投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

日本の米

私の故郷の見慣れた風景の写真があったので驚いた本。

富山 和子 「日本の米」 中公新書

1993年10月25日 発行

著者は早稲田大学文学部卒。立正大学短期大学教授。

日本の米となっているが「水」の話であり「土木」の話でもある。


以下メモより。

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アオ(淡水) 有明海沿岸、木曽川河口

       月に2回の満潮時、海水に乗って真水が逆流してくる河の水。
       淡水である。
      
       吉野ヶ里はこれで稲作を行っていたのではないかと書かれている。

       中国の河姆渡の稲作もこれで行っていたのではないかとも書かれている。
       (米倉二郎 広島大学名誉教授)

米と土木事業 吉備十二郷用水、狭山池、大和川、太田千畳敷(条理水田)

       日本の海面干拓面積(1965)は30万ヘクタール
       有明58700、児島52000、伊勢132690
       オランダの50万ヘクタールに次ぐ規模

       辰水用水、箱根用水、徳島堰、吉井川の田原井堰

       旭川(一の口井堰 建部町 515m)
       旭川(草生堰 御津町 307m)
       那賀川(南岸堰 阿南町 360m)

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日本の風景は水平なんだという話が出てくる。

何故かと言うと水田が水平でないといけないから。

だから米から水の話になり、最後は土木の話になるわけだ。
      
      
      
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