「まぁやるヤツはいるだろうとは思ってたけど」
なにを?
「ん?いやこの前の選挙なんだけど」
なんか、とんでもない結果になってたねぇ
「他人事みたいに…」
解散前は、ホントに民主党が政権取っちゃうんじゃ?なんて声もあったのに、ねぇ
「解散直後の民主党はホントにその気になってたもんなぁ」
それであれとは…
「で、まぁ選挙結果に不満な人はいっぱいいるというのはわかる、よな?」
ま、どんな結果が出ようと不満は出るもんだからねぇ…もしかしたら今回の結果を受けて『いや、自民単独で300とどかなかったのだから惨敗だ!』とか言い出す人だっているかもしれないんだし
「それは極端にしても…で、まぁ不満を持った人たち、結果を受け入れられない人たちの言動は?というと?」
え?どだろう…悲観論の人なんかだと『もう終わりだ…』的なコトいうかも知れんし…マスコミとかがよく言う感じだと『有権者はもっとマトモに考えて欲しい!』
「東京新聞の記事が余りにも面白いなんてのはまさにそれだわなぁ」
『練馬区の大学生(20)が「小泉流は気に入らないことがあるとちゃぶ台をひっくり返すような横暴な手法で支持できない」と強調するなど、きちんと意見を話す若者のほとんどが野党の支持者だ。』これ、きちんとした意見という感じしない…
「ま、ただの感情論だし、気にいらないことがあるとうんぬん、なんて、他の党の方がよっぽど目立ってたし」
ま、ねぇ…牛歩だの、論とはまったく関係ないやり方するほうがよっぽど…国民の意見を聞きたい!の方がすっきりするよねぇ…
「話し戻すけど、結果を受け入れられない言動ッつーと、他にない?」
え?えと…あ、こんなの無効だ!とか
「そ、そーゆーヒト、よくいる、だろ?」
よく、かはともかく、時々いる、やねぇ
「で、これ」
裁判所に持ち込んだのかよ…
「もう、裁判をパフォーマンスの道具に使うのは止めて欲しいものだが…」
だよねぇ…ホントに裁判が必要な人のジャマになってる場合だってあるんだろうに、ねぇ…
「しかも市議会議員が、なぁ」
このヒトも、地方自治体とはいえ選挙で選ばれた人なのか…
「努力をしていない、とか言ってるけど…会期だのの問題もあるわけだし」
民主が徹底的に時間つかってくれたしねぇ…
「つか、今回のことで思ったんだけどさぁ」
ん?なに?
「そもそも代議制って何であるんだ?と」
随分話がでかいね…
「まぁ、いろいろな案を持ち寄って、それを揉む、なんていうのは、国民全員で、なんていっても、なんというのか混乱しちゃってどうしようもないし、で、選ばれた人たち、そーゆーのにむいてると判断された人たち、な?が代表してやってくれる、っつーんで便利だなぁ、とは思う」
便利というより、それ以外のやり方が思いつかない…
「だけど、その案をOKかNGか判断するのって、国民でもできる、と思わない?」
え?それは難しいんじゃ!
「1人1票、○か×かの投票って、そんなに大変かなぁ?」
え?えとそう言われると…
「選挙のハガキ、来たよな?あれ、往復ハガキにして○か×かだけ返信とかでも済む、と思うのだが。めんどくさい人は棄権すればいいんだし。で、人や党のの名前を判別するわけじゃない、○か、×かの判断なんて、OCRでも使って一括でがーっと」
ま、確かにできそうな気も…
「ま、実際問題として、往復ハガキ印刷して送付して、なんていうとそれなりの金がかかっちゃうけど…100億程度?」
たか!
「安くはないけど…これを問うために選挙やる、あんてよりはよっぽど安いと思うが」
ま、確かにそうだけど
「ほかにも、投票はがき盗むであるとか介在されるであるとかいろんな問題はあるから、それほど現実的ではない気もするけど」
どっちなんだよ!
「いや、ちょい前のインフラだと、まぁいいトコ往復ハガキが安価な手段かなぁ、と言う感じだったんだけど…今だったらネットで同じことで気ないか?と」
あ、そう言われると…
「一人一票って判断は、そだなぁ、住基ネットの番号でも使えば、番号漏れがなければ一人一票以上投じることはできない、だろ?」
そうなるねぇ
「で、ブラウザにURL入力して、で、○か×選んで、エンター。投票終わり、と」
あら、楽だね
「ついでに言えば投票結果も即出力可能」
て、そりゃそっか。○か×か、ってデータの集積を見るだけなんだから
「○×入れるぐらいなら代議制なんか取る必要もないんじゃ?と本気で思うのだが」
ま、案を作ったり練ったりするのにはやっぱり代議制は必要だとは思うけど…採決の部分だと…
「実際問題、ネットが十分に普及してるわけではない、とか、住基ネットレベルの番号だとすぐばれたりで不正行為が横行しそうとか、まぁ問題が0というわけではないけど…」
ま、それ言ったら、現行制度の選挙だって、海外にいて投票できないとか、選挙違反が0にはなってないとか、完璧な制度ッつーのは作りづらい、というかムリなんだしねぇ…
「それに、メジャーな問題だったら、新聞なりで、どーゆー法案なのか、なんでそれをしなくてはいけないのか、どーゆー問題点があるのか、とか説明してくれてるからいいけど、それ以外の問題なんてよっぽど読み込まないとわからないわけだし」
それはそうだねぇ
「ま、それほど騒がれない法案は今までどおり代議士が○×を投じて判断の方が好ましい、のだが…時々、どしても国民の審判を仰ぎたい!って与党なり野党なりが騒ぐ法案あるけど、そんなに言うなら国民投票しましょうよ!て感じで、しかも安価にお手軽に、な社会になったら、わかりやすいと思わないか?」
ま、確かに、ねぇ…つか、それができるんならそのほうがいいけど、できるわけないから、しゃーなく誰かに委任状渡して、になってるわけだし…
「今既にできるようになってる、とはさすがにいえないにしても、もうちょっとすればできる気がするんだがなぁ、この程度のコト」
そすれば…こーゆーバカなパフォーマンスとかやらずに済むもんねぇ
「この市議に限らず、やり直せ!とはいわんまでも亀井は似たような発言、というか暴言繰返してたけど、国民はこういってますよ、で終わる話だし、もっと言えば、野田聖子みたいに『国民は民営化して欲しいとは思っていない!』なんてシュプレヒコール上げてる勘違いも、で、結果こうなってるんですが、と」
なんつーか…バカを晒さないようにするためには、国民の真意を丁寧に拾わんといけなくなるんだねぇ、実は…