貞観法 和らぎ通信

和らぎ体操研究会のニュースなどを中心にして記して行きます。

「籠る」ということ その13

2006-11-16 19:30:48 | 「籠る」ということ

太陽の再生を乞う祭り? そのⅡ

 新聞記事を読んだ時から、気にかかっていた、冬至の日に筑波の山裾から昇る「日の出」を対象にした「マツリ」が行われたのではないかという、小山市の寺野東遺跡の地を実際に踏んでみたく思い、数年前のことになりますが現地を訪ねたことがあります。

 春日部~関宿~境~三和~結城と抜けるコースをとってみました。普通であれば4号国道から行く方が便利で時間もかからないであろうとは思ったのですが、遺跡のある台地を鬼怒川・田川の氾濫原の方面から眺めてみたく思い、あえて間道を走って行った訳です。

 結城の町を抜け、田川に沿って低地を行くと左側に台地が見えるようになり、おそらく遺跡はこの辺りであろうと思えた所を台地の方に上って行くと、寺野東遺跡の直ぐ脇に出ることができ、容易に目的へと行き着けました。

 着いてみてびっくりしました。国の指定史跡になっていて、大きな駐車場に真新しい資料館まで出来ていて、遺跡は発掘状況をそのままにして公園化されています。何の整備もされてはいないだろうと勝手に思い込んで出かけていったものでしたから、まったく予想外のことでした。

 訪ねたのが梅雨時で小雨が時折ぱらつくような天気であったのと、時間も午前10時頃だったせいで、誰も史跡公園には見学者の姿がなく、出来立ての資料館の入り口を覗き込んでみると、年配の男性数人の目線が一斉に私の方にそそがれました。

 「見学の方ですか」?と問われ、「はい」と答えると、待っていましたとばかりに、そのうちの一人の方が資料館内と遺跡公園の案内をしてくださいました。この方たちは見学者に案内をしてくださるボランティアの人たちでした。

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