カブトビール屋

明治時代に半田赤レンガ建物で作っていた『カブトビール』の販売情報をお届けします

カブトビール降臨!!

2017年10月31日 | グルメ

  昭和18年(1943年)にその歴史に幕を下ろした『カブトビール』は、平成17年(2005年)6月に復刻発売されることとなった。その製造工場であった半田赤レンガ建物(旧カブトビール工場)の保存活用のために活動する赤煉瓦倶楽部半田の手によって明治時代のビールの味が復刻されたのである。およそ半世紀ぶりの『カブトビール』の発売は、半田から「丸三ビール」が3000本初出荷されたことに習い、3000本の限定発売とした。あっという間に売り切れたことは言うまでもない。そのころから幻のビールと呼ぶ人も現れたそうな。


カブトビールの歴史の話 その五

2017年10月29日 | グルメ

 明治39年(1906年)『カブトビール』の製造会社である丸三麦酒株式会社が甲州財閥の根津嘉一郎に渡り、日本第一麦酒株式会社になる。 
明治41年(1908年)日本第一麦酒株式会社より加富登麦酒株式会社に社名変更する。 
その後、大正11年(1922年)大日本帝国鉱泉株式会社と日本製壜株式会社を合併し、日本麦酒鉱泉株式会社と改称し新たに『ユニオンビール』を発売した。 
昭和8年(1933年)当時全国の80%近いビールのシェアを占めていた大日本麦酒株式会社と合併する。
昭和18年(1943年)企業整備令の適用により半田赤レンガ建物(旧カブトビール工場)は閉鎖され、『カブトビール』の歴史に幕を下ろすこととなった。 


カブトビールの歴史の話 その四

2017年10月28日 | グルメ

 明治31年(1898年)ドイツから機械技師A.F.フォーゲルと醸造技師ジョセフ・ボンゴルを招聘し、半田町榎下に新ビール工場となる半田赤レンガ建物が竣工した。同年から本格的ドイツビールの醸造に着手し銘も「加武登麦酒」と改めた。その2年後の明治33年(1900年)パリ万国博覧会で金牌を受賞し、全国で飛ぶように売れ始めるのである。 


カブトビールの歴史の話 その参

2017年10月26日 | グルメ

 5番目の弱小ビールとして出発した『カブトビール』をメジャーにおしあげるきっかけとなった出来事があった。明治28年(1895年)京都で開かれた第4回勧業博覧会にアサヒビールと対抗してビアホールを出し十数人の芸者に赤襷(あかたすき)赤前掛(あかまえかけ)で宣伝させたところ、その宣伝ぶりを新聞が書きたてて評判になり醸造能力の3~4倍の注文が殺到する盛況となった。


カブトビールの歴史の話 その弐

2017年10月21日 | グルメ

 明治22年(1889年)5月 中埜酢店4代目・中埜又左衛門と敷島製パン(現パスコ)創業者・盛田善平らにより、「丸三ビール」と名づけられた瓶詰めビールが3,000本余り半田から初出荷された。 これが後に『カブトビール』となって暴れまわることとなるビールである。その後、昭和18年まで製造が続くこととなる。


カブトビールの歴史の話 その壱

2017年10月20日 | グルメ

  明治時代に、大都市をひかえた既存4大ビール(大阪のアサヒビール・横浜のキリンビール・東京のエビスビール・札幌のサッポロビール)に挑戦した一地方都市のビールがありました。そのビールが半田のカブトビール。今となっては幻のビールとなってしまいましたが、その工場は、半田赤レンガ建物として現存しており、半田の先人たちが、大ビールメーカーに立ち向かった心意気と、豊富な財力と技術力を有していたことを雄弁に物語っています。 


ふるさと納税でカブトビールを!

2017年10月19日 | グルメ

  復刻カブトビールは、一人でも多くの方に「半田赤レンガ建物」を訪れていただければとの想いで赤煉瓦倶楽部半田が企画した商品です。その甲斐もあり今年7月に「半田赤レンガ建物」は、リニューアルオープンを果たすことができました。
今日まで沢山の県外の方から、カブトビールが買いたいとのご要望をいただいてきましたが、「半田赤レンガ建物」に来てご購入下さいとお願いしてきました。
しかし、半田市外の方に朗報です。半田市のふるさと納税のお礼品に復刻カブトビールが採用されました。
 http://www.furusato-tax.jp/japan/prefecture/23205
是非、寄付目的は「半田赤レンガ建物に関する事業」でお願いいたします。


カブトビールを飲める店 その十七

2017年10月15日 | グルメ

 カブトビールは、『半田赤レンガ建物』へ一人でも多くのお客様に来場いただくために赤煉瓦倶楽部半田が企画した商品です。そのため『半田赤レンガ建物』以外で入手することはなかなかできません。しかし、東京にも一軒だけ、カブトビールを飲めるお店があります。

生まれ故郷、愛知県知多半島のローカルなテイストをしのばせたほっこり和カフェ「ハントコcafe」です。知多半島出身のオーナーが知多半島の情報発信のため東京に開いたお店です。そんなオーナーの故郷への熱い想いに共感し、特別にカブトビールを販売していただいております。是非、お立ち寄りください。


カブトビールを飲める店 その十六

2017年10月10日 | グルメ

 カブトビールは、『半田赤レンガ建物』へ一人でも多くのお客様に来場いただくために赤煉瓦倶楽部半田が企画した商品です。そのため『半田赤レンガ建物』以外で入手することはなかなかできません。しかし、静岡県にも一軒だけ、カブトビールを飲めるお店があります。

なんとお店の名前が「カブト食堂(加冨登食堂)」といいます。先代が昭和元年に開業するときに、カブトビールがとても人気で繁盛していたことから店名を「カブト食堂」にしたという正真正銘のカブトビールのための食堂です。静岡県駿東郡小山町の駿河小山駅前通りにある小さな食堂です。現在は、3代目が、がんばっておられます。静岡県へお出かけの際には、是非、お立ち寄りください。

 
 

カブトビールを飲める店 その十五

2017年10月09日 | グルメ

 カブトビールは、『半田赤レンガ建物』へ一人でも多くのお客様に来場いただくために赤煉瓦倶楽部半田が企画した商品です。そのため『半田赤レンガ建物』以外で入手することはなかなかできません。しかし、名古屋市内にも、カブトビールを飲める店があります。しかもこのお店、生カブトビールが飲めます。

お店の名前は、なやはし TWILO。またの名を、加富登麦酒名古屋支店。三代に受け継がれる“匠のワザ”を駆使する髙山額縁店が、護岸道側に新店舗「納屋橋TWILO」をオープンしました。TWILOは門外不出のビール「カブトビール」が名古屋市内で唯一生でご賞味いただけるサロンです。展覧会や周辺散策のついでに、レトロ納屋橋に佇む極上の空間でゆったりとしたひと時をお過ごしください!トワイロ、それは「永遠」の「色」。いつまでも色あせることのない文化を語り継ぐサロンです。open 12:00 - 23:00不定休