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矢沢 大輔
アクティブ・ブレイン式 記憶できる読書術
本を効率よく読め、本の内容が覚えられ、本の内容を人に伝えられるようになる。記憶に残す読書術・アウトプット速読法。
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矢沢先生のアクティブ・ブレイン読書法のセミナーに参加してきました。
朝10時から始まって午後1時にはアクティブ・ブレインのカリキュラムは終わってしまい、あとは矢沢先生が独自に進化させた新たな読書法を伝授していただきました。
司法試験予備校やロースクールで教えていると、いつまでも同じ教材、同じ内容の講義を繰り返す講師が目立つものですが、常に改善努力し続ける矢沢先生の講師魂には自分と同じものを感じて共感しました。
好漢、矢沢大輔先生。
私の悩みはこれから交流分析、ゲシュタルトセラピー、認知行動療法などの難しい本を読まないといけないのにマンガしか読む気がしない(笑)という、笑えないものでした。
ワンピース、ナルトなど少年ジャンプのコミックなら100冊でも大人買いして本棚に並んでるんですが。
ちなみに、私の履歴から全く信じてもらえなかったのですが、わたくし、1年間の読書量が年一冊で、読書時間が1日平均0.1時間。
矢沢先生によると、日本では年2冊以上読む人が大人の55%だそうですから、また人口のダメなやつの方の半分に入ってしまいました。
この、そもそも読書法のセミナーに来るなよレベルの読書へのモチベーションの低さについても、年間4百冊!の読書量を誇る矢沢先生は、見捨てずにそれこそ物凄い量の提案をしてくださいました。
共に学んだ参加者の皆さんと矢沢先生。
まず、マンガは何を読むのか→バガボンド
その作品に何を求めているのか→感動
何に最も感動するのか→欠点だらけの主人公が成長して人間愛に目覚めるストーリー
というように、モチベーションの上がるものを探求します。
人は自分が「有能」なことに関しては、詳しいし、あらゆる事象を「引き寄せる」のだそうです。
私の場合、常に感動を求めていますから、テレビも大画面のブルーレイ内蔵型のごっつええ奴を買っています。感動系のコミックや映画にはやたら詳しいです。
物も知識も、何も努力していなくても、感動物には強いわけです。
だとすると、私は「感動」分野では非常に有能だけれども、難しい本を読むことに関しては無能です(よく司法試験に通れたよ!)。
であれば、難しい本も得意の感動部門に持ち込めば良いんですね。
認知行動療法の専門書も感動するものと全て結びつけていく。例えば、この部分を人に感動と共に伝える方法を考えながら読む。
こうすれば、私も認知行動療法の本を読むのに有能になります。
これ、その筋では有名な「引き寄せの法則」というのだそうです。
この引き寄せの法則に始まって、良書の選び方、Amazonの使い方、本屋の使い方、買った本を読み始めるタイミング、読む場所、読書時間の作り方、などなど極めて実践的な「積ん読防止法」を物凄い量おしえていただいて、これで1時間しか経っていないのには仰け反りました。
あとはアクティブ・ブレインの読書法はもうちょろっと教えてもらって、午後は矢沢方式に突入です。
使用教材がまた絶妙で、落語の立川談志門下の立川志の輔門下の立川志の春さんの
「あなたのプレゼンには『まくら』はあるか」
ちなみに、アクティブ・ブレイン本体の使用教材はあの悪名高き「国家の品格」!だったので、本当に矢沢先生を選んで良かったです(笑)。
あなたのプレゼンに「まくら」はあるか? 落語に学ぶ仕事のヒント (星海社新書)
落語を知らなくても笑えてタメになる名著です。
あなたの・・・は、三井物産のエリートサラリーマンだった志の春さんが、落語の世界に飛び込んだら、落語を知っていればサラリーマンとしてもっと良い仕事ができたのに、と痛感したという彼の体験から、落語の楽しみ方を伝えながら、それがビジネスシーンでどう生かせるか伝えてくれた本です。
落語大好き人間の私でも、落語の本題に入る前の導入部分であるまくらは、お客さんを「つかむ」ものだとばかり思っていたんですね。
でも、まくらはつかみだけが役割じゃない。
例えば、志の春さんは高座に上がるときにその日の演目は決めていないというのです!
自己紹介、小噺、時事問題などのまくらを話しながら、今日のお客さんの反応を探り、ここでマーケットリサーチをしてから、演目を決めるのだそうです。
今日の客は、そもそも落語にどれくらい接しているのか、年齢層は?男女比は?興味関心の方向は?
志の春さんの師匠の志の輔さんは、志の春さんに
「落語はアートとサービスの間にあるものだ」
と口酸っぱく言うそうです。
芸としての落語を追求しながら、それでいて目の前のお客さんを置いていかない。上質な落語を提供しながら、それでいてお客さんのレベルにあわせる。
矢沢教室では極めて珍しい打ち上げ会。
各々の出身地を徹底的に馬鹿にしあう逆ケンミンショーで凄まじく盛り上がったw
そのためにこそ、まくらはあるのだ、それは顧客へのプレゼンテーションでも同じでしょう?と志の春さんは言います。
もちろん良い素材で良い内容のプレゼンをすることは必要条件です。
しかし、目の前の「お客さん」を納得させるのがプレゼンです。
だとすれば、目の前の客はそもそも今回のプレゼンする対象に詳しいのか詳しくないのか、今日はどんな気持ちで来ているのか、乗り気なのか早く終われと思っているのか。その人独自の興味関心分野は何なのか。何がその人の琴線に触れるのか。
そういったプレゼン本体に入る前のリサーチである「まくら」をあなたは工夫していますか?
そもそもしてますか?
と志の春さんは問いかけているわけです。。。
というようなですね、本の要約を何分もプレゼンできるくらいに本を読み込んでいく方法を、矢沢先生の読書法では教えてくれるのです。
実は上に書いた要約も、セミナーで何回も何回も繰り返しワークしたから本を手に取っていないのにスラスラ出てきたんです。
あと、この5倍は楽に書けますし、話せます。
いま、ちょっと自分でもビックリした!
これ、「日本の品格」で講義されなくて本当に良かったよw
松下政経塾出身の小田全宏先生ならではの選本。
そして、この講義で、アクティブ・ブレインベーシックで習った記憶の技術であるイメージ連結法の応用実践編が存分に活躍することがわかって、嬉しかったです。
アドバンスで、イメージ磁石法の使い方はわかったのですが、イメージ連結法がこんなに使えるとは。
すみません、連結法と磁石法の内容はアクティブ受けてください(不親切)。
というわけで、これから勉強する数々の本を俄然読む気になってきました。
様々な心理分析、精神療法を縦横無尽に駆使して、人と組織に成果と満足感を与え、人間愛に目覚めてもらうヒューマンファシリテーターへの道をまた確実に前進しました。
さあ、本を読もう!
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