拉致 北朝鮮 

人生楽なら苦はないさ(MUYOxpPRF.)

右も左も真暗闇

2009年04月07日 | どうでもいい事


4月はこれで何もないまま終わりそうな気配。なので、いつものように無駄なボヤきで間を埋める。

明後日は、彼らの言葉どおりなら10年も前に成功裏に終わったはずの光明星1号と同じ結果のはずなのに、何故か二番煎じでも栄光に包まれている2号打ち上げ成功が自画自賛されるであろう。

決して費用がいくらかかったとか、「それで、衛星が上がったら何がどうなるの?」などの疑問などかけらも出さないまま。

村上の、春樹じゃなくて龍の方が「あの金で何が買えたか」という本を出したが、(韓国だからアテにならない)推計累算26億ドルという金があればいったい何が買えただろう。

経済効果的には最悪な食料購入であっても、もしかしたら北では奇跡にあたる「餓死者ゼロ」も可能だったのではないだろうか。
もう少し賢く、輸出用製品製造のための設備投資に回していたら相当な経済効果となったのではないだろうか。
(時はおりしも、北京オリンピック景気に沸いていたし)

いわば、太陽政策やら宥和政策やらで手に入れた金が全部このおもちゃに食いつぶされた。

無駄もここまで壮大だと呆れるしかない。
死亡した家族の臓器を提供して、(実際だと特定はできないらしいが)もらって元気になった人がわけのわからん理由で自殺したような、そんな感想。


して、国連にしても国会にしても、面子以外に意味のない事で揉めていた。(国連の結果はまだだけど決まった体で)
国連は最初からアテにならないのでどうでもいいが、国会で反対した共産党の筋はどうなのかと考えた。
(姑息が卑怯を纏っているだけの社民が【棄権】なのは不思議でもなんでもない)

【北ミサイル発射】衆院決議に反対の共産・穀田氏「安保理決議違反断定は容認できず」 - MSN産経ニュース
反対した理由について
「発射されたものがミサイルという前提で、国連決議違反だと断定しており容認できない」
と説明

産経だけしか見当たらない話では怪しいので、あかはたも見てみる。
・・・ん~前日の市田忠義コメントしかないな。

北朝鮮のロケット発射問題/冷静に外交努力尽くせ/市田氏会見
日本共産党の基本的な態度として
「われわれは地域の平和と安定に緊張をもたらす恐れのある行為は自制すべきだと言ってきた。
今回の飛翔体の発射は極めて遺憾だ」

「今後の対応で大事なのは、国際社会が北朝鮮の核開発計画を終わらせることにあり、
この最大の目的の達成のために外交的努力を尽くすこと、
六カ国協議での対話の再開にあらゆる努力を尽くすことだ」

政府が北朝鮮への経済制裁期間の延長・強化の動きを見せていることに対しては、
「(飛翔体が)何かをよく見極めた上で、落ち着いて考えるべき性格のものだ」

ロケット発射に対し「ミサイル防衛」(MD)を発動しようとした日本政府の対応などについて問われ、
「平和的、外交的解決の努力が一番求められている時に軍事的な対応に突っ走り、誤報まで出してかえって国民を不安に陥れた」
「北朝鮮は国際的な数々の無法行為を清算していない国だけに、それに対応するわが国が道理と事実に基づいて説くということをしないと、逆にこちらが立場を失うことになる。
間違ったことには毅然(きぜん)と対応するのは当然のことだが、冷静で落ち着いた外交的努力が何よりも大切だと考える」

ん~どうも切れ味が悪い。しかも共産らしからぬ理論武装の甘さを感じる。
(あたしゃ社会党系は敵視してますが、共産党には是々非々ですのよ。憲法と自党の歴史が関係しなきゃ野党で最もまともだ)
穀田コメントは、荷物が弾頭か衛星かで国連決議違反になるかどうかが分かれるとしたいようだ。

国際連合安全保障理事会決議第1718号 和訳(官報告示外務省第598号)
2 北朝鮮に対し、いかなる核実験又は弾道ミサイルの発射もこれ以上実施しないことを要求する。

ふむ、これだけを見ると「弾道ミサイル以外なら発射しても問題にしないよ」と読めそうな気もする。北朝鮮が正当な権利だと言い張るのと全く同じ解釈なのだろう。
(文章の不備を突いての抜け穴を探素のは、法をかいくぐって来た自民のようで共産らしくないが)
だが、直下にはこうもある。
5 北朝鮮が、弾道ミサイル計画に関連するすべての活動を停止し、
かつ、この文脈において、ミサイル発射モラトリアムに係る既存の約束を再度確認することを決定する。


北の弁護士役をしているなら、「弾頭じゃなければミサイルじゃない」と言い張ってもおかしくはないが、共産党はテポ丼の発射自体に遺憾の意を示していて矛盾。
ミサイルじゃなく自称衛星(のダミー)と言っている(だけで、誰も確認していない)のだから国連決議違反じゃないというならば、何も文句をつける点はなくなる。

「ミサイルかどうかわからないのに、ミサイルだと前提して国連決議違反だというのはけしからん。
だが、地域の平和と安定に緊張をもたらす恐れのある行為なので遺憾だ」

これがおかしい、「恐れのある」と言うのは可能性。それなのに、テポ丼発射がミサイル実験である可能性を無視(あるいは極小化)して「前提にするな」というのは筋が通らない。

MDという言葉に脊髄反応起こしてしまったとしか思えない底の浅さが感じられる。
ミサイルだとの前提を容認してしまえば、MDで対処するのも認めざるを得なくなるので混乱したのだろうか。

たとえ兵器でないロケットであったとしても、ブースターが落下してきた場合に迎撃するのはMDしか方法がないのだが、
共産党は、ロケット打ち上げが失敗してブースターが領内に落下してくる場合は迎撃するなと言うのだろうか。

この辺は、安保に関する理論武装をしてこなかったツケなのかもしれない。
野党に胡坐をかきすぎてきて、とりあえず反対と言っていれば済んだツケが。
非常に残念。



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