おうまな日々 in東北

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悲劇

2007-07-17 01:11:30 | 余談
福島競馬最終日。
前から競馬好きだとは聞いていたので、一度くらいは競馬場に連れて行ってあげようと考えていた
友人を福島競馬場に連れて行ってあげました。
ちょうどその日は、七夕賞が行われ、
さらに、新馬戦には白毛で注目度が高いユキチャンの出走が予定されていたので、
そういう意味でもいい体験になるんじゃないかな?と思って観に行きました。


まぁある程度予想はしていたのですが、ユキチャン人気はものすごくて、
パドックは人人人の人だかり
いやいやいや、ただの新馬戦ですから
と思っていたのですがね。予想以上に注目されているようです。
なにせ、出てきた瞬間歓声が上がりましたからねぇ~

個人的な印象としては。。。『たしかに白いな。。。』って感じです
そんなに感動しなかった気がする


そんなこんなで初めての馬券を購入し、強い日差しの中お昼を食べ、レースを観戦。
このまま平和に一日が終わるんだろうなあ~と思っていたのですが、
悲劇は起きた。


それは福島7R。
パドックから見ていたボクらは、真剣に馬を観ていました。
そんな中、1枠1番のヤマニンアジャストがチラチラチラチラこちらを
みるではあ~りませんか。

『ん?この子はあまり集中してないのかな?』

な~んてなくらいにしか思わなかったのですが、そのチラ見が印象に残りました。
そして、いよいよレースがスタート
全馬順調にスタートを決め、勝負処へ。
4コーナーから直線勝負へと切り替わり、目の前を走り去ったその瞬間、1頭落馬してしまったのです。
その馬がヤマニンアジャストでした。
ちょうど、僕たちの目の前でフラフラしながら立っていました。

レースは終了。
騎手は倒れていました。
そして、ヤマニンアジャストはいまだにフラフラ。
脚を見てみると、前脚のバンテージが外れているように見えました。

『よかった、これなら故障じゃな・・・』

と思った瞬間、もう1度確認すると、それはバンテージではなくて、彼の脚でした。
そうです。折れていたようなのです(後の発表では脱臼)。
バンテージのように見えたくらいですから、もうダメだと思いました。

それでも彼は必死でこらえようとします。
その度にその故障している前脚も踏み込まなければなりません。
もうその光景を見たくなくなるくらいの気持ちでした。

『早く馬運車を・・・』

それしか考えられませんでした。
そして、馬運車がようやく到着。
しかし、そこでも彼は馬運車に乗るために脚を踏み込まなければなりません。
その光景はずっと忘れないでしょう。


周りにいた人たちは一様に同じ反応でした。

『イヤッ』
『痛そう』
『かわいそう』

中には、

『こんな光景見るために今日福島来たわけじゃないのに・・・』

という声もありました。
一緒に来ていた友人も同じような感じでしたが、それほどショックを受けている様子ではありませんでしたね。
競馬場に初めて来てあの光景を見たら競馬が嫌いになると思ったのですが、そうでもなかったようです。
反対にボクは相当ショックを受けました。

そのあとのレースはもうどうでもよかったですね。
なにせ初めてです。あんな光景を目にしたのは。
しかもパドックで印象に残っていた馬ですからなおさらでした。


競馬場にはもう2度といかない、とか
もう競馬はやめる、とか
そんな感じではないのですが、深く心に残る出来事となりました。



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2 コメント

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私も・・・ (ひろりん)
2007-07-17 21:01:07
私もその目の前にいました。
もしかしたら、junさんのすごく近くにいたのかもしれませんね。
競馬って、馬も騎手も命がけなんだなぁと改めて思いました。
そういう真剣勝負だからこそ競馬に魅力を感じるのかもしれません。
それにしても可哀相でした
返信する
ですよね (じゅん)
2007-07-18 00:18:50
目の前で起こった出来事だけに忘れられませんし、
もう2度と見たくありません。
本当に可哀想でした
返信する

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