ムクジャーヤシ

ヤシ科　オニトゲココヤシ属
原産地　アルゼンチン
幹の高さ　　約１０ｍ
幹の太さ　　約３０ｃｍ
羽状葉の長さ　　約３ｍ
成長速度　早い
耐寒温度　　約－１℃？
耐乾性　強い
耐塩性　中間
適地　日当たりのよい場所
サイズ　大型

　幹と葉と花に刺が生える。ジョオウヤシに似ており、葉は粗雑で観賞価値は劣る。枯れ葉は脱落する。果肉と胚乳は食用になるが、種皮は厚くて堅いので、割るのがたいへんである。

トタイヤシ

ヤシ科　オニトゲココヤシ属
原産地　アルゼンチン
幹の高さ　約１０ｍ
幹の太さ　　約３０ｃｍ
羽状葉の長さ　　約３ｍ
成長速度　速い
耐寒温度　５℃？
耐乾性　強い
耐塩性　中間
適地　日当たりの良い場所
サイズ　大型

　ムクジャーヤシの変種で、自生地の緯度からしてこちらのほう寒さに強そうだが、こちらのほうが寒さに弱い。外観はムクジャーヤシとよく似ており、幹と葉と花に刺が生える。枯れ葉は自然に脱落する。果肉と胚乳が食用になるが、ムクジャーヤシの種と同様に種皮は厚くて堅いので割るのがたいへんである。果実と種子はこちらのほうが大きい。

クララヤシ

ヤシ科　ハクセンヤシ属
原産地　メキシコ
幹の高さ　　約６ｍ
幹の太さ　　約３０ｃｍ
掌状葉の直径　　約１５０ｃｍ
成長速度　遅い
耐寒温度　　約－５℃
耐乾性　強い
耐塩性　中間
適地　日当たりが良く排水の良い場所
サイズ　中～大型

　トゲハクセンヤシの変種で、こちらのほうがやや生育が早く、湿気にも耐性がある
らしいので国内向きである。灰白色の葉が見事だ。枯葉は固着するので剪定したほう
が良い。葉柄基部の幹へとつながる部分は叉状には裂けない。乾燥地帯に自生するの
で、庭に植えるときは盛り土をして水が溜まらないようするとよい。雌雄同株。

チャボハクセンヤシ

ヤシ科　ハクセンヤシ属
原産地　メキシコ
幹の高さ　１ｍ未満で、かなりの年数は幹が立たないらしい。
幹の太さ　　約２０ｃｍ
掌状葉の直径　　約１ｍ
成長速度　遅い
耐寒温度　　約－５℃
耐乾性　強い
耐塩性　中間
適地　日当たりが良く、排水の良い場所
サイズ　小～中型


葉色が青～灰白色で美しい。幹がなかなか立ち上がらないらしい。自生地から判断して
乾燥に強そうだが、鉢植えの時は土が乾くと枯れてしまいそうなので、注意が必要だ。

クマデヤシ

ヤシ科　サバル属
原産地　米国南東部
幹の高さ　１ｍ未満
掌状葉の直径　　約１ｍ
成長速度　遅い
耐寒温度　　約－９℃
耐乾性　中間
耐塩性　中間
適地　日当たりの良い場所
サイズ　中型


　幹が土中に潜り、Ｓ字状や逆Ｕ字状に湾曲し、数十年ほど経過しても幹が立ち上がらない。このため、別名ミキナシサバルとも呼ぶ。サバル属の品種では耐寒性は最強である。発芽後７年ほどで開花する。雌雄同株。サバル属の品種の殆どは掌状葉に中肋が伸び、羽状葉を連想するほど外側に湾曲するが、この品種だけは掌状葉が平面的である。チャボサバルとも呼ぶらしいが、サバル属で最も小型なのはフロリダサバルであり、この名称は適当ではないと感じる。