになれ、ということらしい。
〈俺〉は、バーでの偶然の出会いを装い、男に近づくことを企む。
そしてそれは生涯最低の冬の幕開けでもあった…
行方不明なのは邑隅(むらずみ)エリカ、当時公立高校に通っていた一方、花屋でバイトしていた。
しかし、その花屋へ向かう途中、忽然と消息を絶った、これが一昨年の春のことだった。
この花屋の店主が怪しい…が死体が出ていない以上、警察も手が出せない。
その男の名は檜垣紅比古(ひがきあきひこ)。
種谷はこの男と親密になれというわけだった。
だが、この檜垣は頭がいかれてて、変態で嘘つきでしかもマザコンだった。
〈俺〉としては、絶対に傍によりたくないタイプだったのだ。
何故か小椋良一の名刺を〈俺〉に渡して、自己紹介した、実に胡散臭い。
〈俺〉も人のことはいえない、酒井と名乗り大手小売業の会社をリストラされたことにした。
これからが難行苦行の毎日となるのだ…せっかくのサウダージが不味くなる…堪り兼ねた〈俺〉は一計を案じるのだが…。
やはり本物は面白い、私は『探偵はBARにいる3』をはっきりいってここで揶揄しているであります!


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