十三のカーネルおじさん

十三に巣くってウン十年。ひとつここらで十三から飛び立ってみよう。

西国街道 向日から羅生門

2010-01-25 11:10:08 | 散歩
 日曜日阪急西向日駅から羅生門に向かって出発。駅を降りてまず長岡宮跡により西国街道に戻る。携行したのは、大山崎歴史資料館の「西国街道をゆく」とダウンロードした大阪府の歴史街道ウォーキングマップ。JR向日駅までは同じだが向日駅の線路をはさんで少し道が違う。その確認もしたかったので向日駅に入場。反対側に出ようとしたが東側には出口がなく、再出場。線路沿いに北上トンネルを利用して反対側にでる。トンネルに続く道は街道の雰囲気はない。南に下がり道を探す。向日駅の反対側の道を見つける。「西国街道をゆく」の道だ。この道を東に。しばらく行くと四つ角に愛宕神社の道標。京都の人にとって愛宕信仰は特別な意味を持っている。火事封じの神様。この日昼食をたべたラーメン屋にも愛宕神社の『火廼要慎』のお札が張ってあった。西国街道を京都で探すとき愛宕神社の道標を目安としてもいいのではないか。
街道を歩いていつも感じることだが、街道沿いの古い家の佇まいに心を奪われる。向日市の町屋の前庭の蝋梅の香りが忘れられない。
1長岡京 大極殿跡
 
2向日市商店街





3JR京都線をくぐる

4向日町駅の反対側の道



5国道171を渡る

巌嶌神社

6桂川 久世川原町


7久世橋を渡る



日向地蔵
8吉祥院から九条通

9矢負地蔵 羅生門


西向日の駅を出て、約2時間半。矢負地蔵の裏の児童公園にある羅生門跡のゴールに到着。この東山の霊山歴史館で龍馬展を見学。その後建仁寺の近くの「あじき路地」を探すが失敗。河原町から阪急で帰途につく。


いわゆる小沢問題について

2010-01-20 08:51:26 | 世の中
 毎日新聞テレビを賑わしている小沢問題。これは正義と不義との戦いでなく、官僚組織と脱官僚の戦いであるというのが本質である。さらに注目しなければならないのはマスコミによって国民が巧みに情報操作をされているのに気がつかないことである。情報操作の基本は嘘の情報でもいったん流す。今の日本のマスコミは情報を流せば飛びつき流す。検証能力も何もない。流した者勝ち。そんな情報が真実のものとして民衆の心を操作する。恐ろしいことだ。
 論語に「片言以て獄えを折むべき者は、それ由なるか」と言葉がある。「ちょっと話を聞いただけで訴えを判決できるのは子路だけだ」。検察官は子路のように賢者なのか。どうもそうは思えぬ。情け無き者(誠の無い者)の見方だけで動く組織ではないか。
聖書の中の「あんたたちの中で罪過のない人があったら、その人がまづこの女に石をたたきつけなさるがよい」(トルストイ聖書)の言葉、 小学校の低学年の頃、伊藤大輔監督の映画「レ・ミゼラブル」早川雪洲演ずるジャンバルジャンを追い詰める刑事東野英治郎に小さいなりに憤りを覚えたことを思い出す。
 「角を矯めて牛を殺す」というが、日本という全体を駄目にする動きとしか見えない。
麻生内閣が最後のドサクサに税金を盗んだ2億5千万円はどこに消えたのか。

西国街道 大山崎から向日市

2010-01-18 09:48:16 | 散歩
日曜日の阪急で大山崎へ。大山崎から西向日まで西国街道をウォーキング。昨日何気なく入った靴屋さん。昔の生徒の店で懐かしい思い出話にはずんだ。彼に靴を選んでもらった。
 大山崎町歴史資料館に寄り、小冊子「西国街道をゆく」を購入。2万5千分1地形図に東寺から茨木市東大田までの道が記載されており便利。ヤフーの地図だけでは少しわかりにくい。あわせると確実に街道の跡をたどれる。
1資料館を出て道を北へ。古い趣のある家を散見するようになる。

2大山崎町消防署の前を過ぎ、名神をくぐると急に道は狭くなる。街道の両角は豪邸。

3調子八角の交差点あたりは工事中で道はわかりにくい。角に料亭のある道が西国街道。

4この道は道標があったり、初めての西国街道と刻まれた石柱。


5大阪成蹊大学芸術学部の前に出てくるが高いところに西国街道の標示があるので気をつけよう。


6緑が丘の住宅を過ぎるとレストラン。直ぐの橋を渡り二つに道が分かれるが右の狭い道が街道。すぐに神足商店街の看板。石畳の商店街は閑散としている。この石畳が西国街道。途中NPOの運営する古民家がありそこで軽い昼食。

 
7長い神足商店街を過ぎると、街道を示す新しい石柱。広い道路を渡りしばらく行くと小畑川沿いの道に出るが、歩道がないので竹やぶを過ぎたところで川に下りたところの道に出るのが賢明。
8一文橋を超えると三本の道が見えるが、左の一番細い道が街道。


9阪急の高架をくぐり67号線を横断。細い道をとる。石塔寺を過ぎ次の4差路で今日の予定終了。西向日駅に向かう。ぶらりぶらりの3時間。


初詣

2010-01-03 18:30:26 | 散歩
 『仁和寺にある法師、年寄るまで石清水を拝まざりければ、心うく覚えて、ある時思ひ立ちて、たゞひとり、徒歩より詣でけり。』
徒然草の言葉どおりこの歳になって初めて石清水八幡宮まで大山崎から歩く。大山崎の駅を降りて、171号線を渡り淀川の堤防に出る。桂川 木津川 宇治川三流を眺めながらの歩きはなかなかの贅沢。河原に竹藪が広がっている。たけのこの時期にもう一度来てみたいなんていらぬ思いが頭をかすめる。
堤防の道は小泉川に続き、前方上大山崎ICの高速道路。どれが淀川を渡れる橋かわからないが取りあえず171に出る。道路標示が頼りでダイハツの前から橋に入る。橋の上から河川敷を見ると一本の高い柿の木。いかにも老木。赤い実を散見。
道路が邪魔して合流する景観は望めない。大山崎山荘からの眺めの方がいい。御幸橋を渡って、堤防を枚方の方へ下る。樹齢千年を超えるという楠木の大木を眺めるため。堂々とした姿をすぐに発見。近くで見ると豊臣秀吉の文禄堤を守るように枝を伸ばしている。楠木の横を滑り降り京街道へ。石清水八幡宮への参道へ合流。京阪の踏切を渡ると神社。運動不足がそろそろ露見し始める。高良神社に参り、仁和寺の僧のことが浮かぶ。本殿までの長い階段が重くのしかかるが思い切って登る。その歩みは幼い子と変わらない。どんどん抜かれていくがこれが現実。最初は膝、次に股関節と・・情けない。今年は足を鍛えようと何度も思う。これは石清水八幡宮のご利益か。本殿は人が多い。ケーブルを利用した人も多いのだろう。下りも階段。上りより急。
走井餅を土産に来た道を戻る。途中橋の上からかわせみを発見。生まれて初めて見た。
  



年の初めに

2010-01-02 00:35:48 | 世の中
世の中を憂しとやさしと思へども  飛び立ちかねつ 鳥にしあらねば

世間乎 宇之等夜佐之等 於母倍杼母  飛立可祢都 鳥尓之安良祢婆
                  山上憶良 万葉集893
(この世の中をつらい身も細るような気持ちになるが逃げ出すこともできない。鳥でないので)
フーテンの寅さんじゃあありませんが、閉塞状況の世の中、ついついぐちの一つも口にしたくなるが、ここががんばりどころ、前向きに行きましょう。自分の身は慎み、自分の周りの人間を大事にすることからはじめましょう。
今年の目標はこれです。