雨ぐだ

雨、雨、雨。恨めしく外を眺めながら家ぐだ。
寝違えて首筋は痛いし、ぐぐぐな休日。

唸る。

なるべくエアコンに頼らずに・・・と過ごしているが、
ピンポイントで１時間ほど除湿する。
身体が軽くなったような感じで調子も良くなる。
あんまり湿度が高すぎるのもパソコンに影響ありそうで、
それを考えるとウ～ムと唸ってしまうなぁ。

降ったり止んだり

地震があったかと思えば雨が落ちてきて、
雨足が強くなったかと思えばピタッと止んだりして。
蒸し暑さが増したような気がする。

雨と雨の間

昨日の暑さはどこへ？という肌寒さ。そして雨。
そんなに長い距離を歩いた訳でもないのに、
脹ら脛が軽く筋肉痛。身体の中も外もどんよりだ。
雨の上がった午後に街へ行くという相方に付き合った。
あちこち見て歩くと言うよりは、必要最低限を見た感じ。
帰りには再び雨が降り出した。

そっちかよ

マンションの１０階に住んでいる取引先の人に会った。
やはり上階は揺れも被害も大きかったようだ。
キレイな熱帯魚を飼っていたが、地震で水槽が割れ、
その後の停電などで全滅してしまったらしい。

その事に胸を痛めていると思いきや、
オーディオ機器やＣＤなどが水に浸かって、
それを保護するのが大変だったと言っていた。

暴風の舞い

昨夜から続いていた暴風もようやく静かになりつつある。
家では扉や窓や引き戸が隙間風でガタガタ音を出し、
大きな余震の時みたいな感じで怖い。
事務所に出てくると、今度はビル風が凄くて、
ビュービューボォボォガラガラと色んな散乱物の音がした。

近くの公園に吊られている鯉のぼりも、
体操選手のようにグルグル回転し、
大部分がロープ部分に絡まるようになっていた。

構想外

何となく寄ったディスカウント店で程度のよさげなＷズームを見つけた。
ＥＰ用に安い望遠レンズがあってもいいかなぁ～と思っていたけど、
中古相場よりも安かったので、ちょっと悩んで店員を呼んだ。
画質自体はおそらく同等だろうけど、使い勝手は変わるかな？


キャンペーンで全員プレだったアダプター。
今日、初めて箱を開けて中身を出した。
アダプター付けて、この大きさなら許容範囲なんじゃない。

笑えない笑い話

自転車の左ペダル付近から異音がしていたので、
午前中に異音を慣らしつつ馴染みの輪業店に行ってみた。
「どうも～！大丈夫だった？」と震災挨拶もそこそこに、
親父さんが出てきて、素早く点検をしてペダル交換をしてくれた。
自転車に乗って確認を済ませると店内へ招かれる。
缶コーヒーを渡され、いつもの雑談タイム。

長い付き合いとはいえ、親父さんや息子さんが
何処に住んでいるか、全く聞いたことも無かったが、
うちの家○○だからさぁ～と津波被害の地名が上がって言葉を失う。

親父さん家は床上１０センチの浸水。息子さん家は１メートルの浸水。
親父さんが「畳みも何もかも床のものは全部駄目だわ」と言うと、
息子さんは「電化製品もタンスも衣服も全部水浸し」と言う。
２人とも避難所生活をしながら家に帰って片付けをしていたらしい。
畳１枚は海水を含むと１００ｋｇ近くにもなるらしい。
それらを外に運ぶだけで一苦労だったようだ。

コンデジを取り出し、２００枚ほどの被害画像を見せてくれた。
家財道具が折り重なるように倒れていて、
泥と海草と木材とゴミがぐちゃぐちゃに全てを覆っていて、
何が何だか一見すると分からない状況だった。
車も２台、完全に海水に飲まれてしまって廃車らしい。

震災後、各方面から被害状況話を聞いていたが、
津波で１階は浸水したと言われても、
どんな状況なのか想像すら出来なかったが、
画像で現場を見せられると唖然として言葉にならなかった。

「カミさんと何十年築いてきた何もかもが無くなった」
息子さんの言葉に何と言っていいのか分からなかった。
時間が経過し、気持ちの整理がついているのか、
２人とも笑い話のように笑みを浮かべて語っていたが、
その瞳の奥に無念の気持ちが深く滲んでいた。

部屋のものが倒れたり壊れたりして、
ぐちゃぐちゃだった。なんて言っていたけど、
あの画像を見たら、僕の家は被害なんて言えないレベルだ。

大丈夫な人たちの会話だと、地震・津波・原発と、
ＴＶ映像や報道話に次々及んでいくけれど、
地震の揺れ話も、原発の話も上がらなかった。
１ヶ月以上過ぎても泥まみれ状況は変わっていないのだ。
海産物なども流れ込んでいて異臭が凄いらしい。


避難所と家の往復ばかりだと気持ちが癒えなくて、
震災後１０日目あたりから輪業を再開したらしい。
仕事しに来て、お客さんと笑い話しているほうが、
ずっと気持ちが楽になるんだ～と言っていた。

人木日

日用品を買いに街へ行くという相方に付き合った。
連休初日で混雑しているかと思ったが、
数週間前の異常な混み合いは見られなかった。
よくある休日の人出のような感じである。

駅の土産売場を通りかかると、
震災で甚大な被害のあった笹蒲店が、
商品を限定して販売してあった。
心の中で頑張れ頑張れと繰り返す。
そのうち買おうと思う。

ぶらぶらと歩き回って帰り道。
エンジ色を身につけた応援客が大軍で歩いてきた。
こういうのも懐かしい光景だ。
少しずつ少しずつ通常に戻ってきてるのかな。

猛食音？

プラのリサイクル施設が被災したために、
震災後からプラごみの収集が止まっていた。

１ヶ月以上も溜めおいていて袋もパンパンだった。
何個も置いておくほどスペースに余裕もなく、
圧縮＆隙間ねじ込みを繰り返して１袋で留めていた。

そのプラごみ収集が今週から再開された。
こちらの地区は今日が震災後初。

近隣のゴミ置き場にはプラごみの詰まった袋が、
山になるほど積まれてあるところばかり。
午後に収集車の音楽が聞こえ、
バキバキと収集車の猛食音？が響いていた。