金州兵站病院前に於ける剣痍者後送の景況
明治二十八年三月十八日金州城北門内に於て撮影
秋好善太郎 編『日本歴史写真帖』, 東光園, 大正2 (1913)
国立国会図書館デジタルコレクション
(きんしゅう/ジンジョウ)遼東半島の突端部の付け根に位置する都市で、現在の中華人民共和国の遼寧省
大連市にある金州区にあたります。西に位置する大連や旅順と大陸を結ぶ要衝として古くから栄え、当時は
城壁に囲まれた城塞都市でした。日清戦争が始まりしばらくした明治27年(1894年)11月、日本軍第2軍が
遼東半島に上陸し、この金州は日清両軍間の戦闘の舞台となりましたが、やがて日本軍の占領下におかれる
こととなりました。
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