カブトビールは、いち早く新聞への広告掲載を活用した販売促進も行いました。それも当時の新聞への広告は、ほとんどが文字ばかりであった時代に、ビールやカブトの図柄などデザインをともなった広告を掲載したことでカブトビールの名前は有名になりました。古いものでは、明治32年8月15日の神戸又新日報(こうべゆうしんにっぽう)にカブトビールの発売広告が掲載されています。明治33年には、佛国巴里大博覧会 金牌受賞 カブトビールの広告が全国の新聞を賑わせました。当時は、大手ビール会社の中では、新聞への広告掲載数は圧倒的にカブトビールが多かったそうです。