チハルだより

絵本・童話作家 北川チハル WEBSITE

2008年 あけちゃいました

2008-01-07 | Weblog


 新しい年、あけました! おめでとうございます。
 今年も、どうぞよろしくお願いします。

 今日から仕事はじめという方、おおいでしょうか。
 わたしは昨日のうちに、今日の〆切り1本と、今月中にまとめたかった絵本テキスト案2本をおくっていたので、今日は仕事部屋で、のんびりのほほんしてました。今年もやりたいことがいっぱいあるなーと、ぽわぽわ思い描く時間って、たのしくてだいすきです。

 明日はこの春出る絵童話のゲラチェックを終えて、新しい短編を書きはじめます。開設したてのころからメインサイトをご覧くださっている方は覚えていらっしゃるでしょうか? 「ちいさなひとりごと」の中で、阪神淡路大震災のことを書いた日記の結びのこの文章↓

ところで。
モクレンさんの震災を語るとき、忘れてはならない存在があるのです。おすねこのミニーちゃん。この話は、機会があればまたいつか。


 モクレンさんというのは、わたしの夫のかつてのハンドルネームです。この日記を書いたのは2005年1月17日。震災10年目のことでした。あれから3年になろうといういま、「いつか」がやってきたようです。新しい短編にミニーちゃんのことを書きます。児童文芸誌の連載企画「ほんとうにあったふしぎな話」への寄稿。この企画、単行本のシリーズにもなるようです。

 それにしても、ミニーちゃんって名前は、どうなんでしょうねえ??? モクレンさんは、「ねこやけどミニーやねん。おすやけどミッキーやないねん」となんだか胸をはっていましたが。

 わが子を授かったとき、男の子ならモクレンさんが、女の子ならわたしが名前をつける予定でした。のちにモクレンさんが用意していた名前を知った娘たちは、「女に生まれてきてよかった~」と本気で安堵のため息でした。きわめて類まれなるネーミングセンスの主である彼は……まだ一度もルミナリエを仰ぎみることもなく……。

 う~ん。ここまで書いて、すでにせつない気分です。書けるかなあ、わたしに。書くまえは、いつもまいごです。すっごい方向音痴だし。でも、小さいころから、まいごになっても泣いたことはないわたし。むしろ未知の景色に、ちょっとわくわくしてみたりして。これって特異体質かもしれないなー。

 ……まずは、ねこの名前から考えよ。

 
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