2024年5月5日 二十五菩薩来迎会(おめんかぶり)
九品仏(くほんぶつ)の名で親しまれている「九品山 唯在念仏院 浄眞寺」は浄土宗
コロナ禍の為、7年ぶりに厳かに奉修されました
東急大井町線九品仏駅下車、踏切を渡って、信号機の目の前
今日はこどもの日、真夏のような快晴
午前は11時から、駅前は大勢の方達が待ち合わせしていた
九品仏浄真寺のマスコットキャラクター「きゅっぽん」
九品仏(阿弥陀如来)様のお頭と同じブルー♥
総門前でトンボ柄の「うちわ」を頂く
開山堂前、今日参加のお稚児さん
山門
開扉されています
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阿弥陀如来像と二十五菩薩像が安置されています
(通常は閉扉)
二十五菩薩来迎会(おめんかぶり)
昭和三十八年に東京都の無形民俗文化財(民俗芸能)に指定され
念仏行者である淨眞寺開山 珂碩上人の臨終に
阿弥陀如来が二十五の菩薩をしたがえて、西方極楽浄土よりご来迎になるという
浄土の教えを具現化した行事です
当日は三仏堂(上品堂)から龍護殿(本堂)へ懸橋がかかり
その橋を信者の方々が菩薩のお面をかぶって行道する
尊く厳粛な奉修です
30分前に着いたのですが、ご覧の様子
新緑のモミジが爽やかですが、、やはり暑かったですね
鐘楼の鐘の音がなり、始まります
念仏行者の臨終の枕頭に佛菩薩の御来迎を示す
①二十五菩薩御来迎(楽を奏し菩薩のみお練り)
上品堂(浄土 彼岸) → 本堂(現世 此岸)
厳に雅な雅楽に、身が引き締まります
珂碩上人?
②開山珂碩上人を往生人になぞらえ、浄土に生まれる往相(往生のすがた)を示し
上品堂(浄土 彼岸) ← 本堂(現世 此岸)
京都・妙心寺の高僧?
(アナウンスがあったのですが、、曖昧にお聞きして、、)
お稚児さん、可愛い華を添えています
③練り行列は、開山珂碩上人が浄土より此の世に還り来って衆生救済の還相を表す
上品堂(浄土 彼岸) → 本堂(現世 此岸)
上品堂(浄土 彼岸)⇔ 本堂(現世 此岸)中
*散花(さんげ)があり、、風が舞っていたのかチラチラ飛ばず
*紙製の蓮華の花びらを花筥 (けこ) に入れ、散布する
笑顔のお稚児さんに、拝観者から拍手がわく
「南無阿弥陀仏」「南無阿弥陀仏」「南無阿弥陀仏」「南無阿弥陀仏」「南無阿弥陀仏」
「南無阿弥陀仏」「南無阿弥陀仏」「南無阿弥陀仏」「南無阿弥陀仏」「南無阿弥陀仏」
最後に十回唱え
二十五菩薩来迎会が終わりました
うちわ と 散花
本堂
白鷺の像
上品堂
信者の方々が菩薩のお面をかぶって行道した
懸橋の上
上品堂と菩薩のお面
懸橋と並行して広げていた巻き軸?
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余談
この樹木にプロフィールに使っている
「オオミズアオ」がとまっていました
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サギソウ
駅に続く参道
参道に咲いていた草花
ヒメヒオウギ
ヒルガオ
ムラサキツユクサ
ムラサキカタバミ
=二十五菩薩来迎会(おめんかぶり)に就て=
御来迎を受け往生(いきうまれる)することは、後に佛となって多くの人々に化益する為であります。
御来迎は往相、更に此の世に還って苦の衆生のために還相をいたすのであります。
すなわち、浄土往生は最終ではなくして更に成仏して十方界に還り衆生済度の聖行を励むことです。
浄眞寺 住職
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九品仏 浄眞寺
東京都世田谷区奥沢7丁目41-3
開門時間 6:00~16:30
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