EXOTIC GARDEN

耐寒性の亜熱帯植物の紹介や、その他諸々の話題を取り上げていきます。

ブルサッチヤシ

2019-09-14 11:23:25 | 日記



ヤシ科  サバル属
自生地  キューバ・ジャマイカ
幹の高さ  約10m
幹の太さ  約60cm
掌状葉の直径  約2m
成長速度  遅い
耐塩性  中間
耐乾性 地植えして根が深く張っていれば強い
耐寒温度  約-4℃
適地  日当たりがよく、排水も良好な場所
サイズ  大型

 オニサバルとカササバルに酷似しているらしいですが、やや小型のようです。その一方で、米国のサバル愛好者の掲示板の中には、こちらのほうが大きいという記述も散見されます。高木になると枯れ葉は脱落するようになります。サバル属の品種は亜熱帯産でもかなりの耐寒性を発揮しますから、この品種も関東以西の暖地では露地越冬できそうです。サバル属の品種はなぜか亜熱帯に自生している品種でも寒さに強いのですが、幹が土中に沈み込むという性質も関係しているのかもしれません。土中は空中ほど冷え込まないですし、
 その一方で、露出している掌状葉もあまり寒害を受けませんから、それだけでは説明できないような気もします。本当の理由が何なのかは不明です。知っている人がいたら教えてください。

ソノラパルメットヤシ

2019-09-14 11:07:25 | 日記


ヤシ科 サバル属
原産地 メキシコ
幹の高さ  約10m
幹の太さ  約40cm
掌状葉の直径  約150cm
成長速度 遅い
耐寒温度  約-7℃
耐乾性 強い
耐塩性 中間
適地 日当たりの良い場所
サイズ 大型

 サバル属中唯一葉色が灰白色になる品種であり、観賞価値が高い。苗のときは青白色で、大きくなると変色するようだ。生育が遅いのが欠点だが、幹が立たない頃から開花するので、花が伸びてきたら元から切断して養分の流出を止めると生育が早くなる筈だ.

テングサバル

2019-09-14 11:02:06 | 日記


ヤシ科 サバル属
原産地 中米
幹の高さ 約15m
幹の太さ  約30cm
葉柄の長さ  約3m
成長速度  遅い
耐寒温度  -3℃
耐乾性  中間
耐塩性  中間
適地 日当たりの良い場所
サイズ  大型

 ヤシの専門書には、たいていオニサバルがサバル属中最大であると書いてありますが、これは幹の太さについてのようで、葉冠の径で比較するとこの品種が最大のような感じがします。画像をご覧いただくと判るように、女性の身長が150cmとしても、この倍はありますから、葉柄の全長はすくなくとも3mはありそうです。
 同属中最も耐寒性が弱いのが欠点ですが、ビスマルクヤシよりかは確実に強いので、国内で庭植え可能な掌状葉ヤシとしては最大規模の掌状葉を展開するということが期待できそうです。

ビスマルクヤシ

2019-09-14 10:57:50 | 日記


ヤシ科 ビスマルクヤシ属
原産地 マダガスカル
幹の高さ  約10m
幹の太さ  約80cm
掌状葉の直径  約3m
葉柄の長さ  約3m
成長速度 遅い
耐寒温度  約9℃?
耐乾性 中間
耐塩性 中間
適地 日当たりの良い場所
サイズ 巨大


 今のところ、鹿児島の指宿が露地植え可能な北限だが、十分大きくなればもう少し北でも露地植えできるかもしれないが、未確認である。巨大な掌状葉だけでなく、灰白色の葉色が印象的で魅力的だが、一般家庭には大き過ぎる。10m×10m=100㎡くらいの敷地が必要になってくる。雌雄別株で、枯れ葉は脱落する。興味深いが、本州在住の殆どの家庭では庭植えできないだろう。

オニサバル

2019-09-14 10:51:32 | 日記



ヤシ科 サバル属
原産地 プエルトリコ
幹の高さ  約10m
幹の太さ  約80cm
掌状葉の長さ  約2m
葉柄の長さ  約2m
耐寒温度  約-6℃
耐乾性 強い
耐塩性 中間
成長速度  遅い
適地 日当たりの良い場所
サイズ 大型

 枯れ葉は自然に脱落する。サバル属中最も幹が太い。オキナヤシと並んで、国内の暖地で露地植え可能な掌状葉ヤシとしては最大級である。雌雄同株。幹が立ち上がらない頃から開花する。サバル属中比較的生育が早いらしい。