5月24日〜28日にかけて地中海に浮かぶ島キプロスでのリトリートに参加した。
イスラエルから直行便でわずか1時間弱。空港からはミニバスで西北西へ2時間以上かけて、海沿いの宿泊施設に到着。
車窓から見える景色は、岩肌に背の低い常緑樹がまばらに生えていて、エルサレムに行く道のりとそっくりだった。
イスラエルから直行便でわずか1時間弱。空港からはミニバスで西北西へ2時間以上かけて、海沿いの宿泊施設に到着。
車窓から見える景色は、岩肌に背の低い常緑樹がまばらに生えていて、エルサレムに行く道のりとそっくりだった。
初日は夕方に軽く練習をし、本格的な練習は翌日からスタート。
6:45~7:20 プラナヤマ(呼吸法)と瞑想
7:30~9:30 アーサナ
17:00~18:30 チャンティングとアライメント
普段の生活ではいくら早く目覚めてもなかなかベッドから起き上がれない私だが、非日常のアドレナリンと、自然に囲まれた朝のひんやりと澄んだ空気のおかげで、案外シャキッととスイッチが入る。
プラナヤマは、左右片方ずつの鼻孔で呼吸をするやつがどうも苦手である。右側で息を吐く時、どんなに細くゆっくり吐いても鼻以外から漏れているんじゃないかと思うくらい肺の空気がすぐになくなり、体が硬直して脳が微かなパニックを起こす。
左右の鼻腔で同時に呼吸ができる素晴らしさを噛みしめるのが、私にとってのプラナヤマの時間。
瞑想も先生のガイドで行う。こちらの方は年齢と共に好きになってきている。
神秘体験などをしているわけではないけれど、外の世界と一旦切り離されて自分の内側にある静けさを漂っている感じがとてもいい。
アーサナの練習は全員でフルプライマリーをしたあと、各自の成熟度に合わせてセカンドのアーサナにも取り組む。
初日は油断をしていてスタミナがあまり残らない状態でセカンドに進むことになったので、2日目以降はプライマリーでセーブしながらセカンドに臨んだ。
しかし、いくらセーブしてもダヌーラーサナでスタミナ降下。後屈とはなぜにこうも消耗するのだろう。
それでも、どうしてもカポーターサナまでは辿り着きたい。
今回初参加で同行した娘に、母のいいところを見せたい欲も手伝って、汗びっしょり、体力ギリギリのところを気力で押し切る50歳。
先生の下で連日密度の高い練習をしていると、たったの数日で身体が変わる。特に柔軟性は目に見えて高まり、いつもより深さが出る。
わずか2〜3センチとか数ミリの違いに過ぎないものの、このわずかな違いが体感では桁違いに感じられて面白い。
アシュタンガヨガに出会って15年。
我ながら呆れるほどの超スローペースだが、確実に前に進んでいると思う。
子供時代の私は、かけっこはいつも最後の方で、ドッヂボールでは真っ先に当てられ、体育の成績は水泳以外は軒並み低評価。
ガチガチに固かった身体も、信じがたいことに50歳の今が一番柔らかい。ヨガってすごいな。
朝夕の練習時間以外は基本的に自由行動で、ビーチでのんびりしたり、ハイキングやクルージングなどそれぞれの楽しみ方で過ごした。
忘れがたいブルーラグーン
Nozomi
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