十三のカーネルおじさん

十三に巣くってウン十年。ひとつここらで十三から飛び立ってみよう。

神戸へ

2018-05-06 10:52:40 | 散歩

 金曜日の祭日。孫二人と一緒に神戸の異人館へ。神戸は昔から大好きな街。娘たちともよく来た。街に余裕があり、行きかう人もせこせこしてないのもいい。三宮から歩いて坂道を行く。途中大きなライオンの絵。妻がスズキコージだというので足をとめた。スズキコージの絵本との出会いは30年以上前。『大千世界のなかまたち』(福音館書店)。娘が小さいころ、十三から茨木へ引っ越し。本を開けてみると、漢字には私の字でルビが、そして妻の字で日付がかいてある。娘に読み聞かせたのだろう。83ページの本を二日で読んでいる。「ぼくは、子どものころから、自分のまわりに、人間ではない何かの生きものの気配を感じることがあって、それはカやハエでもなく、といって得体の知れないおばけなんかでもなく、知らんぷりしていると、ちゃんと姿をあらわしてくれるのだった. 」ではじまる物語に「ふだん目には見えないだけで、この大千世界には、なんと多くのなかまたちがいっしょに生きて暮らしていることか。」そしていろいろな不思議ないきものが紹介されていく。スズキコージは幼いときに持っていた感性をずっと持ち続けた人だ。その人が前にいた。新しい絵本『コウベッコー」を二冊買いサインをしてもらい、写真も撮らせていただいた。異人館はうろこの館だけで、孫と食欲を満たすために中華街へ。