「勇気あるなぁ…」
勇気一つをともにしてるよね!
「…イカロスの話ではないのだが…」
じゃぁ、愛と勇気だけが友達?
「川柳ってあるだろ?」
おもっきし流された…川柳?あの五七五の?
「そう、あれ」
イマイチ俳句との違いが…いや、わかんないんじゃないんだけど…
「ここ見るとわかるとおり、俳句とおんなじ所を源として、で、こっちはもちっと、まぁ安っぽく、と言うか、皮相的、と言うか」
説明してどうなるモンでもないんだけどねぇ
「…お前がそうまとめるか…」
で、川柳が?
「いや、そーだなぁ…例えば、簡単に作れる、とか思える?」
え?え、と…単に五七五の音で、かつなんか問題提起とか…え、と…ねぇ
「悩んでるなぁ」
い、いや、なんというか、テクニック的には難しくなさそうだなぁ、とは思うのよ、思うんだけど…すんごい陳腐になるか、あるいはすんごい内輪向きになるかに振れちゃうか、どっちかになりそうで…
「まぁ、そうだわなぁ。恐らくここまで自己満足に浸りやすい文学、ってのも、実は珍しいんじゃ?と感じるジャンルだと思う」
逆に…サラリーマン川柳、とかって話題になったの見てても…書いたヒトが『オレってなんて素晴らしいセンスの持ち主!』ってはしゃいでる図は想像つくんだけど、で内容は?っていうと…うわー凡才、って思うか、何言ってるのかわかんねーって思うか…まぁあとはなんて下品なんだろ…って思うか、ほぼその3つに別れちゃう気がする
「そこから解放されたものは、それなりに、うまいこと詠んだなぁ、とか思えるんだがなぁ」
で、そこからの延長で、よくこんなの発表しようと思えるな…って感心することもある、んだけどねぇ
「一種の才能なんだろうなぁ…ナルシストに似た…」
で?その発表することが勇気?
「これなんだが」
なに?これ
「毎日新聞に、どーゆー形で掲載されてるんだかは知らんけど『万能川柳』っつーコーナーがあるらしくて、で、選ばれた作品、みたい」
で…『建築士髪もたっぷり偽装をし』よくわかんないけど、これが一番いい出来だ、と
「選者の方はそう思ったみたい」
え、と…これ姉歯のこと、だよねぇ
「恐らく。まぁ、はっきりとは明言してません、と言われるだろうけど」
まぁ確かにあの髪型はえれー気になるけど…偽装って、そのいいっぷりは…
「誰が見たってズラだろ!って思ってたとしても本人はいっちゃいないわけだし、そもそも頭を偽装することが指差されるようなこと、というコトか?と」
好む、好まないは別にして…いい悪い、って話ではないし、ねぇ
「これを詠んだ川端ってヒト、そしてこれを選んだヒト、ズラは嘲笑の対象、なんだよなぁ、きっと」
個人的な感想だと、ウィッグと差はないんじゃ、と思うけどねぇ
「つか、整髪したり、色着けたり抜いたりするのと、同じとは言わんけど、大差ない、よなぁ」
まぁ、髪が薄いのを隠すため、というのが、なんというか姑息、とでも思ってるのかもしれんけど…
「といっても…遺伝的なものであればしゃーないと思うし、それに薬の副作用とかで抜けるヒトだっているわけで」
それをネタにってのは…的確なのかもしれないけど、えらい下品な話だよねぇ
「品、と言うか、無粋な話、と思うけどなぁ。まぁ、面白がるヤツはそらいるだろう、とは思うけど…」
まぁ、万人が理解しなきゃいけないものではないけど、ねぇ
「この他にもヅラをすぐ妻が見抜いた建築士 山形 植木 英夫
だの、まぁ世の中にはこーゆーのを平気で詠んで、且つ公表しよう!と思えるヒトがいるもんだなぁ、と」
つか…ひねってないのが、ねぇ…
「ま、あまりに直球だからなぁ。五七五で刺激的なこと言えば、それで川柳なのか?と」
しかし…毎日新聞…大手新聞社、だよねぇ…
「だなぁ…人権だの差別だの、そーゆーのにひっじょーに敏感な」
立ち位置が見えない新聞だねぇ…
「そだなぁ。ま、毎日にとっては、悪人相手であれば用紙を貶すのもOK!というガイドラインがあるのかもしれんけどなぁ」
個人的な評
『こうなれば安心なのはテントだな 和泉 上田 隆』
五七五で言っただけの感想なんじゃ?
『このマンション大丈夫かとはねてみる 茅ケ崎 河野 健二』
割と好き。三村が突っ込んむ絵とか想像した
『グルになり悪事バレたら仲間割れ 宮城 はむすたあ』
事実の羅列じゃん…
『太蔵を仕込むタナボタ幹事長 堺 紘ちゃん』
イマイチわからん。武部がどの段階でタイゾーを仕込んだんだ?そんでなにについてタナボタなんだ?共通認識にズレがあるとわからん…
『マンションを買って心配ごとひとつ 八王子 赤坂 若楓』
いいたいコト、わかる気もするんだけど、やっぱり意味がわかんない。五七五でまとめきれないものをネタにしようとしてないか?買った時は嬉しかったマンションが、今では悩みの種だよ…という、時間経過をむりくり埋めるとわかりやすい気がするんだがなぁ…
『どれ見ても鉄筋足らぬように見え 鎌倉 狩野 稔』
ただの感想な気もするけど、嫌いじゃない
『たびたびの失言とがめない武部 東京 宮田 誠志』
ごめん、何をネタにしたのかがわからん。自分の失言をか、身内の失言をか、と、どの期間の話を、なのかが…
『夏木陰だったお礼に掃く落ち葉 北九州 小田八千代』
キレイだね。むしろ俳句なんじゃ?という気がするけど
『マンションが広く安くて怖いなア 神戸 酒 みつる』
怖いストレートにいくよりも、もっとヤケと言うか逆ギレした方がインパクトありそうな気が。ペンネームじゃないけど「のまねーでやってられるか!」的に
『そそくさとプーチンさんもすぐ帰り 太田 藤井 建志』
なにがいいたいんだかがイマイチわからん…日本嫌われててワロス、なんだろうけど
『Qちゃんの走る姿にキュンとくる 金沢 むつしげ』
これは、キュ、の音が被ってる、それだけなのかな?なんにしろキモス
『千秋楽どちらが主役首相杯 東京 木原 廣美』
うまいっすね
『いいこともなくまたオレのえとがゆく 市川 真野 滋哉』
同い年?発見!なんか返句で次の干支までにはいいコトあるといいなぁ(←来年中にいいコトあるようになんとかしろよ!の突っ込み待ち)な歌でも作りたい気分っすよ
『一級が積み木のビルを建てるとは 久喜 マサタカ』
感想でしかないなぁ…
『まだ他に有るんじゃないの姉歯流 東京 昭』
感想でしか…
『山田記者「発信箱」で気骨見せ 勝浦 ナメロー』
元ネタがわからん…