素敵な話を見つけたのでシェアしますね
dearちゃんと私は、ロスにある大学で出会いました。
私の場合は「特に将来なりたい夢もないし、留学でもしたいなぁ」
なんて感じで、親に頼んで通っていた感じでした。
「はっきり言って人生適当!」 「楽しければそれでいいじゃん」
みたいなノリで、もちろん勉強よりも恋愛優先
まぁ今の子には多いタイプ。かな?(笑)
でもdearちゃんは違います。
高校生の時から自立して一人暮らし、高校の学費以外は全部自分で
イトして稼いでたっていうから驚きです
ロスに留学するお金も、自分持ち。
留学した理由を聞いたら、 「夢があるから」ってまぁ、私とは全く反対のタイプ。
はっきり言って嫌いなタイプでした。
皆の周りにもいると思うけど、 何もしてなくてもモテモテな人。
まさにそんな感じの、女の敵タイプなんだけど不思議と女の子にも人気があってまさに謎???
私の友達がdearちゃんと仲良くしても 「私は絶対この子とは仲良くしたくない。」って
私が一方的に完全無視状態でした。
さて、皆がdearちゃんならどうします?
普通ならここで、「本当嫌なやつ!」って私を無視しますよね?
私の態度が悪いので友人がdearちゃんに謝ると、dearちゃんから一言。
「人間だから、合う人もいれば合わない人もいるのが当たり前。
私は嫌われてても構わないけど、嫌われてるからといって相手を悲しい気持ちにさせる態度はとりたくない。」
この世の中で、縁があって出会った人なんだから例え相手に嫌われていても相手を大切にする。
という事でした。
私は「この子が悪い訳じゃないのはわかるけど、、今さらどうやって仲良くしたらいいのかわからない。」
という気持ちと変な意地があってdearちゃんとの関係が気まずいまま数日経ったある日、事件は起こりました。
dearちゃんと共通の友人が彼氏と喧嘩して自殺未遂。 病院に運ばれて意識不明の状態に・・・
病院の待合室で皆祈るようにして待っていました。
するとその子のお母さんがきて一言。
「皆わざわざありがとう。 一命を取り留めたからもう大丈夫よ。
申し訳ないんだけど今面会する程の元気はなくて、今は会いたくないみたいだからまたお見舞いに来てあげてくれる?」
皆納得して帰ろうとすると、何故かdearちゃんだけ呼び止めらてそのまま病室へ。
私の方が友人との付き合いが長いのもあって複雑な気持ちだったけれど
数日後にその子に会った時に信じられない位元気だったのでビックリして聞いてみると、
「dearちゃんのおかげなの」 と一言。
実は友人の自殺未遂は1度目ではありません。
彼氏と喧嘩する度に自傷行為をするので、その子のお母さんも心配でロスに一緒に住み
周りもハラハラして見てられないといった感じでしたが、それ以降一度も自分を傷つけたりしなくなった友人を見て
私が気になって聞いてみると、
「あの夜はdearちゃんがずっと手を握ってそばについててくれた。何も話をしなかったけれど、とっても安心できた。
翌朝、目が覚めたらdearちゃんが満面の笑顔で 「おはよう♪」 って言ってくれたから、
一瞬昨日自分がしてしまった事を忘れてしまった位だったの。
それから話を聞いてくれて、色々話をしてくれたけど1番胸にきたのは、
女の子は特に、 上手く行かない時や相手が自分を理解してくれない時に、
イライラして自分の価値を下げてしまいがちだけれども、そうする事で幸せを遠ざけている。
相手を傷つる事を言ってしまったり、わざと怒らせてしまったり、時には自分や相手を傷つける事もある。
けれど本当に自分が幸せになりたいのならば、それはしてはいけない。
人間は誰しも自分が可愛い。
「相手の為。」と口では言っても結局自分の都合が大きく影響している事が多い。
それならいっそ、「自分の為。」と言ってしまった方が聞いてて気持ちがいいし事実だよね。
「相手の為。」と言えばキレイ事に聞こえるし
「私はこんなに頑張っているのに何でわかってくれないの?」 と不満が出る。
求め過ぎたらいけない。
大切なのは自分の幸せの為に相手を幸せにしてあげる事。
「幸せになりたい。」じゃなくて、
『幸せにしてあげたい。』
と思う事で相手をもっと大切に出来るし自分も大切にできる。
相手からのお返しを求めずに与え続ける事。
そして、病院に運ばれた我が子の姿に、戸惑い涙する友人のお母さんにはこんな話をしたらしい
「信じてあげてください。 子供は何歳になっても、どんなに道を外してしまったとしても、
母親の愛情を必要としています。
お母さんが心を込めて愛し、信じてあげれば、きっとわかってくれる日が来ます。
私も支えるので一緒に頑張ってくれませんか?」
親の気持ちがわかるのはdearちゃんも道を外して両親を泣かせた事があるからだと言う・・・
よく『言霊』というけれど、本当にdearちゃんの言葉には魂が宿っていると感じました