同じ部屋で働くFredは、来週1週間はバケーションでケープコッドへ、
医者のI先生も8月は毎年1週間タイムシェアしているケープコッドの別荘へ、
皆さん夏は1週間のバケーション、そしてケープコッドが大好き。
前回ケープコッド・ドライブをした時に私もケープコッドの素晴らしい自然を知る、そしてケープコッドにはいくつも灯台があり、海岸そばにすっくと立つ姿は美しく、またその背後には歴史も感じられる。
ケープコッドに限らず、この地方の海岸線にはいくつかの灯台があるためボチボチそれらを巡ってみたいと思っている。
その1弾、この有名な灯台 Nauset Light。なぜ有名かと言うと、ボストン周辺に在住の方はすでにお判りと思うが「ケープコッド・ポテトチップ」に印刷されている灯台なのです。
実物を見た途端に「アッ、あの袋と同じだ!」という感動がある。私もこの灯台は単なる絵で実物が全く同じとは思わなかった。
自然の中に立つ灯台の風景、・・・けどなぜ風景の中に海岸線が見えないのでしょう、灯台なのに、という疑問が浮かぶ。
この灯台の歴史をひもとくとその疑問が解ける。ケープコッドの海岸線は岩場ではないため毎年浸食され、この灯台はその土台が海岸線とたった36フィートになるまで浸食されたため、1996年に「灯台移動プロジェクト」により多くの人の協力でこの場所へ移動出来たのでした。土台からジャッキで持ち上げ、ゆっくりとこの重い灯台を動かして行き現在の位置へ設置するとはすごいですね。
灯台がここにあるのは、保存と移動を行った地元などの人々の情熱のおかげなのだな、などと思いながら灯台をもういちど近くからながめる。
灯台の移動プロジェクトは、こちらを参照
http://www.nausetlight.org/
というわけで灯台めぐり、楽しみがまた一つ増えました。