ダブリン散策コース
朝、8時ホテル出発
今日は、ダブリン市内にあるHertsの営業所に車を返却する。途中までは順調に走る。
中心部に近づくに従って渋滞してくる
Herts営業所の近くにバーナード・ショー( Bernard Shaw )の生家があるので立ち寄ることにする。途中、見かけたバーナード・ショーという名前のパブ。
バーナード・ショーの生家 ( 車中より撮影 )
家の前に「多くの劇作の著者バーナード・ショーは1856年7月26日この家で生まれた。」と書いたプレートがある。
彼は1925年にノーベル文学賞を受賞している。
無事、レンタカーを返却、渋滞のため予定より倍の時間がかかった。
タクシーを呼んでもらい、今宵の宿 The Gresham Hotel に行く。ここは、司馬遼太郎が「街道をゆく 愛蘭土紀行 1」の取材旅行で滞在したホテルで本の中でも紹介されている。
チェックインには早いので、荷物だけ預ける。
ホテルの向かい側から、ここから、明朝乗車する空港へのシャトルバスが出る。
中央郵便局( General Post Office )
朝方の雨がやみ、たぶんアイルランドに来て初めて見る?青空
1916年のイースター蜂起の際には、アイルランド義勇軍の司令部になりイースター・マンディの日に臨時大統領のパトリック・ピアースが正面入り口の階段で宣言を読み上げた。しかし、蜂起は鎮圧され、首謀者は処刑された。
オコンネルストリート
尖った建造物は、Spireと呼ばれる直径3m高さ120mのモニュメント
オコンネルモニュメント ( O'connell Monument )
リフィ川を渡り、トリニティカレッジへ
1592年エリザベス1世によって創設されたアイルランド最古の大学。オールド・ライブラリーにはケルト芸術の最高峰と称される「ケルズの書」がある。
ケルズの書
豪華な装飾が施された4つの福音書。トリニティカレッジの図書館に約300年にわたって保管され、アイルランド最高の宝のひとつである。入館するために長い行列ができている。
少し割高になるが、オンラインで予めチケットを購入しておけば、すぐに入れる。
中は撮影禁止となっている。
チケット購入のため並ぶ長蛇の列
オールド・ライブラリー2階にあるロングルーム。約20万冊の蔵書が収められている。
胸像が並んでいる
シェークスピア
アイルランド最古のハーブ
ダブリン城
《Dublin Castle》アイルランドの首都ダブリン中心部にある城。リフィー川の南、旧市街のデイムストリートに面する。13世紀初頭、バイキングの要塞があった場所に建造。大部分は18世紀から19世紀に建てられたもので、一部の塔が建造当初のノルマン様式の外観を留めている。創建以来、約750年にわたり英国支配の象徴であり、1922年まで英国の総督府が置かれた。-コトバンクより-
隣りにある市庁舎ホール
クライストチャーチ大聖堂
聖パトリック大聖堂
ガリバー旅行記の作者ジョナサン・スウィフトはこの教会の司祭長を務めた。
スウィフトと彼の永遠の恋人ステラの墓
スウィフトの胸像
スウィフトのデスマスク
市民の憩いの場、セント・スティーブンス・グリーン
グラフトンストリート
昼食
カニの爪、Traditional Fish&Chips
The Oscar Wild House
オスカーワイルドが少年時代を過ごした家。今は、アメリカンカレッジが入っている。
道路を挟んで向かいの公園内。岩の上で寝そべるオスカーワイルドの像。
国立美術館
国立博物館
国立図書館
前を通りかかったら、アイルランドが生んだノーベル賞詩人W・Bイェーツの展示会があったので、のぞいてみる。
The Life and Works of William Butler Yeats
ドラムクリフにあるイェーツの墓の墓碑。
Cast a cold eye
On life, on death.
Horseman, pass by!
「生ける者そして死せる者へと、冷たい視線を、投げかけて、騎士は、通り過ぎてゆく」
詩の風景をスライドで映し出しながら、朗読が流れるコーナーがある。映画「マディソン郡の橋」にも引用されたイェーツの“The Song of Wandering Aengus<さまようアンガスの歌>”がちょうど映し出されていた。
I went out to the hazel wood,
Because a fire was in my head,
And cut and peeled a hazel wand,
And hooked a berry to a thread;
And when white moths were on the wing,
And moth-like stars were flickering out,
I dropped the berry in a stream
And caught a little silver trout.
When I had laid it on the floor
I went to blow the fire aflame,
But something rustled on the floor,
And some one called me by my name:
It had become a glimmering girl
With apple blossom in her hair
Who called me by name and ran
And faded through the brightening air.
Though I am old with wandering
Through hollow lands and hilly lands,
I will find out where she has gone,
And kiss her lips and take her hands;
And walk among long dangled grass,
And pluck till time and times are done
The silver apples of the moon,
The golden apples of the sun.
テンプル・バー
リフィ川の南岸、川沿いに広がる石畳の通り。多くのレストランやパブ、カフェがひしめいている。
創業1840年の老舗パブ The Temple Barで夕食
ライブ
超満員で隅の方にやっと座席を見つける
床にエンブレム
ハーフペニーブリッジ
昔、橋を渡るのにハーフペニーの通行料を課していたことが名前の由来。
橋を渡り
リフィ川を東へと進む
税関
緑の丸屋根に「川の女神」の像がリフィ川を望む。ドーリア式の柱が印象的である。
もう少し進むと、ダブリン港。
アイルランドのジャガイモ飢饉メモリアル
1840年代後半にアイルランドで起こった飢饉。多くの人がアメリカに移住した。
このジャガイモ飢饉はアイルランドに100万人以上の餓死者を出し、人々は生き延びるために先を争ってアメリカ、カナダ、オーストラリアなどに移民として移住していった。アイルランドの人口停滞は続き、1990年現在でアイルランドの人口は350万にすぎず、一方、アメリカには4300万、全世界では7千万のアイルランド系の人が住んでいるといわれる。
オコンネルストリート近くのジェームズ・ジョイス像
夜8時ごろ、ホテルの近くにゴーストバスが停まっていた。
「勇気があるなら、乗ってごらん」とバスに書いてある。夜の教会の墓地とか地下室を周るツアーらしい。エニスの町でもゴーストツアーの看板があちこちにかかっていた。アイルランドでは、ゴーストツアーが人気らしい。
本日の行程
9日目、10日目
ホテル向かいの停留所から空港シャトルバス乗車。チケットは予めオンラインで購入。
ダブリン国際空港
行程