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Iwaoのタルムード 事実は小説より奇なり

日々の体験の中に真実を学ぶ すべてノンフィクションです

 

SCMについて

2021-04-30 14:39:21 | SCMの紹介
新しい考え方ではないのに呼び方が今までなかったようなので
私が勝手に「SCM」と命名して20年前から経営指導の理論として
使用しています。

セルフ コントロール マネッジメント
とカタカナで書くとちょっとダサいのですが
結構 わかりやすい横文字ではないかと。

経営の成功において最も気を付けるべきことは
経営者が経営をしっかり自分でコントロールできているのか
コントロールできていない状態のものでも
コンテンツがいいからという理由で販売項目に入れたり
優秀だという理由だけで社員を採用したりと
いつのまにか 現場は社長がコントロールできず
自分の思いになかにしっかり収めようとしても
どこでどうなっているのかわからないまま
問題の対応に追われだす

この時すでに経営は破綻しかけているものです

自分がコントロールできる守備範囲や扱える人間関係の力量を大きくすることに
日々の業務の目的を30%くらいの比率で移行されてみてはいかがでしょうか

このように「自分でコントロールできている状態」を最重要視した
経営の方式をSCMと名付けて事業を展開してきました。

SCMを発表して20年たった今ではこの内容もすっかり体系化できて
書籍で販売しようと思えば10巻以上のボリュームで発表できるところまで来ました
また実地的な検証としては72社の実際の企業現場の再建に活用させていただき
2社ほどの例外を除きほとんどパーフェクトに事業の業績回復に成功しました

今後 このような世相で困難な現状に打ちひしがれている経営者や責任者の方々に
少しでもお力になれればと思い この内容を順次ご紹介してゆこうと思います。
率直なご質問等あられる方は 私のメールアドレスにご連絡入れていただければと思います。

メール skim56785678@gmail.com  ジョゼフ 金

それでは今後を楽しみしていただき
さらに日々研鑽を重ねながら精進してゆきたいともいます。
どうぞよろしくお願いします。



世界基準の人材採用基準

2021-04-28 18:22:52 | 経営
世界基準の人材採用基準 


3つしかいらない!

すべての企業が求めている「人材」の3条件
これを満たせばオールランド 

世界基準の人材採用基準 

1 自己の内的動機づけ能力
2 需要 顧客 取引先等のビジネス空間構築能力
3 日々の現実的経験からの学習 フィードバック 検証 セルフ進化能力



SCMについて SelfControlManagement

2021-04-26 11:46:08 | SCMの紹介
SCMとは何か

<SRMと SCM>

S.C.M.  
セルフコントロールマネッジメント:
Self Control Management

~Ai Senseが経営指導の基本として開発したコーティング理論

環境的要因やアイテムの差別化、変化への対応等の要因が重要であるという一般的なマーケッティングの考え方に対して
企業自体が有している人的パワーを最高に活用して企業をさらに発展させてゆこうと言う考え方。

すでに有している企業の人材
内部の人的パワー
経営者の持っている経験 ノウハウ 内的資質
をそのまま活用しバージョンアップする

⇒今から特別な事を始めるのではなく 今までのあるもの 能力を活用する

「特別な事は必要ない 自分自身が本来持っている能力を開花させることが特別な存在になるための第一条件である」

問題は 今の現状で自分自身の本来持っている資質が十分開花することが出来るのかどうか という事




経営しているこちら側の本質が答えとなって外に打って出る


この方法は常に社長自身が今すぐにでも自分の手に届く範囲で始めることが出来、しかも100%自分でコントロールできるので、これをセルフコントロールと言うことにする。


この観点で経営を如何に本来の自分の能力開花にふさわしいスキームに作ってゆくかをマネッジメントする手法をSCMと定義する。

財務的に社長自身が自由に出来る資金もこの範疇に含まれる。
この手法で行くと、すべての側面でいい意味でも悪い意味でもすべてが「社長次第」と言うことになる。(こちらの意思で何とでもなる)

どうして傾聴力が大切なのか3 

2020-11-02 14:58:58 | 井戸から出た蛙 大海を見る
傾聴の「3つの段階」

一口に傾聴と言っても、その「聴けている」度合いは異なります。傾聴には3つの段階があります。

レベル1「内的傾聴」


内的傾聴とは、相手の話を聴いてはいるものの、意識が相手ではなく自分に向かっているような聴き方です。相手の発言が自分にとってはどのような意味があるのか、自分の考えや気持ちに聴き手の意識は向いています。話し手ではなく自分自身にスポットライトが当たっている状態であるとも言えます。


レベル2「集中的傾聴」


集中的傾聴とは、相手の話にしっかりと意識の焦点を当てるような聴き方です。好奇心や集中力が高まり、話の内容だけではなく、体の使い方や表情の変化、間のとり方や感情の揺れ動きといった、様々な情報を読み取ることができます。集中的傾聴が行われているときは、お互いの姿勢が自然と前のめりになっていたりします。聴き手自身ではなく相手にスポットライトがあたっている状態とも言えるでしょう。

レベル3「全方位的傾聴」

傾聴への集中力が高まると感覚が研ぎすまされ、自分と相手だけでなく周囲の空気感や雰囲気などの「場」にも注意を払えるような状態になります。これが「全方位的傾聴」です。

傾聴とは、このレベル3の「全方位的傾聴」とレベル2の「集中的傾聴」を行ったり来たりするような状態を意味します。集中力が低下すると、レベル1の「内的傾聴」状態に戻ります。レベル1の状態に陥っていないか、時々自分自身を観察しながら傾聴できると良いでしょう。



傾聴に必要なスキル、技術


傾聴を行う上で必要となる基本的なスキル、技術について解説します。



態度と姿勢

傾聴を行う際には、話し手に対し「私はあなたの話に好奇心があり、集中して聴きたいと思っている」というメッセージを、態度と姿勢をもって伝えなければなりません。傾聴の姿勢としては、相手の顔や目を見て、表情は柔らかく、姿勢としては前のめりに近い状態になります。ですが、不自然にそのような姿勢を作ると、かえって相手の警戒心や緊張感が高まってしまいます。はじめは無理に傾聴的な姿勢を作ろうとするのではなく、「自分がリラックスした状態であるか」「高圧的な姿勢をとっていないか」の二点のみに絞って注意すると良いかもしれません。



陥りがちな落とし穴と対策

傾聴を行う上で陥りがちな落とし穴とは何でしょうか。その対策も含めて解説します。
信頼関係ができていない

そもそも相手が話をしたいと思えるような関係性が構築できていないケースがあります。日頃から雑談のような簡単なコミュニケーションを重ね、傾聴の前提となる人間関係を育む必要があります。



自分自身の先入観や感情を捨てきれない


傾聴を行う際には、相手の持つ考えや感情を理解し、共感する姿勢が必要となります。自分自身の先入観や感情は横に置いておかなければなりません。内的傾聴状態に陥っていないか注意しましょう。

求められていないのに意見や提案を述べる

よくある失敗にとして、相手から求められていないのに、自分の意見や提案を述べてしまうことが挙げられます。特に経験のあるマネージャーが、経験の浅い部下に対して行いがちなケースです。指導や教育のフェーズとしては有効なこともありますが、傾聴に関しては相手からの信頼を損なう行動です。傾聴することに集中しましょう。



まとめ
• 「傾聴」とは「耳を傾けて熱心に話を聞くこと」。相手の気持ちに寄り添って、注意深く共感的に「聴く」ことを意味する
• 信頼関係の構築、コミュニケーション不全の解消、営業力や交渉力の向上といった効果がある。また、人と多く接する人事や管理職にこそ必要であるとも言える
• 態度や姿勢などスキルは色々あるが、大事なのは相手への好奇心とリラックス。時々自分自身の状態を観察しながら聴こう

SCM 実話 桜庭支配人の現場一直線 第七話

2020-07-07 18:56:50 | SCM ノンフィクション劇場
 桜庭支配人の現場一直線 第七話



・鬼の目に涙

 仕事の鬼、という表現が適切かどうか分からないが、すでに50歳を超えているベテランである石原マネージャーは、どんなに仕事が大変で体がきつくとも、決して弱音をはかなかった。
宴会当日は大学生や高校生の若いアルバイトを使っていたが、こうした若いバイトたちも石原マネージャーにいつも仕事が遅い、配慮が足りない、等の罵声を浴びせられながら、スパルタ式に現場でたたき上げられていた。




そのくせ、バイト学生の面倒見が良くて 親分肌なのだろう、仕事以外にも学生たちのこまごまとして悩み事に相談を良く受けていて、平日でも学生たちが気軽に遊びに来ては、無料奉仕で仕事を手伝って帰っていったりした。
もうこの式場で15年以上もバンケットを仕切ってきた石原マネージャーは、この式場の“影のボス”とも呼ばれていた。

もともとこのハートロード結婚式場は、現社長の母親が女将として活躍して地元で多くの顧客を呼び込んで成功し、その母親と共に忙しいバンケットという裏方の仕事を支えてきたのが石原マネージャーだった。そのうち 女将さんが病気で倒れ、地元のお得意さんとの信頼のパイプはこの石原マネージャーが引き継いできたといっても良かった。

 確かに桜庭支配人にとっては、こうしたタイプのベテラン女性社員と面と向かうのは初めての経験だった。しかも、能力も経験もすべてかなわない相手だった。つっけんどんに見える態度が、最近は嫌がらせにすら感じられ、自分に早く此処から去ってほしい、とでも言っているかのように感じられて仕方が無かった。




 それでも 有島副社長の指導に最後の望みをかけて 宴会に臨んだ。
「始めまして。支配人の桜庭と申します。お料理のお味はいかがですか。?」
なんと切り出していいかわからず、おもむろに名刺を差し出すと
「いつ利用しても気分がいいね、此処は」
地元の農協の定期総会が終わって宴会が始めると 桜庭は早速こうして担当の理事長に
挨拶したが、もう何年も連続して総会を此処でやってもらっているらしく、石原マネージャーも顔見知りらしかった。

「君はここが地元じゃないのかね。千葉のナマリがないね。」
桜庭はこうしたざっくばらんなやり取りになんと言っていいか分からないので
とにかく石原マネージャーを連れてきて挨拶してもらうことにした。


「あら、理事長さんじゃないですか。今年の田植えのときは、また機械かしてくださいね。」
(機械、、、?田植え、、、?)
すっかり溶け込んでしまった石原マネージャーを理事長の横に座らせると、石原さんにもグラスを持たせてビールを注いだ。

「今日は私のおごりで石原さんにもぐいぐい飲んでもらいます。」
すっかり理事長と話が盛り上がってしまった石原マネージャーは 桜庭や理事長の注ぐビールをぐいぐい飲み干していった。底なしに強かった。5杯くらい一気飲みをやっても少しだけ顔を赤くする程度の石原マネージャーは、桜庭にもグラスを渡した。

「石原さん、今日は僕が家に送ってゆくので、石原さんが代わりに飲んでください。」
此処で少し気分をよくしたのか、石原マネージャーは理事長に桜庭のことを話し始めた。
「ねー 理事長さん 聞いてくださいよ。この桜庭支配人って ホンとボンボンで世間知らずで困ってるんですよ、、。横で見ていていつも心配で心配で仕方が無くて目が話せないんですよ、、。」
(へ?心配だったのか、、?)




石原マネージャーが私の悪口を酒の肴に理事長と1時間以上盛り上がって相当良いもまわっていい気分になった頃
「桜庭君、いいかい、とよちゃんは私の大切な人なのよ、大切に大切にして頂戴!」
もう酔った勢いでそれ以降は何を言っているか聞き取れなかったが 理事長も石原さんも相当気分が良かったのだろう、最後に玄関までお送り知るのに3人で肩組しながら理事長を代行の車に乗せた。

 その後有無を言わさず、石原マネージャーをそのまま桜庭の車に乗せると、山奥に有る自宅まで送っていった。

「支配人って少し見直したわ、、、」
「でも さっき理事長にさんざ悪口言ってたじゃないですか。」
「馬鹿ね支配人って、だから女性たちに嫌われるのよ、あれはね、気に入っているって事なの。」
「へ?僕のこと、、、、今まで避けてたくせに。」
「何いってんのよ、避けてたのは支配人のほうでしょ」

自分の方が避けていた、、、そういえば同じようなことを有島副社長にも言われた気がした。
山奥の坂の途中にあるその家は しっかり教わらなければそのまま通り過ぎてしまうような見えずらい位置にあった。





「こんばんわ。奥様をお届けに参りました。」
前もって電話してあったようで 旦那さんがたたみ部屋から出てきて頭を下げた。

あまり話をしないご主人のようで、とにかく安全にお届けしたので帰ろうと思ったところ
「支配人 お茶が入っていますよ。ごはんも食べていってくださいな。さっきは接待でろくに食べれなかったでしょ。」
こうして 石原マネージャーのご家族と夜10時もなろうとしているのに、一緒にごはんを食べることになった。
聞いてみると だんなさんはトラックの運転手をしていて夜9時以降に帰ってくるが、帰ってくると必ずビールを飲んでその後食事にするのだそうだ。
高校2年生になる息子も夜遅くまで遊びに出かけているようだった。
昔はだんなさんは農業をやっていて田んぼも沢山持っていたのだそうだが、今は人に貸していて 繁忙期に借り入れの手伝いに行く程度なのだそうだ。その時に地元の農協から刈り入れの機械を借りてくる、ということだったのだ。





「じゃ おかずはいつ作るんですか?」
「朝 会社に行く前に仕込んでおいて冷蔵庫にしまっておくんですよ」
昼は 会社で宴会のサービスと後片付け、家に帰ればだんなに食事の接待、夜11時頃に皿洗いをしてようやく12時頃に休む、朝は6時には起きて息子とだんなの朝食を作りさらに夕食のおかずを仕込んで会社に来ていたのだ。

 桜庭は石原とよさんがトイレに入っている隙に、台所で皿洗いを始めた。
だんなさんにビールのお酌をして挨拶をして、石原とよさんがトイレから出てくるときには車に乗ろうとしていた。
「明日のあさ 8時には迎えに来ますからゆっくり休んでください。」
その言葉を聞いて石原とよさんの目から大粒の涙が流れていた。