
【分布】
北海道に分布。
北米原産の移入種。
毛皮獣などとして養殖されたものが野化したもの。
【特徴】
頭胴長は約40cmで、
尾長は約30cm・雌雄同大。
体色は褐色のものが多いが、淡褐色や灰褐色、黒褐色などの変異がある。
【習性】
平野部の海岸付近の
水辺の林地周辺に多く、
湿原や湖沼、
河川沿いでは内陸部にも進出している。
巣は、湖沼や河川の近くに穴を掘ってつくる。
陸上でも活動するが、
河川や湖水中に入って
甲殻類や魚類をよく捕食することが多く、
水面で遊泳する個体を見ることが多い。
イタチの拮抗種となって
イタチを駆逐するとともに、
地上に営巣する鳥類の天敵になっている。
【類似種とその識別】
狩猟獣の
ハクビシン、テン及びイタチ(オス)の他、
非狩猟獣の
イタチ(メス)、クロテン、オコジョ、イイズナ
に体型が似ている。
これらのうち、
イタチ(オス)やイタチ(メス)、オコジョ、イイズナ
の各種は大きさがはるかに小さい。
テンは
夏毛では顔が黒く、
冬毛では白いので、
頭部が観察できれば識別は難しくない。
クロテンは
ミンクの一部個体に似た体色であるが、
四肢と尾が黒っぽく、
頭部が白っぽいことで区別できる。
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