歌舞伎学会事務局

歌舞伎学会の活動を広報します.

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「演劇の証言・竹本駒之助師に聞く」(2015年7月18日)

2016-07-14 15:44:59 | 企画報告
2016年の夏期企画が今週末に控えておりますが、本日は、前年2015年に開催されました夏期企画をレポートいたします。

昨年の夏期企画は「演劇の証言・竹本駒之助師に聞く」と題しまして、国立能楽堂大会議室に女流義太夫の人間国宝・駒之助師匠をお迎えしました。


開演を待つ会場には歌舞伎学会会員の皆様の他、義太夫ファン、女義ファンの方々、そして一際目を引くお弟子さん達のお姿。
資料とともに配られた沢山のチラシが、駒之助さんが牽引されてきた女流義太夫の隆盛を物語っています。



駒之助さんの登壇を前にして、まずはVTRで『一谷嫩軍記・林住家の段』をじっくりと聞かせてもらいました。聞く者の腹にも染みわたるようなずっしりと響く語りに圧倒されます。
その後に登場された駒之助さんは、軽やかな夏のお着物に、お多福をあしらった帯を締められた洒脱な装いで、聞き手の濱口久仁子さんのインタビューに答えながら、幼少期の思い出から語り出されました。



昭和十年九月、浄瑠璃が盛んな淡路島に生まれた女の子が、自然に息をするかのように義太夫節と出会い、その才能を見いだされて十五歳で大阪に出て、女流義太夫の竹本春駒師匠の内弟子となり、義太夫の道を究めて行く様が、まるで一篇の映画を見るように目に浮かんできます。
その師匠は女義にとどまらず、十代目豊竹若太夫、四代目竹本越路太夫にも入門され、小松太夫や土佐太夫、岡太夫といった個性的な師匠達とのエピソードを聞いていると、時間が経つのを忘れるほどでした。

最後に質問に立たれた内山美樹子先生が、駒之助さんの語りで忠臣蔵の「お軽」が鮮やか浮かび上がった思い出を話され、駒之助さんの「芸の華」を堪能する二時間の締めくくりとなりました。



ちょっとした手振りでも目をひきます。

最後にお多福の帯を見せて下さいました。

〈事務局N〉
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2016年度歌舞伎学会夏期企画のお知らせ

2016-07-07 11:38:03 | お知らせ
本年の夏期企画「演劇の証言」では、映画監督の山田洋次氏をお迎えし、監督が昔から親しまれてきた歌舞伎・落語のお話や、メガホンを取られた「シネマ歌舞伎」のお話などを伺います。

例年は、国立能楽堂大会議室を使用させていただいていますが、本年は開場五十周年の国立劇場・伝統芸能情報館レクチャー室にて行います。

会員の皆様をはじめ、非会員、学生の方、多数の参加をお待ちしております。



事前予約は行っておりませんので、直接受付に起こしださい。受付開始時間は14時半を予定しております。

なお、レクチャー室の定員を超えますと、入場をお断りする場合がありますこと、あらかじめご了承ください。

問い合わせ先
【e-mail】kabukiga2014@yahoo.co.jp
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