ジェッシーの外耳炎

外耳炎から中耳炎、内耳炎、そして脳脊髄膜炎へと炎症が波及していったアメリカンコッカースパニエル、ジェッシーの通院治療記録

MRI&CT検査

2013-07-18 21:28:41 | 外耳炎・中耳炎・内耳炎
先日のふらつきが脳から来ているものか、耳から来ているものかを確認すべく、キャミック埼玉へと足を運んだ。

キャミックは動物健診センターで、MRIやCTなどの検査を受けることができる。首都圏を中心に5か所ほどがあり、キャミック埼玉は動物病院も併設。検査結果の診断や夜間救急救命病院としても機能している。



ジェッシーは全身麻酔下でMRIとCTの両方を行い、その結果、両耳の中耳辺りに不明瞭な影が認められ、中耳炎が進んだ状態であることが判明。それが原因で平衡感覚を無くし、顔面もマヒしているのであろうという獣医による説明を受けた。これらはレントゲンでははっきりとわからず、MRIを撮ることで初めて診断が確定するようだ。CTスキャンは骨への影響の診断を行うことができる。また、頭部にも炎症のようなものが認められため、後頭部から脳脊髄液採取を行ない、検査機関への提出となった。


脳脊髄液採取のため後頭部を剃毛


キャミック埼玉を利用するには獣医師による紹介が必要である。

ジェッシーの主治医である北川犬猫病院の三枝院長先生が事前に早急に緒手配を下さったが、運が悪いことに、全てのキャミックがその週の土日に行なわれる学会開催のために休診。しかし予約は最短で入れて下さっている。

合わせて職場の年休を取り、平日の首都高で埼玉まで向かうことになった。このようなときに急に年休をとることは職場に迷惑をかけることになるが、家族の一員でもある犬達の生命に関わるような何かが有れば、病院へ運ぶことを優先したい。そのため、ジェッシーがこのような状況になった現在、今の契約においての仕事を継続するのは難しいかなと思うようにもなってきている。


事前に三枝先生が必要書類は送付下さっていたため、私が当日に準備するものはなく、念のために今まで受けた検査結果表や予防接種証明書、マイクロチップナンバー票などを持参した。

ジェッシーの現状は、左右に動いていた眼振は落ち着いているものの、寒気がするのか痛みがあるのか、一日中震えている。右側がマヒしたかのように顔面まで傾きがあり、段差のあるところは怖がり、すぐによろける。半分ほどしか開かないような右目は、見えていないのか手をかざしても降っても眼球の反応が無い。投薬のために口を開けさせると痛いのか悲鳴をあげる。毎日消毒をしていても、右耳から出ていた耳垢腺の脂のようなものは極端に少なくなっている。


よろけてもすぐに支えられるアウトドア用のハーネスが活躍


それらのことから耳の奥で何かが起きていると考えるのが自然であるが、脳の中に異変が起きているのかもという心配を拭うことができなかった。

隋液の検査結果は北川犬猫病院へ連絡が行くようになっている。キャミックの帰りに、MRI等の検査結果書類やメディアを届けがてら板橋区へ立ち寄り、帰路へ着いた。平日の首都高は渋滞していたため、帰宅は21時近く。

現在、応急処置として投薬がなされ、MRI診断他全ての結果は次の予約日までに判明するようだ。全身麻酔下で何らかの措置を行なう可能性もあるようだ。何より早く、痛みや辛さから早く解放してあげたい。ジェッシーはまた痩せて小さくなってしまった。

だけどさすがのアメコカ、食欲だけは変わらず。

マヒのない、口の左側の方で時間をかけて噛みながら一生懸命食べてくれるのが救いである。病気なんかに負けるな、ジェッシー。


平日の首都高は大渋滞


行きも帰りも....



お疲れ様でした~。




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