歌舞伎学会事務局

歌舞伎学会の活動を広報します.

2018年8月事務局夏期休業のお知らせ

2018-08-03 17:00:04 | お知らせ
歌舞伎学会事務局は、毎週月曜日午後1時から5時まで、早稲田大学演劇博物館学会事務室において電話応対などの実務を行っておりますが、8月は13日、27日を休業日とさせていただきます。

メールでの問い合わせは実務日に関係なく、常時受け付けておりますので、ご利用ください。

kabukiga2014@yahoo.co.jp

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2018年歌舞伎学会夏期企画「演劇の証言 西形節子氏に聞く」

2018-07-11 14:02:27 | お知らせ
2018年の夏期企画は、7月14日(土)14時より、国立能楽堂大会議室で開催します。
日本舞踊研究家で、歌舞伎解説イヤホンガイドのパイオニアである西形節子氏に、
貴重なお話をうかがいます。

詳細は↓↓↓



予約不要、直接会場にお越し下さい。
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事務局インタビュー「この人、どんな人?(4)半田真由美」

2018-03-08 14:31:59 | 人物紹介
忘れた頃にやってきた、第4回です。今回のゲストは、半田真由美さん。
秋季大会にご来場経験のある方なら必ず見かけたことがある、書籍売り場を切り盛りされている女性です。いわゆる「研究者」ではありませんが、総目次(補遺も)を作成し、バックナンバー展示用の本棚(?)も自らご用意くださる半田さん。犬丸先生の回に引き続き、こちらも秋季大会の隙間をぬってのインタビューとなりました。
謎多きその内側が、少しでも垣間見れるインタビューとなれましたかどうか。
では、始まり始まり…。


半田真由美(はんだ まゆみ)
明治大学文学部日本文学科文芸学専攻卒業後、同大学院文学研究科日本文学専攻前期博士課程修了。修了時の研究テーマは曲亭馬琴の読本。現在は外来語史研究のための用例集めで下働き中。同人誌は「柏屋」で活動。主な頒布作品は『映画職人マキノ雅広』シリーズ。


―現在のご職業をお願いいたします。
えー…無職が一番近いかと思います(笑)。

―普段は、何をされていますか?
大学の先生が、まったくPCを使えないものですから、それの入力作業やら、外来語の索引を作るための作業の手伝いをしておりますが、予算がつかないもので、なかなか進みません(苦笑)。

―どちらの大学の先生ですか?
もう退官されましたが、元国際基督教大学(ICU)の先生です。

―先生がICUにいらした時から、今も引き続き、お手伝いを?
小学館で『大辞泉』という本の校正のバイトをしていた時に知り合って、「暇なら手伝ってくれ」と…。95年に出版されたので、その後からですね。御茶ノ水の茗渓堂(書店)が規模縮小するまでは、そこでバイトをしつつ、校正もして…と、ちょっとずつ重なるんですよ。大学に入って本屋のバイトをして、大学院に入って、本屋のバイトと『大辞泉』の校正もして、卒業してからもそれを並行してやっていて、『大辞泉』が終わって…。

―複雑ですね(笑)。
そうなんですよ。だから、履歴書を書くのが面倒くさくて(笑)。

―そもそも、半田さんが歌舞伎学会に入られた経緯は?
原道生先生が会長になられて、「(当時の)事務局の人が辞めたいと言っている」と。それで後任で、非会員のまま事務局をやるのもなんなので、ということで(笑)。二十数年前です。

―では、事務局をされるために入られたと(笑)。もともと歌舞伎自体は?
観には行くけど、熱心な研究者じゃないし、熱心なファンではないし、見巧者でもなければ贔屓というのでもないし…。

―初めてご覧になった歌舞伎は覚えてらっしゃいますか?
歌舞伎座で、『仮名手本忠臣蔵』の通し上演でしたね(※1)。
22、3歳ぐらいかな? おかるが玉三郎で、勘平が孝夫(現仁左衛門)。

―孝玉世代なんですね。そのブームに乗るようなことも特になく?
そうですねえ…。初めて観て、テレビで観ても言葉がわからないのに、舞台を観たらちゃんと聞き取れたので、面白いじゃないかと思いました。

―それはなぜだと思いますか? 集中力の違い?
音響じゃないですか。テレビの音って、わ~んとしたのが入ってくるから聞き取りにくいんじゃないかと。劇場内での録音と、劇場で自分が直に聞くのとは違って、太夫の台詞もわからなくもないなと。役者の台詞はもちろん劇場に行けばわかるし、太夫の声も現場で聞けば聞き取れるんだなと思って、それが私には結構ビックリでした。

―確かにそうかもしれないですね。そもそも、初めて歌舞伎を観たきっかけは?
田舎から出てきたんだから、東京の歌舞伎というものを一度観てみようと思ったんだと思います(笑)。

―研究者として入られたわけではなくて、これまでお書きになったことは?
学会誌「歌舞伎 研究と批評」にはありません。

―では、今まで読まれたなかで印象に残っているものは?
(向かい側の売り場にあった総目次を見て)「初代中村仲蔵」特集の26号ですね。今尾哲也先生の「仲蔵と定九郎」という、最初に載っているもの。

―その理由は?
ちょうど、舞台の『夢の仲蔵』(2000年9月日生劇場)を観た直後に読み直したのか…。それで、あの『夢の仲蔵』でいいのかどうかと(笑)。定九郎の拵えみたいなものがこういう風にできた、というのが確認できたという点でも面白かったし、こんな難しいもの、私には書けません(笑)。

―ところで、半田さんのイメージというと私の中では「同人(誌)」となるのですが(笑)、ジャンルは何でしょうか?
歴史ジャンルと映画ジャンルをやっていて、どちらかというと映画かな?

―テーマは?
ニッチ産業かな…(笑)。映画監督のマキノ雅弘の、作品紹介が多いかな?

―なぜ、マキノ雅弘を?
日活回顧の映画特集を、文芸座が壊される前、古い文芸座の、「映画百年」の頃にやったんですよ。あれで『阿片戦争』(1943年)と『鴛鴦(おしどり)歌合戦』(1939年)の二本立てを観まして…。

―「この監督は!」という運命の出逢いが(笑)。
はい(笑)。とても楽しい映画で。『阿片戦争』はカッコよくて。初代の猿翁(当時は二代目猿之助)が林則徐を演ってるんですけど…。

―それから「マキノ本」を作るようになり、今も?
やってるんですけど、何分にも散逸したフィルムが多くて、観られない作品が多いのが残念です。

―もしフィルムをお持ちの方がいたらぜひ、と(笑)。
でも映画会社がちゃんと管理しているものではないんですか?
戦前ですから。戦争もありましたし、焼いたらどんどん地方の映画館に流れていって、その先がわからないというのもあるし。もともと、一回上演したら、初期のビデオテープと一緒で、廃棄処分みたいな感じだったらしいんですよ。繋いでいって、フィルムがブチブチ切れるから、短くなってしまったりということで。

―公開当初の形で観れるものはほとんどない?
特に無声映画時代は、ほとんどないんじゃないですか。

―そういうものを探しながら、自分の目でちゃんと観られたものの評を、ということですね。
映画を観られたかどうかが、同人誌が作れるかどうかに直結するのでは?
そうです。だから、今はマキノ本じゃなくて、ポール・マクレーン(※2)という海外の俳優さんのを。

―そちらはわりと安定供給?(笑)
いやあ…何しろ、その人がまたあんまり出ない人で。脇役だから仕方ないですが(苦笑)。

―では最後にひと言、お願いいたします。
会員の方は、ぜひ会員を続けてください。

【MEMO】
※1 1986年(S61)2月歌舞伎座。通し狂言『仮名手本忠臣蔵』。
勘平、おかる以外の主な配役:高師直(五代目中村富十郎)塩冶判官(七代目中村芝翫)若狭之助(十二代目市川團十郎)顔世(中村時蔵)直義(中村橋之助)伴内<三段目・七段目>(二代目市村吉五郎)本蔵<三段目>(初代澤村昌之助)由良助<四段目>(十二代目團十郎)石堂(片岡孝夫=片岡仁左衛門)薬師寺(市川左團次)力弥<四段目>(中村芝雀)九太夫(五代目片岡市蔵)郷右衛門(六代目尾上菊蔵)源蔵(初代市川銀之助=市川團蔵)助右衛門(市川右之助)安兵衛(二代目坂東慶三=坂東秀調)又之丞(二代目尾上松鶴=六代目尾上松助)矢間重太郎(坂東正之助=河原崎権十郎)村松三太夫(六代目片岡十蔵=片岡市蔵)大鷲文吾(片岡亀蔵)伴内<道行>(三代目中村歌昇=中村又五郎)
定九郎(十二代目市川團十郎)与市兵衛(二代目助高屋小伝次)不破(三代目河原崎権十郎)千崎(三代目中村歌昇=中村又五郎)お才(十三代目片岡我童)おかや(初代澤村昌之助)源六(二代目坂東弥五郎)平右衛門(片岡孝夫=片岡仁左衛門)力弥<七段目>(片岡孝太郎)服部逸郎(三代目河原崎権十郎)

※2 Paul David McCrane(1961-)アメリカ合衆国の俳優。主な出演作(映画)は『フェーム(Fame)』(80年)、『ロボコップ(Robocop)』(87年)、『ショーシャンクの空に(The Shawshank Redemption)』(94年)など。TVシリーズは『Xファイル(The X File)』(97年)、『ER救急救命室(ER)』(97-08年)、『24』(06-07年)、『CSI:科学捜査班(CSI: Crime Scene Investigation)』(10年)など。02年以降、TVシリーズの監督を務めることも。

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学会誌59号発送遅延のお詫び

2017-12-26 08:22:57 | お知らせ
学会誌『歌舞伎―研究と批評―』59号は、11月末に刊行、12月初旬には会員の皆様に送付済みですが、一部発送の遅延が生じているようです。

会員の皆様のなかで、もしいまだ59号がお手元に届いていない方がいらっしゃいましたら、至急、事務局メールアドレスkabukiga2014@yahoo.co.jpにご連絡いただきますよう、お願い申し上げます。


演劇博物館での歌舞伎学会実務は、昨日12月25日(月)が本年最終ですので、電話での問い合わせは年明け15日(月)より再開します。

なお、H30年度より新入会の会員様への学会誌送付は60号からとなりますので、ご了承ください。

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書籍紹介『歌舞伎ー研究と批評ー』59号

2017-12-03 11:29:52 | 書籍紹介
学会誌『歌舞伎-研究と批評-』59号が刊行されました。

特集は「歌舞伎と浮世絵」、座談会に新藤茂氏、岩田秀行氏、倉橋正恵氏をお招きして、役者絵研究の真相に迫ります。

劇評はH28年下半期、国立劇場会場50周年の歌舞伎公・文楽公演にスポットを当てます。

ご購入は、歌舞伎学会事務局kabukiga2014@yahoo.co.jpにお問い合わせいただくか、雄山閣HP、及び全国の書店でもご注文いただけます。




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2017年歌舞伎学会秋季大会のお知らせ

2017-11-29 15:54:09 | お知らせ
本年度の歌舞伎学会秋季大会は、12月9日(土)・10日(日)の二日間、早稲田大学小野記念講堂(早稲田キャンパス27 号館地下2 階)にて開催いたします。

【一日目】12月9日(土)受付12:30 開始13:00

【二日目】12月10日(日)受付9:30 開始10:00

 ○参加費:会員1,000 円  非会員1,500 円(両日・単日とも)

詳細をご確認の上、直接会場へお越し下さい。





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「演劇の証言 山田洋次氏に聞く」(2016年7月16日)

2017-07-12 13:48:30 | 企画報告
本年の夏期企画を今週末7月16日(日)に控えておりますが、それを直前にして、昨年、同じ日付にて開催しました夏期企画のレポートをアップいたします。

昨年の夏期企画は、50周年を迎えた国立劇場の伝統芸能情報館レクチャー室にて、映画監督の山田洋次氏に歌舞伎との関わりについてお話をうかがいました。



司会の犬丸治氏のご挨拶のあと、まずは、山田監督が撮られた作品の中から、歌舞伎俳優の出演シーンをご自身の編集・解説にてたっぷり見せていただきました。



「男はつらいよ」の嵐寛寿郎、十三代目仁左衛門から、「ダウンタウン・ヒーローズ」の橋之助・芝翫親子、「学校Ⅱ」の富十郎、「たそがれ清兵衛」の梅雀、「母べえ」の梅之助、「武士の一分」の三津五郎、そして、シネマ歌舞伎の勘三郎まで…。



様々な出演シーンを楽しんだ後に、聞き手の上村以和於氏も加わって対談形式でお話をうかがいました。



最初は、やはりシネマ歌舞伎を撮影する際のさまざまな工夫についてお聞きしました。カメラの配置、撮り方だけでなく、作品の見せ方において、台本から演出まで、監督と勘三郎さんを中心に、現場では様々なディスカッションがあったことを知るのは大変興味深いものでした。

その後、山田監督の作品に出演のあった歌舞伎俳優の方との様々なエピソードについて語られました。特に「武士の一分」での十代目坂東三津五郎さんの配役は、若妻を犯す敵役なのですが、そういう役にこそ魅力的な色気が欲しいという気持ちで監督自らオファーされたところ、随分悩んでご出演を決められたというお話が印象的でした。

また、橋之助さん(現八代目芝翫)主演の「ダウンタウン・ヒーローズ」のラストシーンに、滅多に映画に出演しない七代目芝翫さんが出演されているのも、監督の思いつきで依頼されたとのこと。貴重な出演であるともに、ワンシーンでもその顔を見せることで物語る歌舞伎俳優の特性を生かした使い方だと感じられます。

上村氏からの歌舞伎俳優を映画に使うことの利点ついての質問に、山田監督は「説明できない色気」であると答えられました。さきほどの話の三津五郎さんはもちろん、「学校Ⅱ」で甲高い声で叱る校長先生を演じた十代目中村富十郎さんにも、とても色気を感じるということ。「それはハッキリとは表現できませんが、子どもの頃から育ってきた世界が作り出すものかもしれない」とおっしゃっていました。



さらに、撮ってみたいと思っている作品や、企画まで立ち上がって実現不可になった案のほか、ご参加の皆様からの質問にもお答えいただき、本当に充実した二時間となりました。

(事務局N)



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書籍紹介『歌舞伎ー研究と批評ー』56・57・58号

2017-06-20 16:21:52 | 書籍紹介
『歌舞伎ー研究と批評ー』最新58号は、本年4月30日に刊行されました。
特集は「歌舞伎の座元」。現代ではなかなか理解し難い「座元」という存在に、多方面からアプローチしています。
研究は、桂木嶺氏による吉右衛門論、季評は、平成28年上半期です。




 昨年年9月発行の57号は、五〇周年を迎えた国立劇場を特集しています。
研究は、淡路座の『仮名手本忠臣蔵』、季評は平成27年下半期です。また、鍛冶明彦氏による「曽我廼家喜劇上演記録年表」の連載が完結いたしました。




 56号は、昨年3月に刊行されました。
特集は「曽我物」について成立の詳細から近代まで。文楽の将来を考える座談会も採録されています。研究は、川口松太郎「明治一代女」論、季評は平成27年上半期です。




15号以降の学会誌は、雄山閣HPより直接ご購入いただけます。

それ以前の学会誌の在庫状況につきましてはご歌舞伎学会事務局〈kabukiga2014@yahoo.co.jp〉にお問い合わせ下さい。

イベント会場でも在庫分の購入受付を行っておりますので、お気軽におたずねください。
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2017年歌舞伎学会夏期企画「演劇の証言 山川静夫氏に聞く」

2017-06-07 09:25:05 | お知らせ
2017年の夏期企画は7月16日(日)14時より国立能楽堂大会議室で開催します。

あの山川静夫氏をお呼びして、貴重なお話を聞かせていただきます。

詳細は↓↓↓



事前申し込み不要。
会員、非会員ともに、当日、受付にて資料代をお支払いの上ご入場いただきます。
受付は開始時間の30分前を予定しております。

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2016年度歌舞伎学会秋季大会のお知らせ

2016-11-29 09:13:40 | お知らせ
2016年度の歌舞伎学会秋季大会を、二松學舍大学九段キャンパスにておこないます。
 
参加費:会員 (1,000円)
    非会員(1.500円)

【第1日目】12月10日(土)
 二松學舍大学九段キャンパス1号館地下2階 中洲記念講堂


 受付開始(12:30~) 大会開始(13:00~) 
◆開会 会長挨拶(13:00~) 

◆大会企画「国立劇場の50年」 (13:10~)
 今大会一日目には、開催校である二松學舍大学の近隣であり、今年50周年を迎えた国立劇場をめぐる講演とシンポジウムを開催いたします。石橋健一郎氏による講演「国立劇場の調査研究、及び資料の収集・公開事業について」は、国立劇場において実際に長年にわたり調査研究・資料収集の部門に携わってこられた“内側”の観点からお話しいただきます。
 シンポジウム「国立劇場公演の50年」は国立劇場の支柱たる公演に関して、開場から今日まで評論―“外側”の視点から言及されてきた諸氏を中心に、国立劇場の50年をふりかえり考察します。どうぞ御期待ください。

◆講演「国立劇場の調査研究、及び資料の収集・公開事業について」(13:10~14:00)

 石橋 健一郎 (国立劇場調査養成部 主席芸能調査役)

◆シンポジウム「国立劇場公演の50年」(14:15~16:15)

 犬丸 治 大笹 吉雄 神山 彰 児玉 竜一(五十音順)

◆第40回総会(16:30~17:15)
◆懇親会(18:00~20:00)於 九段キャンパス1号館13階 展望レストラン


【第2日目】12月11日(日)
 二松學舍大学九段キャンパス3号館2階 3021教室(休憩室:同3階3031教室)

 受付開始(10:30~) 大会開始(11:00~)

◆研究発表(11:00~) 

1.『三千世界商往来』論 ―並木正三の人物造形を中心に―
  陳 夢陽(早稲田大学大学院)


2.『伊賀越道中双六』「誉田家城中の場(奉書試合)」の演出の変遷考
  金生谷達也(明治大学大学院)


3.近松没後の義太夫節文字譜索引の作成について
  田草川みずき(日本女子大学 学術研究員)

4.享保期歌舞伎典拠考 ―二代目市川団十郎の日記を元に―
  ビュールク・トーヴェ(埼玉大学)

5.明治期における吉原遊廓と歌舞伎 ―「盛糸好比翼新形」を中心に―
  後藤隆基(立教大学)

◆閉会 会長挨拶(~16:00)

一日目(1号館地下)、二日目(3号館2F)と会場が異なりますので、ご注意ください。


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