幼稚園日記

熊本市城山幼稚園のブログです。

「Aちゃん、すごい!!」

2010年02月28日 08時49分24秒 | 園日記
バナナが苦手なAちゃん。



いつもは、先生に何でも上手にお話できる子なんですが・・・・・。



給食でバナナがでると、「小さくしてください。」の一言が言えず、毎回他のお友だちと同じ量もらってしまっていました。


「先生、Aちゃんが、バナナ食べきらっさんけん泣きよらす。」


と他のお友だちが報告!


それに対し「Aちゃん、嫌いならもらう時に減らしてもらおうね。1度もらったものを残したら、せっかくみんなに食べてもらおうと思って大きくなったバナナもゴミになってしまうよ。」


とその度に声を掛けていました。



頭のいいAちゃん、先週またまたAちゃんの苦手なピーマンが給食で




「先生、Aちゃんがピーマンお友だちにあげよらす。」

と報告が



見ると、すごい早技でお箸を上手に使い、お友だち2人の皿に、ピーマンを「ポンポン。」入れていました。(笑)



「Aちゃん、自分でもらったものは自分で食べるんだよ。食べられない時は、もらう時に1つだけにしてください。って言ってね。」



と話すと、わかってくれたようでした。




その後、紙芝居で、「リスさんが、色々な動物さんに苦手な給食をこっそり食べてもらうお話」があったのでお部屋で紹介


そした次の日



Aちゃんの苦手なトマトが給食で



さぁ、Aちゃんはどうしたと思いますか






なんと・・・・・



給食をお部屋に運んで、トマトを発見した瞬間



「先生、トマトが苦手だから、小さくしてください。」


「はぁい。」



と私は返事をし、一瞬とまって、



「えぇ~



と嬉しくって叫んでしまいました。


「Aちゃん、すご~い。ちゃんと言えたね嬉しい~


と言ってその子に思わず抱きついてしまいました



1年間声掛けを続けてきて、その子がきちんと給食でそう伝えてきてくれたことが本当に本当に嬉しかったんです


連絡ノートにてその喜びをピーマンの件と一緒にお母さんに報告。



Aちゃんに聞くと、お母さん大爆笑だったそうです(笑)



そして次の日の給食でもまたトマト。



またきちんと、Aちゃんはもらう前に自信を持って伝えにきてくれました。



幼稚園で、行っているセミバイキングでの給食。苦手なものは、無理をせず自分が食べられる量でいいのですが、もらったものは自分で食べるというのがルールです。



私たちは、「苦手なものは無理をせず、食べてほしい。」


「きちんと自分が食べられる量を伝えることができるようになってほしい。」


と思っています。



小さい頃、苦手なものを無理に食べさせられると、その悲しい気持ちが残り、その食べ物を更に食べられなくなるようです。



なので、伝えきれない子には、声を掛け、でももらったものはきちんと食べることが約束だということと、食べ物を残すともったいないということ、食材の大切さや、作る人の大変さを伝えています。


そして今、給食の食材の一つひとつがどんな栄養になるのかを子どもたちと一緒に遊びを通して学んでいます。



「先生、牛乳は、骨を作ってくれるんだよね。」など子どもたちからも声が聞かれるようになってきました。



これからも子どもたちが食べることの大切さを知って食べることにもっと興味をもち、色々な食べ物にチャレンジできるようになってほしいなぁ。と思います




Barbie






H21年度・成長展

2010年02月27日 17時03分59秒 | 園日記
心配していた天気も何とか回復。

本日、成長展がありました。



以前のブログでも紹介しましたが、「子どもの成長がよくわかった」と、好評の行事です。

ここで、本日の部屋の様子をご紹介します。



5月、9月、12月の時期に製作、クイズ形式で展示です。



次は言語コーナー、子ども達が話を作りました。
ここもクイズ形式で楽しめます。




読んで字のごとく、子ども達の好きな遊びをクイズ形式の展示。




表現コーナー。
1年間の塗り絵の成長を見ていただきます。




クラスの子ども達の名前言えますか?のコーナー。



身体の成長を見ていただくコーナー
お子さんの手形、足形を探して持ち帰ることができます。



今年から登場した、親子製作コーナー
子どもよりも、大人の方が夢中で作っていたようです。




最後は、メッセージと食育コーナー



今年から登場した「城山カフェ」
子ども達の生活の様子の写真をみながら、試食ができるのです。


最後は、先生からのメッセージ。

簡単にご紹介しただけでも、これだけあって、盛りだくさん。



「こんなに(身長が)伸びた」
「1年間で変ったね」
「意外と、(体重が)重くなったんだね」


1人のお父さんの言葉で、
「毎日一緒にいるけど、見ているようで、見てないんですね」
という言葉が印象的でした。


さて、参加された方、どんな成長を感じたのでしょうか…

チームワーク(分担、共同作業)

2010年02月26日 16時29分16秒 | 園日記
城山幼稚園では、1つのグループに3人の先生がいて、一緒に保育を行っています。

同じ事を3人でするのではなく、3人で仕事を分担して行います。

リーダー:活動を考え、子どもの前でお話をします
サブリーダー:リーダーの補助、子どもの援助などします
アシスタント:次の活動の準備(裏方の仕事)などします

ここで………「チームワークとは」 (ネットで検索してみました)

•チームメンバーがチームの目的をしっかり理解していること
•チームの目的を達成するため、メンバーの役割がきちんと分担されていること
•メンバー自身が自分の役割だけでなく、他のメンバーの役割もしっかり理解している

ことが「チームワーク」 と、書いてありました

また、個人的にどれだけ優秀でも、他人と交流し協調する能力に欠けている人は、企業などの組織(チーム)に入った時、しばしばその潜在的能力を十分に発揮することが難しく、組織(チーム)の中で挫折する危険性が高いとも書いてありました。


先日、このチームワーク(分担、共同作業)を子どもたちが遊びの中で取り入れているのを発見しました


上の絵を見て同じものを作ろうとしていました。

「4人でどうやって作るのかな~
と見ていると…

Yさんが 「私とTくんが人を作るから。Mちゃんはお花と地面。Nくんは車と太陽ね。早く出来たら、Mちゃんの所が大変だから手伝ってね!」と…

Yさんの的確な指示にびっくり凄い

そして、その指示内容を真剣に聞いて理解しようとしているTくん・Mちゃん・Nくんも凄いと思いました
早速作業START


ちゃんと分担してやっていました


城山幼稚園では遊びの中で、協同的活動が出来るよう心掛けています。

今、ゆりぐみさんは3月12日にあるお別れ会に向けて、チームを作り協力して作り上げようとしています。

これらの経験が将来へと繋がって行ってもらいたいです

上記で紹介したお友だちも、遊びの中でしかも自然体でチームワークが出来ていたので本当にびっくりしましたし、嬉しくもありました

そのお友だちは、もうすぐ1年生  この経験をこれからも生かしていってもらいたいです

 楽天的なとら より












時計の故障

2010年02月25日 18時17分21秒 | 園日記
先日

一人の先生に「時計が直ってないから、子ども達が遊びから帰ってきません!!!」

と、注意を受けてしまいました。



実は、

園庭から見える時計が故障して、修理から戻ってきたのですが、

まだ、直ってなかったようで、時間があっていなかったのです。




「おかしいな~」と、考えていると…

ある事に気が付きました。



そのあることとは…

子ども達は、「しっかりと時間を確認している」と、いうことです!




城山幼稚園は、昼の自由遊び(自発的遊びの時間)は、1:30まで遊びます。

今回、その時の時計は、1:20くらいで止まっていたのです。

子ども達は、時計を見て、まだ1:30になっていないので、遊んでいるだけだったのです。



以前は、時間になると音楽を鳴らして子ども達に合図をしていましたが、

現在は、子ども達が時計を見る習慣が付くようにと、音楽を鳴らしていません。



時計が直っていなかったことは、子ども達に悪いことをしたなあと思いますが、そのことで、子ども達のすばらしい成長を確認することができました。

水って不思議…

2010年02月24日 15時26分32秒 | 園日記
城山幼稚園には畑があり、今は「京菜」が育っています

その「京菜」の収穫に行った時のお話です

「京菜」の近くに雑草がありました

これを見て、不思議な物発見できますかぁ

子どもたちは、草の葉っぱに付いている、丸く形を変えた、を発見したのです

「ビーズみたいきれいだね~」「丸い水取ってみよう僕がとるけん」とみんなは Sくんに視線集中

すると… 「あ~あ 壊れちゃった」 手で触ると壊れてしまう丸い水…

でも、子ども達は何回もチャレンジしていました


すると、「京菜」を収穫してから、水道で洗っていたはずのMちゃんが、畑へ走って戻ってきました

「せんせ~いすごいけんすごいけんちょっと来て」と…

急いで走って見に行くと

「京菜」の葉っぱに丸い水が…

また2、その水を手に取ると、丸い水は壊れてしまいます

しばらく、その不思議現象に子ども達は大興奮でした

「ゼリーみたいだね。飲んでみよっかな…」 (飲む…)

「どう」  とみんなが尋ねると…

「おいしいけ~ん!なんか プルン てしとるけん

とっても微笑ましい会話でした

水の不思議を体験した子ども達… 将来、小学校や中学校で 「水」に関する学習がある時、きっと興味を抱いてくれるかも そして、どんどん、興味が広がればいいなぁと思います。

この体験は子どもたちの表情を見ていても感じましたが、かなり心を揺り動かされていました。もっともっとこんな体験できる環境を準備していきたいです


 楽天的なとら より

かわいいカエルとび

2010年02月23日 15時55分42秒 | 園日記
自発的活動の時間、今流行っている長縄跳び

「先生回して~」とよく自分の納得するまで跳ぶお友だちが増えてきました。

最近では、「私が回すよ」とお友だち同士で回したり跳んだり姿も見られます一人で何回も記録を更新して跳んだり、お友だち二人で入って跳んだりと跳び方も更に発展してきているようです。


ある日、うめぐみの女の子が長縄の所まで来て、みんなの順番で並んでいる列に並び、見よう見まねで跳んでみますが、トントンっとリズムよく跳んで、なおかつ回っている縄の中に入っている事は難しいようです。
なので、その子は一回跳ぶごとに縄を超え、それも着地するごとにカエルさんのように手も足もついて思いっきり跳ぶので、すぐ疲れて長く跳び続ける事が出来ません。
それを見て同じうめぐみの女の子が、「わ~カエルさんになっているよ」と言っていて、私は「一生懸命しているのに冷やかしてる」と感じていました。
しかし跳んでいるその本人は、逆に言われるのを面白がって何回も跳んでいました

数日後、もう一度その子が長縄をしている場に出会いましたすると、トントンっとスムーズに長い間跳んでいたのです
それを見て、「いつの間にそんな跳べるようになったの~」とビックリ
後で他の先生に聞いてみるとその冷やかしていたお友だちが手とり足とり教えてくれていたようです。


子ども達は、見て感じた事をそのまま言葉に出してしまいますが、その分、自分の「教えたい!!」「伝えたい!!」など感じた事を一生懸命自分の持っている力を出してお友だちに伝えることが出来る様です。だから、教えてもらう方も一生懸命そのお友だち同士の素敵な場面に出会う事が出来ました

                       ねあかのおおかみ

優しさ

2010年02月22日 16時17分33秒 | 園日記
ゆりぐみさんが小学校へ向けての準備のため二階のホールにお引越し3週間がたちました。

だから、今までゆりぐみさんにしてもらっていたお世話や係りのお仕事などうめ・ももぐみさんは今度は自分達でやらなければいけません・・・

そんな中での事です。

ゆりぐみさんは、朝から登園するとお支度をするために、二階のホールに向かいお支度をします。お支度が終わると、好きな場所で好きな遊びを始めます。 
一人のゆりぐみの男の子が登園しても、なかなか遊びに行こうとせずうめぐみ・ももぐみのお支度のお部屋でうろうろしています。

なにをしているのかなぁ~としばらく様子を見てみると。なんと!自分でお支度が出来ない子に声を掛け、手伝ってくれていたのです。

大好きな遊びの時間なのに、小さいお友だちのお世話をしにわざわざ様子を見に来てくれるゆりぐみさん。素敵ですよね!!

給食のお片付けの時間にも、しっかりうめぐみとももぐみのお友だちの様子を見に来て、一通り係りのお仕事が出来ているかを見て回り、出来ていない所は優しく教えてくれています。

「手伝ってほしい」ということは保育者からは一言も言っていません。そのゆりぐみの男の子が、自分で見て、自分で考えて起こした行動です。

お手伝いをたくさんされている子は、その分お手伝いをしてあげる子になるそうです。きっと今たくさんお手伝いをしてもらっている子は、4月から来る、新しいお友だちにもたくさんの優しさを分けてくれるんだろうなぁ。
そして、自分の事より先に小さいお友だちの気遣いまでしてくれるお友だち・・・優しいですね♡

なんだかうれしい出来事でした。少しずつそういう子が増えてくれるといいなぁ・・・

BY miyu



只今、準備中!!

2010年02月21日 13時38分41秒 | 園日記
いよいよ。

成長展。



只今準備の真っ最中!

1人の子供に対して、10以上の掲示物があるので、先生達の準備は大変!

ですが、保護者の方にお子さんの成長を実感してもらうべく、只今、奮闘中です。

ですので、本来なら、準備の様子をご覧いただきたいのですが、まだ、秘密。

今回は昨年の成長展の写真を少しだけ公開します。



この行事は、あまり聞きなれない行事だと思います。

成長展とは作品展とは違い、子ども達の成長を感じてもらう行事です。







昨年、初めて行った成長展。


保護者の方も、もちろん初めての経験だったので、どんな感じ?
と、思っていた方が多かったようですが、クイズ形式で掲示してあるので


「子どもの成長がよくわかった」

「子どもの成長を改めて気付いた」

「見ているつもりで、見てなかったな~」

などなど…たいへん好評だったようです。










さて、今年はどんな成長展になるのでしょうか…

手巻き寿司

2010年02月20日 11時19分43秒 | 園日記
以前のブログでもご紹介しました「○○ごはん」

先日、給食で「手巻き寿司」がありました。

幼稚園は、酢飯の香り…





以前は、ごはんを自宅から持ってきてもらっていたので、幼稚園で「手巻き寿司」が食べられるとは想像もしませんでした。



海苔の上に、酢飯をおき、野菜と卵とカニカマをのせます。




そして、子ども達は思い思いの形に巻いていました。


ちょっと難しかったのか、巻き寿司になっていたお友達もいましたが、給食の先生にアドバイスをもらいながら、巻いている姿はとっても楽しそうな笑顔でした。








「先生、自分でまいたよ!」と、自慢気に見せてくれるお友達も…





中身は同じご飯でも、少しの工夫で、子ども達の食への気持も変わります。

いつも以上に、給食がおいしく食べれたようです。

こんな事がありました。

2010年02月19日 09時00分40秒 | 園日記
最近別のお友だちでもあった事でしすが、自分の体のことを言われ心が傷ついたお友だちがいました。



言った方のお友だち数人とその子で話し合いをしましたが、言ったことを忘れている子も



言われた子は、お友だちの名前をはっきり言っていたので、「言ったお友だちはすぐに忘れてしまうけど、言われたお友だちは傷付いてずっと心に残るんだよ。」と話をしました




今日の午後別の先生がお集まりの中で、絵本を通してそのことを伝えてくれました。




「お友だちはたくさんいるけれど、髪の毛の長さも違うし、背の高さや目や鼻の形も違います。そのことでお友だちが悲しくなることは言わないように



子どもたちは悪気があって言ったことではなく、その場で面白がって言ったことだと思いますが、言われたお友だちは傷付いていました。



傷付いたお友だちは普段は、出来事や困ったこと何でも先生に話してくれていました。



お母さんにしか話せないくらいショックだったのでしょう



大人でも何気ない一言で他人を傷付けてしまうこともあります。




まだお友だちは小さいですが、今回の話が少しでも心に響いていたらいいなぁ。と思います。





Barbie