Jun Sweets

主婦のレース編みと日々の出来事

ボイス110緊急指令室 第8話(ネタバレあり)

2019年09月08日 | 日々の出来事

渉(手塚とおる)が死んだ。ポケットには自殺を仄めかす遺書が残されていた。

が、渉は雫が殺していた。渉が雫を裏切って樋口を使って海外へ逃げようとしたからだ。

石川(増田貴久)と橘(真木よう子)が現場につくが、

その時、樋口(唐沢寿明)は遺書を見つけて「真犯人は誰なんだ!?未希に何があった!?」と叫ぶ。

雫は凶器を持ち帰り陳列棚に入れた時、少しだが空いていることに気づく。

誰かに立ち入られたと感じた雫は秘書に電話して「自分がいない間に誰か入りましたか?」

と聞くが秘書は「いえ、知りません」と返答する。

渉の死について他殺を疑う物証もなく自殺として処理されそうな状況。

橘は鑑識にボイスレコーダーの音声をコピーしてくれるよう頼む。

橘は樋口に言う。「自殺ではなく他殺。犯人は殺しに長けている。鉄球のような鈍器で殺し、自殺に見せかけた」と。

樋口は3年ぶりに未希の声を聴いたと言い出す。

忙しいあまり会話がなかったため、未希はボイスレコーダーでメッセージを残すようになった。

何か頼まれても悪党を捕まえるのに忙しいと、未希が何を抱えてるのかも知らず、俺は・・・と自分を責めていた。

翌日、樋口は渉の側近を取り調べると言う。石川は「事件は終わった」と言うが、樋口はまだ終わっていないという。

未希が自分を裏切っていたとしても、自分の気持ちは変わらない。

犯人を捕まえるとあの時未希に約束したからと。

樋口は側近に渉との電話の音声を聞かせ、「渉が言っている奴は誰か話せ。

渉は自殺として処理されるが本当に自殺したと思うか?

約束する、渉をこんな目に合わせたやつを俺がムショにぶち込んでやる。知っていることだけでいい。話せ」と説得。

側近はスポンサーがいて、中でも本郷ホールディングスとは特別な関係だったと口を割る。

タブレットで本郷会長の会見を見る橘と樋口。

所有地で土壌汚染があり健康被害があったからそれについての会見だった。

人材を派遣したのは渉の会社クローバーフレンズで下請けはスケープゴート。

本郷ホールディングスが渉に頼んだと推測。路上生活者の集団行方不明も関わっているだろうと。

緒方(田村健太郎)が本郷ホールディングスに関する資料を持ってくる。

本郷会長(伊武雅刀)は土木作業員からトップに上り詰めた人物で、本湊会という会の発起人だった。

その会はいろんな有力者の集まり。なので色んなところにコネクションがあると。

雫についてはゴシップが何一つない。

沖原(木村祐一)の件で参考人聴取を求めているが一向に応じない。

樋口は何度でも続けろ、来ないならこっちから出向いてやると橘に言う。

雫が電子ロックで施錠された部屋に入る。人を何人も殺してきた現場のようだ。

そこで雫は恨んで死んでいった人の声を聴く。まるでそれを音楽をきいているかような様子で。

本郷会長と田所署長(小市慢太郎)が合う。

本郷会長は本来は座るべき人間がいたのを私が追い払ってやった、

本来はお前が座る椅子ではないと田所に言う。

田所は自分にミスがあったなら言ってくださいと答える。

すると、「渉は自殺した。しかし他殺と考え捜査をしている人間がいる」と言う本郷。

それに対し、そんなはずはありませんと返答する田所。

報告は受けた!と言う本郷に「誰からですか?」と田所が聞くもそれには答えず、

俺が買った署長の椅子を返してもらうと言う本郷。謝る田所にすぐに手を打て!と言い放つ。

樋口が資料からクローバーフレンズで集められた路上生活者には共通点があることに気づく。

皆、35歳未満で病歴が一切ない。そして全員が行方不明なのだ。

そこへ地検の特捜部が強行犯係にやってきて、樋口の捜査をするという。

過去の凶悪犯罪事件の犯人確保の際の暴力について捜査すると。

石川が「凶器を持つ人間を宥めて確保しろとでも!?」、

樋口が「何寝ぼけたこと言ってんだ!!誰に指示されたんだ!!」と言っても

特捜部の滝沢が出てきて「容疑があるから捜査するんです」と言って事件の捜査資料を運ぼうとする。

樋口が強制捜査を受けていると知った橘は急いで強行犯係へ行く。

一体何の真似ですか?と橘が聞くが、

滝沢は「犯罪者の取り調べです。ECUの今後については署長から話がある」と。

滝沢に謹慎を命じられ警察手帳も取り上げられ、デスクワークをしてください、

どんな事件があろうと出動は一切認められない、勝手なことをしたらその時点で懲戒免職と言われた樋口。

「やれるもんならやってみろ!!」と言い返すが、「やれるからしてるんです」と滝沢に言われる。

帰る際滝沢が小声で「一杯奢ってください」と田所に言う。

田所はそばに来た橘に「ECUの班長が暴力を!由々しき事態です。ECUの存続について検討する」と話す。

橘は言う。「警察の仕事は悪党を捕まえること。父が殺される前に言った言葉です。

いっそ我々に警察を辞めろと言ってください。その方がこの状況を説明するより簡単でしょう」と。

「何が言いたいんですか?」と言う田所に、橘は「署長は一体何のために警察官になったのですか?」と言い立ち去る。

指令室では樋口の処分次第ではECUが解散されると副室長の落合(安井順平)が不安を漏らしていた。

緒方は「特捜部は間違いなく起訴に持ち込むつもりですよ」と。

樋口と橘が話す。急な圧力に「渉の死を自殺じゃないと判断して我々が捜査していることを犯人は知っている」と。

内通者が教えたんだろ?と樋口が言うと、「樋口がECUとして捜査にあたった現場の詳しい状況まで」と言う橘。

「内通者はECUにいる可能性が高い。3年前の事件当時からこの署にいて、沖原係長の行動を把握し脅迫できる人物。

そしてあまりにも身近すぎて最初から疑いもしない人物」と橘は言う。樋口は何が言いたい?と聞く。

「渉が残したカバンには犯人に関する資料だけが見つからなかった。

あれを保管庫に運んだのは誰ですか?」と樋口に尋ねる橘。

あのカバンを運んだのは石川だった。「あいつが抜き取ったというのか?」と言った時、石川が現れる。

滝沢検事がだれとつながっているかわからなかったと言う石川。橘は立ち去る。

「何の話をしていたんですか?」と石川がきいても答えず、暫くは一人で出動してくれと言って立ち去る樋口。

自宅で陳列棚を眺める雫。その目線の先には橘と樋口のネームが入ったプレートが置かれていた。

「どちらから先に・・・」とつぶやき、楽し気な風で考えている雫。

橘が自宅に帰る。そして、鑑識にコピーしてもらった音声データをチェックしていた。

聞いて違和感を感じる橘。その時部屋の外から音が聞こえる。

鉄球状の物で立てている音、カチカチ顎を鳴らす音、歩く足音から真犯人だと思った橘は樋口に電話をかける。

「真犯人が外にいる。でも出動は他の人を。出動すれば犯人の思う壺です」と。

しかし「出動する!黙ってられるか!!」と言って電話を切り出ようとする。

強行犯係のメンバーにも止められるが振り切って出動する樋口。

包丁を持って玄関の様子を伺う橘。ドアスコープを除くと向こうもこちらを見ていて、

驚いて後ろによろけて尻もちをつく橘。その様子を見て笑う雫。

そして雫はボイスレコーダを再生する。ドアの外から聞こえる音声に驚く橘。

3年前、橘が父の緊急通報を受けた際の音声だった。それも裁判では削除されていた部分の音声。

そこへ樋口から電話が入る。我に返った橘は電話に出て樋口に消えた音声が流れた、真犯人に間違いないと伝える。

雫は一度玄関前から立ち去る。この足音を聞いていた橘はドアスコープで確認後、

現行犯で捕まえるチャンスと考え樋口にも伝える。止められるがどんな時よりも冷静だと言って、

落としていた包丁を拾い、外に出る。

廊下を歩いていくと超音波を流され、音が全く聞こえない。

しかも電気の電源を落とされた。真っ暗な中、恐怖におののく橘に背後から鉄球が振り下ろされそうになった時、

橘の前方から明かりが見え、樋口が駆けつける。犯人は逃げ去った後だった。

橘は樋口に話があると言って、自宅にあげる。犯人は恐怖におびえる自分を見て楽しんでいると。

殺そうと思えば殺せたのにそれをしなかったからだ。

そして、渉の現場にあった未希(菊池桃子)の音声はもあえて残したもの。編集したものだと教える。

 樋口をおとしいれて楽しんでいる、想像以上に得体のしれない怪物だと。

そして内通者の存在、今回の樋口の出動を内通者が検察に報告するはずと告げる。

翌日、樋口が署に行くと既に滝沢たちが来ていて防犯カメラの映像を見ていた。

謹慎中に警察手帳もないのに勝手な出動、この罪は重いと言う滝沢に、

橘が「自宅に不審者が不審者が現れて、同僚の身を案じて来てくれただけで出動ではない」と言うが

事の是非を判断するのは我々だと聞く耳を持たない。そして樋口に依願退職を勧める。

樋口は「俺が警察にいるのがよほど困るんだな。そうなんだろ?」と言うが、

「話し合っても無駄なようですね。起訴させてもらいますよ」と滝沢は最終通告をする。

そこへ石川が来て、「起訴はできません。令状を返還してください」と告げる。

そして「一連の容疑について事件に関係した全ての警官から証言を集め、

それが違法行為ではないことを証明する疎明資料です」と言って資料を滝沢に渡す。

「こじつけがすぎたんじゃないですか?謹慎命令自体不当なんです。」と石川が言うと、

樋口も「立件されるのはお前のほうだ」と滝沢に向かって言う。

有力者の妻、息子などが関わる事件の多くについて滝沢は不起訴にしていたのだ。

樋口に「この事件全て洗ってやる。お前の検事バッジを俺が奪ってやるよ」と言われ、

滝沢が「刑事ごときが生意気に!!」と樋口に殴りかかろうとするも、腕を捕まれねじあげられ、

「本性が出たな!人を脅かすなら人を見てからにしろ!」と樋口に凄まれる。

樋口は「金と権力があろうとも無駄だ。依頼した奴に伝えろ。必ず尻尾を捕まえてやる!!」と言い放つ。

結局樋口の件については令状が返還された。警察手帳も樋口の手に戻る。

樋口は「お前のおかげで助かった」と石川に礼を言う。そして石川を飲みに誘う。

本郷家では本郷が電話で連絡を受けていた。樋口の一件だ。

「刑事一人に何を手こずっている!!さっさと処理しろ!!」と怒鳴る本郷。

食卓には雫の好物が並んでいたが、雫はあまり食べなかった。

雫は「食事に読んだのは口実でしょ?話はなんですか」と聞く。

本郷は「警察から事情聴取を行いたいと連絡があっただろう?

警官殺しがあった日、あの店にいた全員に聞きたいと。念のために弁護士に話しといたから気にするな」と話す本郷。

雫は「父さん、僕の部屋に来た?」と本郷に聞く。

やはり入った人物は本郷だった。並んだ凶器、そして血や髪の毛がついた状態を見て驚き愕然としていた。

しかし、本郷は「行くわけないだろう」と言う。雫は信じてはいないよう。

そして話を変えて「渉が自殺したこと聞いたか?」と聞く。雫は「何か悩んだんでしょうね」と答える。

すると「どうしてお前は先のことを考えず、今この瞬間の欲求だけで行動するんだ!?」と本郷は激高する。

「何が言いたいの?父さん」と言う雫に「何が言いたいかわかるか」と返す本郷。

「父さんは年を取って臆病になった。長生きしてよ。父さんがいないと退屈でたまらない」と言って

雫は持っていたフォークをステーキに突き立てて去る。

再三、本郷ホールディングスに要請をかけていたことで、雫が署に来る。

石川がすれ違った雫を見ておびえた表情をする。

雫はわざわざ引き返して石川に「署長室はどちらですか?」と尋ねるが石川は黙ったまま。

雫はそのまま去り署長室へ行く。

橘が樋口に復元した本当の音声データを聞かせる。聞いて泣く樋口。

早川がいなくなったことで自分に責任があると思っていただけで、未希は家族を大事にしていたのだ。

橘は言う。「奥様は真犯人の何か秘密を知り、それを追って殺されたんです」

「いかれた遊びだ。クローバーフレンズが集めた路上生活者は若くて健康な奴ばかり。

殺人欲求を抱えた真犯人は人殺しを楽しむために彼らを集めた。」と言う樋口。

そこで橘の携帯が鳴る。橘と樋口が署長室に呼ばれる。

雫が署長室に入る。「わざわざ代表自らいらっしゃるとは。

おっしゃっていただければお迎えに参りましたのに」と雫に言う田所署長。

「こちらこそ突然来てしまってすみません」と言う雫。

何度も事情聴取の呼び出しをしたことを謝る田所署長。

しかし雫は「聴取は受けますよ。逃げては誤解されます。しかし年老いた父を来させる訳には」と話す。

そこへ樋口と橘が入ってくる。田所署長が「本郷ホールディングスの社長を犯人扱いするとは何事か!」

と怒るが、雫は橘と樋口に自己紹介する。顔色がみるみる変わる橘。

雫が出て行ったあと、樋口に「奴です。あの事件の犯人の声と同じ。年齢、背格好も一致。

本郷ホールディングスの社長・本郷雫が真犯人」と告げる橘。

それを聞いた樋口は追いかけようとするが橘が止める。

「あいつは楽しんでいる。だから会いに来た。奥さんのウソの告白を流したり、

私の家に襲撃に来たり、何をしても捕まらない自信があるからです。

前科が全くない。本郷ホールディングスという大きな力に保護されてきた。」と言う。

しかし樋口は「法で裁けないなら、俺が裁いてやる」と言って雫を追いかける。

 廊下で「カチカチ野郎!」と言って呼び止める樋口。お付きの秘書も振り払い雫に近づく。

「お前がカチカチ野郎か!お前だったか!!」と言って雫の胸ぐらをつかむ樋口。

雫は冷静に「今の時代、警察官が市民に乱暴しては大事になりますよ」と言う。

「この人殺しが!!」と樋口が言うと小声で「愛する妻の告白、楽しめましたか?」と犯人しか知りえないことを言う雫。

それを聞いて「ぶち殺してやる!!」と激高する樋口に、小声で「実際にぶち殺したことはないでしょ?」とほくそ笑む雫。

つかんだ手を離さない樋口に「度が過ぎると相応の対処をいたします」と言う雫。

「お気に入りの鉄球を振り回しながら頭を勝ち割るか?本性を現してみろ!!」と言う樋口を

田所署長が「樋口警部補。その手を放しなさい。樋口警部補!」と止めに入る。

雫が樋口の手を自分の腕力で離させる。そして面白がる。

その時、指令室から落合がやってくる。

緊急通報で地下鉄の拡張工事を巡って反対派と開発プロジェクトの人間とで暴動が起きていると。

その場所を聞いて雫が反応する。橘がそこはどこの会社か聞くと、そこは本郷ホールディングスだった。

樋口は「時間は十分ある。待ってろ。お前だけは絶対に許さない」、

橘は「あなたを必ず逮捕します」と雫に言う。「いいコンビですね」と言って雫は笑う。

そこへ石川が来る。雫と目線が合う石川。樋口に促され石川は一緒に現場に向かう。

橘も指令室に行く。田所署長が雫に謝るも「楽しかったですよ。会いたい人に会えて」と笑顔の雫。

現場に行く車内で樋口は「本郷雫、真犯人はあいつだ」と石川に教える。

石川は「え?まともに見えましたけど」と動揺するも答える。石川の様子がおかしいと感じたのか

樋口が「必ず奴をあげる」というと、更に動揺したのか石川の目が泳ぐ。

石川が過去を振り返っているであろう映像が流れる。

石川と誰かが何か取り合っている。しかし相手はよろけた拍子に柵の上に倒れ、柵が胸を突き刺すのだ。

現場に着くとまだ暴動は続いていた。樋口たちが止めに入る。

近くに少女が座り込んでいるのを見て「ほら!子供が怪我してるだろう!」と言うとやっと収まり、

樋口は少女を立たせてやる。樋口が少女に「どうしてここに?」と聞くと

親がここで働いているらしく、「もうすぐお父さんの仕事が終わるから待ってた」と樋口に言う。

樋口が応援要請をしたその時、掘削現場のほうでかなり大きな音がする。

トンネル内で崩落が起きたようで作業員がトンネル内から僅かに人が出てくるが、

作業員の多くは安否不明だった。

一番裏切っていてほしく無かった石川が内通者のようです

樋口を慕っていたのにどうして?と思ったのですがなんとなくわかりました。

映像的にはどう見ても偶然の事故と思えるのですが、

石川はそのことを弱みとして雫に握られている。

多分、石川は兄貴と慕う樋口にそのことを知られるのが怖いのでしょう。

雫が怖い怖すぎる

すでに橘と樋口のネームプレートを準備して後はどうやって殺す、

いや楽しむかを考えているよう

父親の本郷会長でももう雫を抑えることはできないのでしょうね。

 


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