カブトビール屋

明治時代に半田赤レンガ建物で作っていた『カブトビール』の販売情報をお届けします

復刻カブトビールの特徴 その六

2009年10月31日 | グルメ
 復刻『カブトビール』は、明治時代のカブトビールを忠実に復刻したビールです。日本のビールは、大正末期頃に一変します。外観においては、コルク栓から王冠に変わります。味においても明治時代までのしつこさを脱して、飲みやすく、杯を重ねるに適したものとなります。色においても赤味を帯びた褐色から淡い琥珀色になり、見るからに旨そうに見えるようになりました。カブトビールの特徴でもあるビール中の炭酸ガスもふえて、心地よい刺激が喉をくすぐるようになりました。。復刻『カブトビール』は、明治時代同様に炭酸ガスは現在のビールに比べて3割以上も少なく製造してあります。是非、味わってみてください。

復刻カブトビールの特徴 その五

2009年10月30日 | グルメ
 復刻『カブトビール』は、明治時代のカブトビールを忠実に復刻したビールです。カブトビールを黒ビールという人がいますが間違いです。明治時代のラガービールは、現在のグリーンを基調とした琥珀色に対して、赤系統の赤褐色でした。カブトビールの色は、黒ではなく赤褐色なのです。明治36年第5回内国勧業博覧会の審査報告に「我国のラガー麦酒は、ウォルト(麦汁)の含糖量13%~13.5、発酵度71~75にして色沢鮮麗芳香優美内外人の賞賛を博するに足れり。」とあります。麦汁糖度が高かったため、できたビールの色も濃く赤褐色をしていたというわけです。色の濃い赤褐色をした苦味の強い“本格ドイツビール”。是非、『カブトビール』味わってみてください

博物館 明治村にて『カブトビール』販売中 残り1ヶ月

2009年10月29日 | グルメ
 復刻『カブトビール』が11月29日(日)まで、博物館明治村(愛知県犬山市)で開催されている「明治グルメ博」で汐留バーにて限定販売されています。週末は、午前中に完売することが多いようですが、平日は、手に入るようです。あと残り1ヶ月です。幻のビールを味わいに是非明治村に秋の行楽にお出かけください。なお、半田赤レンガ建物での次回販売は、2010年2月27日(土)28日(日)となる予定です。

復刻カブトビールの特徴 その四

2009年10月28日 | グルメ
 復刻『カブトビール』は、明治時代のカブトビールを忠実に復刻したビールです。カブトビールは、地ビールではなく“本格ドイツビール”です。昔、ドイツでは皮のズボンをはいて、椅子にビールをこぼしその上に腰掛けてからしばらくして立ったときに、ズボンが椅子にくっつくように貼り付くのが良いビールだと言われたといいます。このように粘着力が強いということは、発酵の度合が同じならば濃く仕込まれたビールである証拠であり、また、アルコールも多いことになると考えられていたのだという。アルコール度の高い“本格ドイツビール”。是非、『カブトビール』味わってみてください。

復刻カブトビールの特徴 その参

2009年10月27日 | グルメ
 復刻『カブトビール』は、明治時代のカブトビールを忠実に復刻したビールです。明治時代のビールの特徴の一つに、アルコール度が高いことがあげられます。今のビールは4~5度ですが、明治時代のビールは7~8度ありました。明治時代のビールは、コップ1杯飲むとかなり酔い、泡なども飴みたいに口のまわりについて、手につくと、べとべとするくらいだったと言われています。当時は、製造工程において今ほど滅菌処理ができなかったため、アルコール度を高めることによって賞味期間を長くし流通させたとも考えられています。炭酸ガスが少なくて喉ごしよく、でもアルコール度の高いビール。是非、『カブトビール』味わってみてください。

復刻カブトビールの特徴 その弐

2009年10月25日 | グルメ
 復刻『カブトビール』は、明治時代のカブトビールを忠実に復刻したビールです。明治時代のビールの味の特徴の一つに、苦味が強いことがあげられます。これは、ホップの添加量が現在の2倍以上だったことに起因しています。また、アサヒビールの100年史には、「明治時代のビールは、現在のものより醗酵前のエキスが高く、また、醗酵終了後のエキスが相当残り、タンパク質やデキストリンが多いことなどから味は重厚で、甘味の残るビールであったと思われる。」との記述があります。味は、苦味が強く重厚で甘味の残るビール。是非、『カブトビール』味わってみてください。

三越 名古屋栄店にて『カブトビール』販売中

2009年10月24日 | グルメ
 半田赤レンガ建物の公開時にしか手に入らない明治時代のビール『カブトビール』が、限定500本ですが三越名古屋栄店の地下1階お酒売り場で販売されています。本日、午後3時にはまだ十分在庫がありました。名古屋近郊のお客様は、三越名古屋栄店にて幻のビール『カブトビール』をお買い求めください。なお、半田赤レンガ建物での次回販売は、2010年2月27日(土)28日(日)となる予定です

博物館 明治村にて『カブトビール』販売中

2009年10月23日 | グルメ
 復刻『カブトビール』が11月29日(日)まで、明治時代の建物の聖地「博物館明治村」(愛知県犬山市)で開催されている「明治グルメ博」でデンキブラン汐留バーにて限定販売されています。週末は、午前中に完売することが多いようですが、平日は結構手に入るようです。幻のビールを味わいに是非明治村に秋の行楽にお出かけください。なお、半田赤レンガ建物での次回販売は、2010年2月27日(土)28日(日)となる予定です。

復刻カブトビールの特徴 その壱

2009年10月22日 | グルメ
 復刻『カブトビール』は、明治時代のカブトビールを忠実に復刻したビールです。明治時代のビールの味の最大の特徴は、炭酸ガスが少ないため、やや気の抜けた味で清涼感が欠けていたことでした。この原因は、貯蔵樽が現在のように金属製タンクではなく、木造樽であったので気密性が良くなかったことが主要因でした。せっかく生成した炭酸ガスが外部に逃げてしまい、ビールに溶け込まなかったのである。そのため復刻『カブトビール』も明治時代同様に炭酸ガスは現在のビールに比べて3割以上も少なく製造してあります。是非、味わってみてください。

パリ万国博覧会 金牌賞受賞

2009年10月21日 | グルメ
 1900年パリ万国博覧会で『カブトビール』が金牌賞を受賞した時の審査報告書が残っている。その一部を紹介しよう。「ビールは我が国からは、わずかにアサヒビール、エビスビールそしてカブトビールの3種だけであったが、他の各国からは多数の出品があってその品評には最も熟練した審査官一同が全力を尽くした。特に金賞、銀賞については各々所見を主張して決定したものであるが、我が国から出品した3種についてはドイツの製品に比べるとやや及ばないところがあるものの、その他の各国の製品に対しては遜色なく、3種の内アサヒビールとカブトビールは同点で、エビスビールは若干低い点数であったがいずれも金牌賞の評決となった。・・・」とのこと。