十三のカーネルおじさん

十三に巣くってウン十年。ひとつここらで十三から飛び立ってみよう。

The Rose and the Crane

2018-01-12 08:52:12 | 趣味

 昨日うれしい手紙をもらった。アメリカにいる友人がついに本を出版。応仁の乱の時代一人の若い侍がイギリスにわたりバラ戦争で活躍するという小説。彼がこの小説を書き始めた時から相談にのっていたので特別な感がある。アマゾンで購入できるので早速注文したが私の手元にくるのは一か月さきだろう。


年始によせて

2018-01-06 09:05:08 | 世の中

 今年の正月は酒にひたった。三重の「おかげさま」 新潟の「越の寒梅」兵庫の「播州一献」。広島の「一滴入魂」。娘二人の旦那と飲む酒はじっくり体にしみこんでいった。親というものいくつになっても娘たちの幸せを感じるのはありがたいものだ。酒と言えば河島英五の「時代おくれ」の歌詞が出てくる。「一日二杯の酒を飲み さかなは特にこだわらず マイクが来たなら微笑んで 十八番を一つ歌うだけ 妻には涙を見せないで 子供に愚痴をきかせずに 男の嘆きは ほろ酔いで 酒場の隅に置いて行く 目立たぬようにはしゃがぬように 似合わぬことは無理をせず 人の心を見つめつづける 時代おくれの男になりたい     不器用だけれどしらけずに 純粋だけれど野暮じゃなく 上手なお酒を飲みながら 一年一度酔っぱらう 昔のともにはやさしくて 変わらぬ友と信じ込み あれこれ仕事もあるくせに 自分のことは後にする ねたまぬように あせらぬように 飾った世界に流されず 好きな誰かを思いつづける 時代おくれの男になりたい   目立たぬようにはしゃがぬように 似合わぬことはことは無理をせず 人の心を見つめつづける 時代おくれの男になりたい」 本当に時代おくれの男になりたい。この言葉は子供の時からの願いだったかもしれない。昨年「学生柔道の伝統」という本に出会った。著者は岡野好太郎十段。戦前の武徳会の武術教員養成所出身で柔道特に寝技に一生を捧げた先生といっていい。講道館柔道に欠けていた寝技の研究を六高、八高、名古屋大学の学生を指導しながら進められた。その昇段の速さをみても嘉納治五郎先生も評価していたに違いない。今日本柔道が世界で通用するのも、岡野先生の寝技の研究があったからこそのことだと思う。