

所々渋滞はあったが30分程で空港に着く。チェックインカウンターは、出発2時間前からなので、まだ開いていない。

ようやくチェックインを済ませ、車椅子はカウンターに預け、空港専用の車椅子でセキュリティチェックへと行く。

フランクフルト空港のAY2822ヘルシンキ便はタラップでの搭乗の為、車椅子専用のトラックに乗り込む。


車が徐々に上昇し非常口から搭乗。

フランクフルトからヘルシンキへ。約2時間半のフライト。

ヘルシンキ空港で出国手続きの後、約9時間15分のフライトで関空に到着。
出発真近に骨折という不幸に出くわし、医師の『何処にいても痛いのは痛いから、個人旅行なら自分たちのペースで旅行すればよい。』という言葉に後押しされ車椅子での旅にいたった。
不安があったが、無事帰国できたのは、現地でたくさんの方々に助けていただいたおかげと心から感謝している。
老若男女を問わず、いろいろな場面で、" Can I help you? "と声をかけていただき、困っている時には必ず助けて貰った。
ある時は車椅子を持ち上げて貰ったり、またある時はホテルまで、スーツケースを運んでいただいたこともあった。教会など訪れた際、必ず誰かが駆け寄って来て、扉を持っていてくれた。
どうしてこんなにさりげなく人に親切にできるのだろうと感心するほど、誰もが気軽に援助の手を差し伸べてくれる。この国では弱者に親切にすることが社会のルールや礼儀として広く定着していることを身をもって体験した。
キリスト教の教えが普及しているからなのだろうか?
たくさんの人の親切に触れ、人が本来持つ優しさや他者に対する思いやりを実感した旅でもあった。
ハード面での充実ぶりも目を瞠るものがある。
リューベックやハンブルグ、ブレーメンではバス、地下鉄、トラムなどの公共交通を利用したが、車椅子でも利用出来るよう全てバリアフリー仕様になっていた。
中世からの石畳の道を大切に保存しながら、目立たないようにレンガの凹凸のない道が併設されていたりする。
国をあげて誰もが暮らしやすい街作りに真剣に取り組んでいる姿を垣間見ることができた。福祉インフラが着実に進められノーマライゼーションの理念が具現化されている。
『禍を転じて福と為す』ではないが、通常では出来ない体験を通して、いつもとは違った角度から訪問地の様々な側面に触れることができ、実りある旅となった。
本日の日程表。

本日の移動コース。(動画)
空港へは列車からタクシーに変更。