あ～あ（15）：転職話 part.13

７年間勤めた会社も、来週の月曜日を残すだけになった。
一ヶ月後には日本を離れ、異国の地で働く。
もう、時間はあまりない。
それなのに、その現実感がまるでない。
それを、すごく不思議に感じている自分がいる。

これが、３度目の転職。
でも、過去２回の転職とは違っている。
辞めるはずなのに、日本を離れるはずなのに、
今と変わらない日々が続くかのように感じている。

いい意味で解釈すると気負いがないと言えるが、
新しい日々への期待がないとも言える。
一体、何を望み、転職するのか？
いまさらながらだが、
その本当の理由が自分でもわからくなっている。

逃げたい。
そんな気持ちではないことだけは、
はっきりと自覚できるけど、
理由がわからない。
妥協の中での最善の選択。
それだけなのかもしれない。
それにしては、過酷な選択をしたようにも思える。

本当に、わからない。
もう少し、考えてみようと思う、
答えはでそうもないけど。