三遊亭圓朝コレクション・幽霊画展
2012年8月1日~31日
台東区谷中・全生庵
毎年8月に公開される、台東区谷中・全生庵の三遊亭圓朝コレクション・幽霊画。
これまでも、なんかのきっかけで毎年のように本展を思い出すのですが、思い出した時には、8月はとうの昔に過ぎていた、もしくはだいぶ先、ということでまた忘れ、という感じ。
訪問回数はわずか2回にとどまっていました。(確実な回数。ひょっとすると、あと+αがあるかもしれません。)
今年は、東京藝術大学大学美術館で開催された高橋由一展で、全生庵所蔵の高橋由一作の幽霊画が出品されていたことをきっかけに、本展を思い出し、久しぶりに訪問しようと思ってました。
前回(2回目)は、何も知らずに訪問すると、まさしく圓朝まつりと重なって、境内は人があふれかえっている状態。
それはそれで楽しいのですが、本来目的の鑑賞には人が多すぎてちょっと・・・。
今回は、圓朝まつりに重ならないことを確認のうえ、日曜日に訪問しました。
東京メトロ千代田線千駄木駅を下車。徒歩5分で全生庵に到着。静かな雰囲気に安心。
1時間くらい会場にいました。
エアコンの音が鳴り響くなかでの観賞。混雑には至らないけれども、訪れる観客は絶えることはありません。やっぱり有名なんですね。
展示されていた幽霊画は全38点。明治時代に描かれたものがほとんどのようです。
なかには、円山応挙、河鍋暁斎、中村芳中などの有名画家も。
なお、高橋由一の作品はありませんでした(今も巡業中なのでしょうか)。
本コレクションに関しては、ちくま文庫から「幽霊名画集」(辻惟雄監修)が出版されています。