ヒマラヤタコノキ 2019-09-20 14:59:26 | 日記 タコノキ科 タコノキ属 原産地 インド 幹の高さ 5m 幹の太さ 20cm 葉の長さ 1m 成長速度 中間 耐寒温度 -3℃ 耐乾性 ? 耐塩性 弱い 適地 日当たりの良い場所 サイズ 中型 インド東北部の標高1000mの場所に自生地があるらしい。タコノキ科の中で最も寒さに強い。根張りも旺盛で、幹の途中から気根が伸びるのでおもしろい。葉の両側に刺が生えている。
アンデスロウヤシ 2019-09-18 17:59:22 | 日記 ヤシ科 アンデスロウヤシ属 原産地 アンデス山脈 幹の高さ 60m以上 幹の太さ 約50cm 羽状葉の全長 約5m 成長速度 遅い? 耐寒温度 約4℃? サイズ 大型 ヤシ科の品種のみならず、単子葉植物としては最も幹が高くなると考えられ、実測は60mで、佐竹利彦氏の記述では100mに達するとのことです。 耐寒性はありますが、高山性のため蒸し暑い環境を嫌うと思われますので、国内での露地栽培は困難ではないかと思われます。幹が蝋のような物質で 覆われており、ここからロウヤシと命名されたようです。
ラフィア・レガリス(和名なし) 2019-09-17 16:23:52 | 日記 ヤシ科 ラフィアヤシ属 原産地 ナイジェリア 幹の高さ 1m未満 幹の太さ 約1m 羽状葉の全長 約25m 成長速度 中間? 耐寒温度 約10℃? サイズ 巨大 全植物中最も葉が長く、葉柄を含めるとその全長は25mに達し、コンゴで実際に計測された数値だそうです。幹はなかなか立ち上がらず、年数を経てもせいぜい1m未満で、地下に潜っているとのことです。一生に一度しか開花せず、結実完熟後は確実に枯死します。コウリバヤシ属もそうですが、巨大な葉をもつ品種にこの性質を持つものが多い感じです。果実の直径は9cmほどあり、花梗の全長は数mくらいに達します。
オオミテングヤシ 2019-09-17 15:20:56 | 日記 ヤシ科 テングヤシ属 原産地 ブラジル 幹の高さ 20m 幹の太さ 約60cm 掌状葉の直径 約4m 成長速度 早い? 耐寒温度 約20℃ サイズ 巨大 コウリバヤシ属に次ぐ巨大な掌状葉で、その直径は4mくらいだそうです。小葉は垂れ下がり、中心部から放射状に円形に伸びて垂れ下がり、葉柄も4mくらいはありそうです。耐寒性はなく、せいぜい亜熱帯くらいが植栽の限界と思われます。果肉は食用になるそうです。葉柄基部は裂けておらず、巨大な掌状葉で裂けないのは比較的珍しいです。
ココヤシ 2019-09-16 20:02:17 | 日記 ヤシ科 ココヤシ属 自生地 熱帯の海岸 幹の高さ 約30m 幹の太さ 約40cm 羽状葉の長さ 約5m 成長速度 中間 耐塩性 極めて強い 耐乾性 中間 耐寒温度 約20℃ 適地 熱帯域の海岸 サイズ 大型 だいぶ前ですが、同じココヤシ属にはブティア属の品種やスジミココヤシ属も入っていました。ブティア属は、ココスヤシとして流通しているようで、当時の分類法に因るのではないかと思われます。現在はココヤシ1品種のみです。原産地は南太平洋説と南米説があるそうですが、南米に自生してる羽状葉ヤシには、花や果実や種子や胚乳がココナッツに似ている品種が多いので、南米原産のような感じがします。というよりも、南米大陸とアフリカ大陸とがつながっていた頃に、共通の品種がこのあたりに分布しており、大陸分割後に南アフリカに残ったのがアフリカチリヤシで、チリに残ったのがチリサケヤシで、熱帯域の海岸に進出していったのがココヤシではないかという気がします。 フタゴヤシに次ぐ大きさの種子で、直径が10cmくらいの球形です。果実は人頭くらいで、種皮との間には硬い繊維状のものが詰まっており、ここは中果皮と言います。 その中に焦げ茶色をした種皮が埋まっており、かなり堅いです。さいわい種孔が3個あり、その穴にストローを挿し込んで果水を飲むことができます。しばしば果水とココナッツミルクが混同されますが、前者は図のように、胚乳の内部の空洞に溜まっている液体のことで、スポーツドリンクのような感じです。ココナッツミルクとは胚乳をすりおろして作った乳白色の液体のことです。 種子の内部に乳白色の胚乳が詰まっており、中心部は空洞になっています。種子の大きさはおそらく植物界ではフタゴヤシに次ぐ大きさではないかと思われますが、オウギヤシの種子もかなり大きく、直径はココナッツと同程度なのですが、半球状をしていますので、体積ではココナッツのほうが大きいようです。ただ、ココナッツの胚乳は中空になっておりますので、内部まで詰まったオウギヤシのほうが胚乳の体積は大きいかもしれません。完熟したオオギヤシの胚乳は石のように硬くて焦げ茶色の毛が生えてあり、食用にはなりません。 塩分がある方が生育は良好で、熱帯アジアの内陸のココヤシ畑では、1本あたり10kgの塩を撒いているそうです。こうしたほうが幹が太くて逞しくなるからだそうです。ヤシ科の品種は比較的塩害に強い品種が多いのですが、塩分があるほうが生育良好というのは、かなり特殊な存在ではないかと考えられます。 熱帯の孤島で生活している人たちにとっては、中東のナツメヤシと同等に必要不可欠な存在であり、でかい種子に胚乳のみならず果水まで入っているというのは、奇跡のような印象です。 完全な熱帯でないと、越冬はしますが果実は完熟前に落果してしまいます。台北ですら良い実はできないそうで、年中開花結実が連続します。