犬も歩けば、不動産にあたる？

お金のなる木を育てよう！

ある有名YouTuberが言っていた通り、中古の不動産を購入した後、育てるのも楽しみの一つだと思う。
育てるとは、色々ある。

①更新ごとに適正家賃に変えていく（買った物件は相場より安かった）
②退去後に、リフォームをして価値を高め、家賃をあげる。
③住環境をできるところまで、整える。（いらないものが置いてあったり、ゴミが隅っこに散乱していたり）

やはり、徐々に物件がよくなっていくのを見るのが楽しみだ。事実、そうやって育てていくと、利回りもよくなり毎月のキャッシュが増える。

そして、５年が過ぎたころに満室で、利回りのいい物件だと売り易い。
特に、うちの３階建てのビルは駅前の徒歩４分ほどの便利なところなので、古くても売れると関係者からも言われている。

この物件は、「犬も歩けば棒にあたる」では、ないがそんな感じでたまたま見つけた。

予約していた歯医者の待ち時間に、ぶらぶらと周りを歩いていた。賃貸の看板があったので、電話をしてみたのだ。

日ごろから、いい物件があればほしいと思っているので、どうしても言葉がそうなるのか？私は、間違えて「売り物件でしょうか？」と聞いてしまった。パート？の受付の女性は、「いえ、賃貸募集です。」と言った。私は、ちなみにおいくらで賃貸ですか？など、質問をして切った。

半分、嘘ではなく、教室にはちょうどいいと思ったし、駅近くの角交差点の場所もいい。しかし、時間つぶしだったので、歯医者に行って、帰ろうとした。すると比較的、すぐに男性社員のような人が着信記録から、かけてきた。

「ビルのオーナーは、少し前から欲しい人に買ってもらいたいと・・」

冗談だろうと思った、普通広告に出ていない物件というのは、川上物件といって常連客に先に話がいくはずだ。しかも、おいくらぐらいをお考えでしょうかなどと聞いてくる。面白い。

だんだんと、話をしているうちに事情がわかってきた。要するに、相続物件で早く、処分をしたいらしいのだ。コミュニティに入り、不動産の勉強を始めてしばらく経っていたので、調べますからお待ちくださいとお返事した。

そして、そのあたりの金融機関に電話をかけまくった。その時、私は、仕事も辞めていたし、相手にされないだろうと軽い気持ちで、融資をお願いしてみた。そうすると、一行が興味を示したのだ。とんとん拍子というのは、こういうことを言うのか！何がなんでも、この物件を手に入れなければと決意した。