Iwaoのタルムード 事実は小説より奇なり

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どうして傾聴力が大切なのか2

2018-06-10 19:20:21 | 井戸から出た蛙 大海を見る
3つの「きく」を使い分けよう




周囲の人とのコミュニケーションをうまく取るには、「聞く」「訊く」「聴く」のそれぞれの意味を理解して、使い分けることがポイントです。この法則はビジネスでも当てはまります。

傾聴力が必要な理由


傾聴というと心理カウンセラーやプロコーチといった、特殊な職業の為のスキルのように思われるかもしれません。ですが、傾聴力は社会人基礎力の一つとも言えるほど広く必要とされるコミュニケーション能力です。ビジネスシーンにおいて、傾聴力はなぜ必要なのでしょうか。
信頼関係の構築
傾聴力は、相手と信頼関係を構築するために必要な能力です。ビジネスの場では、意思疎通を図る、論理的かつ端的に伝える、説得や交渉、折衝を行うと言ったコミュニケーションスキルが要求されます。これらのコミュニケーションスキルの根幹となるのは、相手の人となりや考えを理解する傾聴力です。相手の考えや気持ちを的確に読み取れるからこそ、良好な人間関係を構築することが可能なのです。



営業力や交渉力の向上

傾聴力が優れていると、相手との会話の中から顧客ニーズを引き出すことができるようになります。相手の考えに寄り添い共感して意見を探ることで、何を求めているのかを理解できます。その結果、的を射た提案ができるようになるため、売り上げや業績アップにつなげることができるでしょう。
コミュニケーションの失敗を避ける


近年は職場における人材の多様性が増しています。価値観やバックグラウンドが異なるメンバーと共にプロジェクトを推進していく中で、コミュニケーションの失敗による問題や障害の発生が散見されます。勘違いや誤解から指示が伝わらずやるべきタスクが上手く実行されなかったり、相手の感情や思考が理解できず不信感が募ってしまったりと、様々な問題が発生しています。このようなコミュニケーションの失敗を回避するには傾聴力の向上が有効です。傾聴力を高めることで、誤解や勘違いを解消し、相手の考えや指示内容をより的確に理解できるようになります。



人事や管理職にこそ傾聴が必要


社員の話を聴く機会が多い人事や管理職にこそ、より傾聴力が重要であると言えます。若手や中堅層は、自分の意見が上司や経営側に届いている、受け止められていると感じられた場合にモチベーションが高まる傾向があります。部下の話を傾聴することは、信頼関係の構築と人材育成に大きく役立ちます。部下は自分の話をきちんと聞いてくれると感じることができれば、上司に対して信頼を置くようになります。


また、昨今は人事や管理職の仕事において、メンバーの持つ能力や創造性を発揮させる施策がより重要視されるようになってきています。具体的には、「コーチング」や「エンパワーメント」、「パフォーマンスマネジメント」といったスキルや考え方が挙げられます。これらの共通点として、相手の感情や思考を的確に理解し受け止める「傾聴」を行うプロセスが必ず存在します。傾聴は人事や管理職にとって重要なベーシックスキルとなりつつあるのです。


傾聴の効果
傾聴にはどのような効果があるのでしょうか。
相手の考えが理解できる
傾聴は、聴き手の思い込みや判断を横に置き、相手の話に集中して聴くことを意味します。通常の聴き方では気がつかなかった相手の考えや感情が理解できるようになります。
良好な人間関係が築ける
誰しも自分の話を真剣に聴いてくれ、理解してくれる人のことを悪くは思わないでしょう。傾聴は良好な人間関係の構築にもつながります。
相手の自己重要感が高まる
傾聴を行うことにより、相手の心理的充足感が高まります。傾聴は相手の承認欲求を満たし、自己重要感を高める効果があります。
現状を俯瞰的に整理し、新たな気づきが生まれる
傾聴してくれる聴き手がいることで、話し手は現状を俯瞰的に整理することができます。結果、現在抱えている問題について、聴き手が何も助言をしなくても話し手が何かに気づき、新たな行動が生まれることがあります。




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6月9日(土)のつぶやき

2018-06-10 05:05:40 | 本性の場面
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