十三のカーネルおじさん

十三に巣くってウン十年。ひとつここらで十三から飛び立ってみよう。

日本国憲法

2018-05-04 07:44:20 | 大門寺

日本国憲法は昭和21年11月3日に公布、昭和22年に5月3日に施行された。その年の12月4日に東大戦没学生の手記「はるかなる山河に」が出版された。時の東大総長の南原 繁は慰霊祭における告文で『 然し、諸君に告げたいことは、我らの行く手に民族の新たな燭光、大いなる黎明は既に開け初めつつあることである。今や我が国は有史以来の偉大なる政治的社会的精神的変革を遂げつつある。我らはそれを通して平和と道義の真正日本の建設と新日本文化の創造をなさなければならない。これこそは就中我々学徒が精魂を傾けて成し遂げねばならぬ偉業であり、心血を注いでの我らの新たな戦ー『理性』を薔薇の花として、それと厳しき『現実』との融和を図る平和の戦である。』と戦争で命を落とした学生に呼びかけている。日本に悲劇をもたらした大戦を軍閥、超国家主義者等少数者の無知と無謀と野望によって企てられた只戦争一途と、そして没落の断崖目がけて、国を挙げての突入であったと言う。今現行憲法を改正しようとする勢力は信頼できる人間たちであろうか。野望のためには国民をだますことをなんとも思っていない国民に対して敬意を持たない低劣な輩の思いにのってはいけないと思う。5月3日妻と大門寺に行った。連休中のせいか参拝は私たち夫婦と写真を撮る女性のかたであった。寺は改造中で少々落ち着かないが、芍薬が美しかった。