日本に一時帰国する度に私は数冊の本を購入することにしています。
イスラエルでは貴重な日本語の書籍ですから、ネタが尽きないように半年ほどかけてゆっくり読んでいます。最近は少々難解なヨガの経典なども併読しているので、さほど読書家ではない私にはちょうど良い分量です。
数日前から河合隼雄先生が生前に残されたうちの一冊『日本人とアイデンティティ』の文庫版を読んでいます。
アイデンティティという言葉の定義に . . . 本文を読む
イスラエルでは先月の29日にユダヤ暦の5772年の新年を迎えました。
ユダヤ暦は太陰太陽暦なので、一般にいう西暦、つまり太陽暦であるグレゴリオ暦とは対応しておらず、新年をはじめとする様々な祝祭日は西暦上だと毎年のように変動します。
西暦の新年が真冬にやってくるのに対し、ユダヤ教の新年は秋。
しかも「新年はだいたい9月か10月だよね」という曖昧な設定も、長年西暦に慣れ親しんだ私には今ひとつモヤモヤ . . . 本文を読む
今朝、パソコンの画面を開いて真っ先に飛び込んできたのは、米アップル社の創業者スティーブ・ジョブズ氏の訃報でした。
わずか10年や20年そこらで世の中の有り様をガラリと変えてしまった人物の逝去に、ひとつの時代の終息と新たな時代の幕開けを感じ取られている方も多いと思います。
どちらかと言わずとも私はアナログ人間なので、ジョブズ氏の功績を残念ながら漠然としか理解できないのだけれども、今日のヨガの練習 . . . 本文を読む