ジェッシーの外耳炎

外耳炎から中耳炎、内耳炎、そして脳脊髄膜炎へと炎症が波及していったアメリカンコッカースパニエル、ジェッシーの通院治療記録

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憂い

2013-08-29 22:01:21 | 外耳炎・中耳炎・内耳炎
退院後、とても元気になって戻ってきたジェッシー。


しかしその後、再び徐々に悪い方向へと状況が変化していった。主治医である三枝先生に連絡すると、すぐに必要な薬を送付下さった。

脳内に届くという点滴を受け、一時は元気になったのも束の間、再び悪化への道を辿っている。

内耳炎から脳の骨融解まで起きていたことが先日のMRIで判っているが、神経も冒されてしまったことによる麻痺から右目は全く見えておらず、寝起きに手足に力が入らないという状況が頻繁に起きるようになっていた。

しかしながら投薬の効果か、体調の良いときにはテラスや玄関前を歩くことはできていた。トイレも、よろけながらもシート上で行なうことが出来ていた。


ところが今日はとうとう、ストーカージェッシーは我家に来て初めて、私の後を追うことが完全に出来なくなってしまった。


テラスに出たいと元気無く尾を振ったが、動けない


そして恐れていた事態、脳脊髄炎の末期的な症状であろう身体の硬直を繰り返し、悲鳴をあげ、失禁。その後はこん睡状態のように一日中眠っている。


休診日であったが三枝先生に連絡、今後の予測される状況や対応についてアドバイスを頂く。



せめてもう一度、衣笠山でお散歩したいよね、ジェッシー。


次の通院日は予定通り明後日となっている。



8月4日通院日 

2013-08-06 17:00:13 | 外耳炎・中耳炎・内耳炎
退院してから初めての通院は日曜日17時の予約であった。

予約で混んでいるところにどうにか入れてもらったものであるが、三浦半島からの帰りの車で横々道路が渋滞する時間帯と重なる。そのため早め行動でと14時に自宅を出発。

助手席でおとなしく寝ていたジェッシーは、湾岸線に入ったところで突然起き上がり、辺りの匂いで方向確認。



なぜか天井を仰ぐジェッシー


頭が右へ傾斜のため上を向いてしまうのか???

曜日と時間的な関係か、首都高5号線までの道のりはかなり空いていた。


1時間半かからずに板橋区に到着


ジェッシーは退院後、耳は毎日の消毒と包帯交換、投薬、右目の瞬きが出来ないため点眼薬でケアを続けてきた。点滴が効いたようで、入院前に比べると、はるかに元気で震えも止まっている。右への傾きは変わらず、段差のあるところでは怖がる様子が伺える。




診察の順番が来て、抵抗せずに看護師さんに抱えられているところを見ると、まだまだ本調子ではないのだと感じる。




この日は抜糸と、シリンジでの洗浄を丁寧に行って下さった。




イボのような耳垢腺過形成のボツボツ

この大小のボツボツが無数に耳の中にある。これらがあるためにオトスコープでは何も見えないようだ。


いつもジェッシーを甘やかす早苗先生


診察後にはオスワリで、早苗先生が診察室から出てくるのを毎度期待するジェッシー。


ジェッシーは前庭神経に障害を起こし、顔の右側に麻痺が残ってしまっている。右目は瞬き出来ないでいるが見えていないようにも感じている。調べたところ、前庭障害には内耳の前庭部が侵されて発症する「末梢性前庭障害」と、生命維持に不可欠な脳幹が侵されて発症する「中枢性前庭障害」とがあるようだ。

脳幹に問題が起こる中枢性の場合、顔面まひや手足の運動異常などの脳神経症状が現れることがあり、一命に関わってくる。

末梢性の場合は、8歳以上の老犬で突発的に発症することもあり、長い期間かけて治る場合と、治らない場合があるようだ。また、中耳炎、内耳炎へと進み発症したケースでは、眼球の運動を調節する神経も侵され、悪い側の眼球が縮瞳して引っ込み、瞬膜が出てくる症状が現れることもあるそうだ。

ジェッシーは中枢性の疑いがあったが脳脊髄膜検査では検出されなかった。「末梢性前庭障害」に該当するようである。しかもいつまた再発するか判らず、日ごろのケアと観察を怠ることは出来ない。

この日、同じ時間帯に複数頭のアメコカが診察に訪れていた。

そのうち、ジェッシーと同じような症状の犬は二頭、一頭は14歳という高齢で元気も無かった。外耳炎が進行した前庭障害は犬種的にかかりやすい病気の一つであると思う。この子達が少しでも笑顔を取り戻し、痛みと辛さから解放されることができるよう願っている。


※待合室でお友達になったワンズ


チェルシーちゃん


ビリーちゃん



こんなに酷い皮膚炎が薬に頼らず、ここまで綺麗になったと見せて下さった写真にビックリ。


ハナちゃん


見違えるようにフサフサなハナちゃん、完治直前ね。


さて帰路もガラガラだった首都高。湾岸線は大井で故障車情報が出ていたため、横羽線を利用。


画像中央辺りにレインボーブリッジ


久しぶりの横浜西口付近


DoCoMoタワーやランドマークタワーを臨むみなとみらい地区

横々道路に入る頃には闇の中


上り線は逗子インター付近まで大渋滞


そして今日、ジェッシーはようやくエリカラを外すことができた。





見守り下さった皆様、有難うございました。

御心配をおかけしましたが、再び、三枝先生はじめ、北川犬猫病院の皆さまに助けて頂き、ひとまず落ち着きました。

アメコカの耳に終わりは無いという院長先生の言葉を忘れず、これから少しずつ、日常に戻る為にリハビリ散歩でもしてあげようかなと思っています。