カブトン日記Ⅱ

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★地球・ふしぎ大自然。

2006-01-31 14:24:14 | カブトムシ

昨日「追跡!カブトムシ大繁栄の秘密 琵琶湖畔の里山」見ました!いや~良かった。内容もですが映像も綺麗でしたね~。昆虫好き、雑木林好きのボクにとっては、まさにうれしい番組でした。

本当は先週23日に放送予定だったんですが「ホリエモン」逮捕のおかげで1週間延期になってたんですよ。130_1

ご覧になってない方のために内容をちょっと説明すると・・・

「夏の雑木林の王者カブトムシは、今も子供たちに絶大な人気があるが、もともとは人里離れた原生林で細々と暮らす昆虫だった。そんなカブトムシがこれほど身近になった理由は、日本人が古来から大切に育ててきた里山と大きな関係があったのだ。クヌギの木でシイタケ栽培をしたり、雑木林の落ち葉で堆肥を作ったりと、古来から生活の糧の一部として雑木林に手を入れ続けてきたので、・・・・」(これ以上引用すると怒られそうなのでくわしくは【ここをクリック】してください。再放送の予定も書いてあります

ところで琵琶湖畔の里山もよかったですが、「田村市常葉町」の里山も素敵ですよ!

なのでなぜカブトムシ自然王国なのかを簡単に紹介します。

阿武隈の山々に囲まれ、青々と澄みきった空と美しい緑、あふれる太陽の光の中に田村市常葉町はあります。全国でも有数の葉タバコの産地である常葉町では、葉タバコの苗を植える土を作る作業の中で、たくさんのカブトムシの幼虫が捕獲できます。

農家では腐葉土を作るためにコナラやミズナラなどの広葉落葉樹の林を大切に守り続け落ち葉を集めます。そしてこの落ち葉を集めた腐葉土がカブトムシにとっては最高の産卵場所であり幼虫のエサになるわけです。

春先になるとこの腐葉土をふるいにかけ質の良い土を作るのですが、この時にたくさんの幼虫が捕獲できちゃうんですよ。

そこでこの一見きみの悪い「根切り虫」(カブトムシの幼虫をこう呼んでいます)を何とか活用できないものかと考えたってわけです。

昭和57年に、東京都中野区と姉妹都市を提携した事を契機に、常葉町中野区少年自然の家、中野区緑化フェア、中野祭りなどを通じて、区民と町民の交流を深めてきましたが、昭和61年の中野区緑化フェアに、腐葉土と共にカブトムシの幼虫を展示したところ、想像を超える反響がありました。その後の成長を追跡したところ、多くの幼虫が成虫になり大変喜ばれていると同時に、感動したという手紙などが数多く寄せらたんです。
この事がカブトムシを利用して地域おこしを進めるきっかけとなり、町の各種団体で「カブトムシの会」を結成し、「カブトムシの幼虫観察セット」を全国に販売するまでに成長しました。「カブトムシの会」の構成団体は、町役場が中心となり、幼虫確保の取りまとめをたばこ耕作組合が行い、幼虫セットの外箱に不要な間伐材を利用しようと森林組合が材料を調達し、町の建築組合員がそれを製作、また発送は郵便局から行うため常葉町小包友の会などによりスタートしました。7月には、カブトムシ幼虫観察セットの購入者を対象に、「カブトムシをふるさとの野山に帰そう」を合言葉に「カブトムシのふるさと探検隊」を募り、2泊3日で首都圏の子供たちが常葉町を訪れ、地元の子供たちと自然体験や昆虫採取を通して交流を深めました。
昭和63年には、6月4日を「ムシの日」に制定し、カブトムシが元気に育つ阿武隈の自然と環境を守り、豊かな資源を活用することを目的として「カブトムシ自然王国」を建国しミニ独立国として内外にアピールするようになったんです。

今日は長くなりましたね~。最後まで読んでくださってありがとうございます。まだまだ続きがありますが、そのうちってことにします。


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1 コメント

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カブトンさん今日はすごく知的ですね。 (Q)
2006-01-31 17:16:35
カブトンさん今日はすごく知的ですね。
でも・・・。長っ!(ー_ー)
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