福井県の豪雪と平昌オリンピックに気を取られて居たら何と札幌雪まつりが 今日まで開催でした
私が唯一伺ったのは 2月2日で翌日の2月3日の節分の日に 母に受験料が高いので1回こっきりの受験の許可を頂いて挑んだ大学受験
私の誕生日の一か月前の17歳で 今から遥か遠く51年前の出来事でした
故郷から釧路経由で乗った夜行急行の硬い座席に収まり 明け方の眠い中・終着駅の札幌駅のホームに一人降り立ちました
宿泊場所は 雪まつりのメイン会場・大通り公園札幌テレビ塔』の北海タイムス新聞社『廃刊』の経営して居るユースホステル
地元の聞販売店の紹介で『当時は旅行代理店も無くて時刻表の旅館ホテル名簿で探すしか無く』宿泊を取りました
以前も此のブログで載せさせて頂きましたが 若いお兄さんやお姉さん達の大学生と思しき観光客達が大きな大きな大広間の片隅で
如何にも田舎の高校生と思わせる詰襟を着てコートと小さなバックを持ち参考書を見てノートを取っている姿はトテモ異様に見えた様で
私にとっては 大きな体格の良いお兄さんやお姉さんに食事の時もその後の大広間でも『何処から来たの(・・?一人なの?と質問攻めにあいました
私は父が他界した後でしたので進学の道を最から選択せずに高校2年から就職組に入って高校生活を謳歌して居ました
夏休み終わって二学期が始まったその夜に母から進学を勧められて 道内で一回限りの試験を受ける事と約束した夜でした
我々の時代は 旅館やホテルでも無くてお金の持ち合わせの少ない人にがユースホステルはトテモ有り難い宿でしたが 全ての時間が
厳しくて21時が消灯時間・・・・ガヤガヤと暗い中で大声で話す人やお酒をコッソリ飲む『禁酒』人や 賑やかな中で寝られないと
思った時に 横で寝ていた名前も知らぬお兄さんが『皆・いい加減にしろョ 俺の隣に遥か道東から夜行列車に揺られて今朝・札幌に
着き 最初で最後の明日の受験の為に来ている詰襟姿の高校生を見ただろう・・・・ お前ら大人として恥ずかしいと思わないか?
さっさと静かに寝ろ・・・』と言う声と『雪まつりの日に皆で応援してあげようじゃないか』との声が上がり『寝よう』の一言で
一気に大広間から全ての音が消えて暗闇と静けさの中で気が張ってかえって寝られなくなり 布団を被って息を殺した
苦い思い出と翌朝の朝食時と玄関先で泊り客・全員とユースの皆さんに肩を叩かれて励まされた思い出が有ります。
あの時の皆さんはもう既に70をこえて80歳ちかく成って居る事でしょうネ
お陰様で文学部を受験した250人の中で文学部で合格したのが何と私の前席の女の子と二人だけ・・・その頃から運だけで生きてます
雪まつりの季節に成ると 毎年・あの夜の出来事とトテモ大きかった雪像を思い出します
私が雨の日も風の日も危険な場所で仕事をさせて頂いているのは 私がかかわった全ての沢山の皆さんの愛情に育てられた
せめてものお返しのつもりなのです 追記/編集2018.02.18.02.20