チハルだより

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産経新聞書評

2008-05-23 | メディア関連


2008年5月19日(月)の産経新聞に『わたしのすきなおとうさん』が紹介されました!


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Beポンキッキ で放映されました!

2008-05-21 | メディア関連

本日、BSフジ Beポンキッキ「魔女のMENU」コーナーで『まほうのケーキをつくりましょ』の「まほうのケーキ」作りが放映されました!

「まほうのケーキ」の作り方は……
フジテレビKIDSクラブ Beポンキッキのサイト「魔女のMENU」コーナーにて公開中!


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Beポンキッキ

2008-05-14 | メディア関連


BSフジ 5月21日(水)放送予定

朝7:30~8:00 (夕方6:00~再放送)
「魔女のMENU」コーナーで
「まほうのケーキをつくりましょ」
からケーキが作られる予定です


魔女オジバジオ(ピーター:池畑慎之介さん)がこれまで作った絵本のデザートは、フジテレビKIDSクラブ Beポンキッキのサイト「魔女のMENU」にアップされています。


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鶯の谷渡り

2008-05-14 | エッセイ

 春、古家のバルコニーで洗濯物を干していると、小鳥たちのさえずりが、いっそう高らかに聞こえます。亀岡の山里に来て十一年、当初はそのにぎわいに驚いたものでした―小鳥ってこんなにおしゃべりだったのね! 同時に浮かびきたのは、ふるさと愛知の父の顔。
 父は鳥の声を聞くだけで、その名を言い当ててしまう人。幼いころ、時折見せてくれた芸当です。何故そのようなことができるのか、尋ねたことはありません。人の話を聞くことよりも、自分の話をすることに夢中な子どもでしたから。「口から先に生まれた子」と言われるほどに、そう、たぶん小鳥よりも、わたしはおしゃべりだったのです。
 一方、父はめったに自分を語りません。寡黙な父に、せっかく教わった鳥の名を、聞いたそばから忘れた娘がわたしです。移れば変わる、実家あたりの緑や小鳥はやがて減り、いつしかわたしは大人になって、ふるさとを遠くはなれていきました。
 あのときに、きちんと覚えておいたなら、鳥の名をわが子に教えることができたのに…洗濯物を干す手がとまり、思いはめぐっていきました。そうだ、ここに父を呼ぼう、少々老けた父は喜んで、鳥の名を教えてくれることだろう…。
 勝手な望みを胸にして、数年前、旅の途中の父を呼び、バルコニーへ連れだしました。
「いま、むこうの山で鳴いている、あの声の鳥は何?」すると父は、しばらく黙り、やがて首をふったのです。「聞こえない」。耳が、遠くなっていたのでした。
 バルコニーのフェンスに寄りかかり、もう父には届かない小鳥の声を聞きながら、わたしは言いがたい想いを抱え、うろたえました。その感情は長々とどまり、ついに筆を執らずにいられなくなったのです。書きあげたのは、『わたしのすきなおとうさん』(おおしまりえ・絵/文研出版)。この春、出版されました。原稿に向き合いながら、おろおろ悩んでいるうちに、作者の私的な想いやら、モデル像は昇華され、普遍の親子愛というものが、物語に芽生える感覚が湧きました。これぞ創作の醍醐味です。
 あのバルコニーで並んだ日、ひとつだけ、父は教えてくれました。目の前の林から高く鳴く声がしたとたん、ゆっくりつぶやくように言ったこと。「あれは、鶯の谷渡り」
 わたしはそののち、本や資料をかき集め、山を歩き、耳をそばだて双眼鏡をのぞいては、いくらか父の芸当の真似事ができるようになりました。時折わが子に、ひけらかしてみるものの、「へえ」とうなずき、別の遊びへ移る娘たち。父が見れば、「昔のお前にそっくりだ」と笑うでしょう。今日も、ふるさとを遠くはなれたこの山に、鶯の谷渡りが響きます。
 
■京都新聞 2008年4月29日 丹波版 口丹随想掲載


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おかしのくにのおやつえん 6月のおはなし

2008-05-04 | 月刊総合絵本・教育誌


 2008年6月号のせいかつおはなしは「あめあがりの おみせやさん」
 この号は、しょうゆのおせんべ、せんべえが主人公。
 絵は、おざきえみさんです。
 今話は「今月の特集」にもなっています。かんさつのページとのコラボもグ~!な紙面構成。
 雨上がりのキラキラした感じ、楽しんでもらえたら、うれしいな。
 「わくわくのポイント」を書かれている小山孝子先生のお言葉も必見!
 毎回考えるのが楽しい新キャラは…ちいさいぐみのこどもたち、みずあめくん&キャンディちゃん&キャラメルくん、そして、金太郎飴先生です!


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キンダーブック2 2008年6月号

2008-05-04 | 月刊総合絵本・教育誌


2008年度6月号の見本誌(フレーベル館)です。
 表紙絵は、たちもとみちこさん。 
 にじ、きれいですねえ。
 わたしの住んでいる山の上の家からは、雨上がり、大きな虹がよく見えますよ。
 だからでしょうか。しっとりした雨ふりの日は、わりとすき。
 本誌には北川チハル受けもちの「せいかつおはなし」連載、3話目が入っています。


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私のおすすめ絵本

2008-05-03 | エッセイ


子どものころから思ってました。あかちゃんって、不思議なちからがあるみたいって。母親になったいまも、そう。それで、このおはなしを書きました。生まれたばかりのふたごが、お母さんの寝顔を見ながら「かわいいね」ってしゃべったり、お父さんを探すため、夜の病院を冒険したり。はたこうしろうさんが絵筆をとってくださって、ふたごの「やっほー」と「うふふ」は、とびきりごきげんなスーパーミラクルベイビーズになりました。やったあ!

■マザーズブック あ・そ・ぼ<キンダーブック2 付録> 2008年6月号 あ・そ・ぼネットワーク掲載


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